『古今和歌集』論―和歌と歌群の生成をめぐって [単行本]
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『古今和歌集』論―和歌と歌群の生成をめぐって [単行本]

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出版社:笠間書院
販売開始日: 2016/12/06
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『古今和歌集』論―和歌と歌群の生成をめぐって [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    生成の過程から独自の文学として立ち上がる『古今和歌集』の真価を読み解く。歌を撰び、配列を決める編纂作業には、当時の文学的動向、律令精神や宗教・習俗・文化など多岐に渡る動向、撰者達の配慮などが関与した。生成の要因や様相を明らかにし、その意義、構想を探ることで、『古今和歌集』の理解は深化する。
  • 目次

    はじめに
    参考文献

    第一部 『古今集』春・秋・恋の和歌と歌群の生成

    第一章 素性法師「見渡せば」考
    一 はじめに/二 『万葉集』の「見渡せば」/三 『古今集』以前の眺望詩の世界/四 素性法師の歌の特質と「見渡せば」/五 結び
    第二章 貫之の落花の歌について―「散華」との関わりの可能性―
    一 はじめに/二 山高み見つつわが来し/三 志賀の山越え/四 夢の内にも花ぞちりける/五 一一五~一一八番歌について
    第三章 山吹の歌群の生成をめぐって
    一 はじめに/二 山吹歌群の特色/三 『万葉集』の山吹歌との関連/四 他部立におけるよみ人しらず歌の多い歌群と山吹歌群の比較/五 山吹歌群における地名の意義/六 歌材「藤」と屏風絵との関連/七 結び
    第四章 秋歌下 落葉歌群 二八五~二八八番歌について
     ―仏典及び漢詩文受容と歌群生成の一側面―
    一 はじめに/二 ふきなちらしそ山おろしのかぜ/三 ゆくへさだめぬ我ぞかなしき/四 道ふみわけてとふ人はなし/五 ふみわけてさらにやとはむ/六 結び
    第五章 『古今集』の「紅葉」を「幣」に見立てる歌をめぐって
    一 はじめに/二 竜田と幣/三 二九八番歌の手向くる神の解釈/四 秋の山と竜田川/五 幣と手向けて秋はいにけり/六 道真・素性の「幣」の歌/七 結び
    第六章 藤原興風の鏡の歌
    一 はじめに/二 先行文学及び周辺文学における鏡の概要と縁語成立の基盤/三 鏡への信仰の残存/四 先行漢詩の鏡面へのアプローチと興風歌/五 他の興風の歌との比較/六 結び

    第二部 『古今集』「雑歌」の生成

    『古今集』「雑歌」の位置と先行研究
    一 『古今集』における「雑歌」の位置/二 先行文学及び周辺文学の「雑」の内容/三 「雑歌」上下の構成についての先行研究

    第一章 雑歌上の生成
    第一節 雑歌上 巻頭歌考
    一 はじめに/二 問題の所在/三 七夕歌との関連/四 「露」の詠まれ方のバリエーションと雑歌上巻頭八六三番歌/五 「恵みの露」との関連/六 『伊勢物語』五十九段との関連/七 天漢訪問譚との関連/八 結び
    第二節 み山隠れの朽木と花と―兼芸法師の八七五番歌考―
    一 はじめに/二 「朽木」について/三 形と心・朽木と花/四 「み山隠れ」について/五 詞書の「わらひ」について/六 結び
    第三節 蟬の羽の夜の衣は薄けれど―雑歌上 八七六番歌の位置―
    一 はじめに/二 蟬の羽の夜の衣は薄けれど/三 香と方違えと/四 十四首のテーマ
    第四節 「老」の歌群をめぐって
    一 はじめに/二 雑歌上の歌々と「老」の歌群/三 律令精神と「老」/四 『白氏文集』からの影響/五 翁歌との関連/六 「老」の歌群の意義
    第五節 月・老・水の歌群配列をめぐって
    一 はじめに/二 秋の月の定着化と雑歌の月の歌群/三 聖政の喩としての月の運行/四 月と不死・月と水/五 水の歌群の生成/六 月・老・水の歌群配列と『伊勢物語』五十九段及び「哀傷」との関連
    第六節 雑歌上巻末屏風関連歌について
    一 はじめに/二 屏風関連歌が雑歌に収載された要因/三 滝の歌群から九三〇番歌への連続性の意味/四 九三〇・九三一番歌―絵画の恒常性/五 月・老・水の歌群と絵画芸術論と/六 巻末九三二番歌の意義/
    第一章まとめ 雑歌上の構成と生成要因

