日本の建築意匠 [単行本]
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日本の建築意匠 [単行本]

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出版社:学芸出版社
販売開始日: 2016/12/21
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日本の建築意匠 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    Ⅰ 近代日本の建築における「日本的なもの」と建築家の伝統表現
    第1章 日本建築意匠論序説:日本近代の伝統表現
    1.1 明治の建築における伝統表現
     ──西洋古典主義の構成原理と折衷主義
    1.2 大正の建築における伝統表現
     ──様式論争と鉄筋コンクリート造による伝統表現の試み
    1.3 昭和戦前期の建築における伝統表現
     ──折衷主義的伝統様式の完成とモダニズム建築の伝統表現
    1.4 1950年代の建築における伝統表現
     ──「弥生的なもの」と「縄文的なもの」
    1.5 1960年代以降の建築における伝統表現
     ──メタボリズムの更新可能性とポスト・モダニズムの大衆性

    Column1 万国博覧会の日本館
    Column2 「縄文的なるもの」が語るもの ─白井晟一の創作哲学─

    第2章 近代的テクノロジーという前提:「空間」の伝統表現から「象徴」の伝統表現へ
    2.1 柱と梁と庇の、明るい空間
     ──丹下健三の「弥生的なもの」にみる軸組の表現
    2.2 コンクリートの壁的表現
     ──丹下健三の「縄文的なもの」にみる“日本建築”の象徴化
    2.3 内・外を流動する空間の造形
     ──前川國男による「行為」の空間と「日本的」な佇まい
    2.4 柱と梁の「自抑的な意匠」
     ──吉田鉄郎、および「郵政スタイル」の軸組・各階庇の伝統表現
    2.5 細部(ディテール)よりも比例(プロポーション)で
     ──吉田五十八の鉄筋コンクリート造による平安王朝美の再現
    2.6 建築に“上絵付け”をする
     ──谷口吉郎の「意匠心」と鉄筋コンクリート造の日本建築様式
    2.7 柱の「間(ま)」が併存させる“近代”と“伝統”
     ──大江宏の「混在併存」による伝統表現
    2.8 壁を「屋根」とする
     ──浦辺鎮太郎の「ウラチン庇」にみる“日本建築”の生物学的進化
    2.9 「床」を宙に浮かす
     ──菊竹清訓によるコンクリートの組立建築と架構の象徴表現
    2.10 まちづくりの手がかりとしての「民家」
     ──大高正人のプレファブリケーション工法と傾斜屋根の造形
    2.11 「日本的なもの」を解体し、再構築する
     ──磯崎新による日本建築からの引用手法と「闇(やみ)」の空間

    Column3 折衷の日本の構築─伊東忠太の「法隆寺建築論」と進化主義─
    Column4 山田守の伝統表現 ─和風意匠の抽象化による個人的なイメージの共有─

    第3章 伝統技術の継承と変容:“数寄の美学”から“民家の造形”へ
    3.1 数寄屋を「明朗化」する
     ──吉田五十八の“新興数寄屋”にみる「大壁真壁」と「明朗な平面」
    3.2 数寄屋の古典を再生(リバイバル)する
     ──堀口捨己による「本歌取り」の手法
    3.3 関西風の薄味で自在なデザイン
     ──村野藤吾の“数寄の美学”の創作精神
    3.4 緩勾配・切妻の屋根と象徴的な柱
     ──白井晟一が秋田の風土から導いたもの
    3.5 「箱の解体」により流動する空間
     ──F. L. ライトと弟子たちのプレーリー・スタイルと“日本建築”
    3.6 丸太架構のモダニズム
     ──A. レーモンドとその弟子たちによる“民家的”空間の抽象化
    3.7 ワン・ルームのなかの「鋪設(しつらい)」
     ──清家清の「新日本調」の小住宅と本棟造り風棟持柱の家
    3.8 民家の「象徴空間」を創造する
     ──篠原一男の「第一の様式」、〈白の家〉と〈地の家〉への道程

    Column5 現代建築にみられる「日本的なもの」

    Ⅱ 日本の空間フレームとフォルムを学ぶ
    第4章 中世の社寺建築における「日本的なもの」
    4.1 神秘的な「奥行き」空間
     ──中世和様建築(仏堂)の空間構成の成立過程
    4.2 穏やかで軽快な佇まい
     ──中世和様建築(仏堂)の立面意匠の成立過程
    4.3 野物と化粧:おおらかさから整備感へ
     ──中世和様建築の成立の技術的背景
    4.4 流造りの中世的展開
     ──奥行き空間の創出と連棟式社殿

    第5章 民家プランと構造の基礎知識
    5.1 近世民家の成立
     ──広間型と四間取り・並列型のプラン
    5.2 ベーシック・ストラクチャー
     ──上屋と下屋・四方蓋・四方下屋・四本柱の四つ建
    5.3 日本民家の源流
     ──分棟型民家と多彩な屋根フォルム
    5.4 空間は均質ではない
     ──オモテとウラ/平入と妻入
    5.5 土間と床・座敷
     ──座の多様性と「高さを操作する」

    第6章 日本の都市・集落デザイン
    6.1 京都:1200年間続く都のかたち
     ──都城の完成形の土着化・城下町化・近代化
    6.2 城下町の歴史的展開
     ──5類型と縦町型から横町型への変化
    6.3 町家のかたち
     ──都市に密集して住まう仕掛け
    6.4 農村のかたち
     ──集村から散村への歴史的展開
    6.5 水辺空間と生活の風景
     ──水と暮らしの関わりが生み出す風景

    第7章 日本の空間特性
    7.1 道
     ──到達する道、シークエンス、活動の場、盛り場の街路
    7.2 間接光が織り成す日本建築の光
     ──反射光と透過光
    7.3 空間の仮設性・可変性
     ──祭礼、小屋掛け、空間をつくるおおい・床・仕切
    7.4 ダイナミックバランス
     