    第二章 雑歌下の生成
    第一節 「世の中」歌群の生成について
    一 はじめに/二 「世の中」歌群二十八首の雑歌における位置/三 先行漢詩文における「世」・「世の中」/四 『万葉集』への意識/五 結び
    第二節 菅原の里・三輪の山もと・宇治山の歌
     ―雑歌下九八一~九八三番歌をめぐって―
    一 はじめに/二 菅原や伏見の里の/三 三輪の山もと/四 宇治山/五 三首の一貫性と「宿」歌群における位置/六 結び
    第三節 雑歌下「宿」の歌群と『古今集』における「宿」の歌について
    一 はじめに/二 『万葉集』の「宿」と『古今集』の「宿」/三 雑歌下の「宿」の歌群/四 「宿」歌群の生成要因/五 「宿」歌群と『源氏物語』/六 結び
    第四節 「魂」の歌ことば「袖に包む魂」・「夢のたましひ」
     ―『古今集』時代の歌ことば表現の一考察―
    一 はじめに/二 『古今集』雑歌下における九二二番歌「飽かざりし」の歌の位置/三 「衣珠喩説話」を踏まえた『古今集』歌の諸相と「魂」の歌/四 『古今集』周辺に見える『法華経』「衣珠喩説話」関連歌/五 「惑ふ魂」と「夢のたましひ」/六 「袖に包む魂」の歌と『源氏物語』との関連
    第二章まとめ 雑歌下の構成と生成要因
    一 はじめに/二 雑歌下の具体相と生成要因/三 雑歌下の構成

    『古今集』雑歌上下の生成

    おわりに

    初出一覧
    あとがき
    和歌初・二句索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    佐田 公子(サタ キミコ)
    1952年埼玉県生まれ。1981年、日本女子大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期単位取得退学。現在は、東洋学園大学・日本獣医生命科学大学・慈恵柏看護専門学校・早稲田速記医療福祉専門学校・NHK文化センターなどの非常勤講師・短歌結社「覇王樹」編集人。専攻は平安文学、和歌文学
  • 内容紹介

    生成の過程から独自の文学として
    立ち上がる『古今和歌集』の真価を読み解く

    歌を撰び、配列を決める編纂作業には、当時の文学的動向、律令精神や宗教・習俗・文化など多岐に渡る動向、撰者達の配慮などが関与した。生成の要因や様相を明らかにし、その意義、構想を探ることで、『古今和歌集』の理解は深化する。

    【これまでの『古今集』の研究では、伝本研究、表現論、修辞論、歌語研究、歌人研究、享受史研究、構造論や配列論などが活発になされてきた。このような研究において歌や歌群の成り立ちについて部分的に触れた論や注釈書はあるが、その部立内での歌や歌群の生成の要因や様相を中心に据えた論は必ずしも多いわけではなかった。そこで、このような視点に立って稿者が検討を進めていくと、最初の勅撰集として『古今集』が生成されていく過程における具体的な要因や様相及び意義の一端が窺え、『古今集』の文学性を考察することができたので、ここに纏めておくこととした。】……[はじめに]より
  • 著者について

    佐田 公子 (サタ キミコ)
    1952年埼玉県生まれ。1981年、日本女子大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期単位取得退学。現在は、東洋学園大学・日本獣医生命科学大学・慈恵柏看護専門学校・早稲田速記医療福祉専門学校・NHK文化センターなどの非常勤講師・短歌結社「覇王樹」編集人。単著に『古今集の桜と紅葉』(笠間書院、2008年)、『栗木京子の作品世界』(短歌新聞社、2008年)、共著に『類聚国史索引』(笠間書院、1982年)、『平安和歌歌題索引』(瞿麦会、1994年)、『王朝日記の新研究』(笠間書院、1995年)、歌集に『さくら逆巻く』(角川学芸出版、2011年)等。

『古今和歌集』論―和歌と歌群の生成をめぐって [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:笠間書院
著者名:佐田 公子(著)
発行年月日:2016/11/30
ISBN-10:4305708183
ISBN-13:9784305708182
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学詩歌
言語:日本語
ページ数:411ページ ※404,7P
縦:22cm
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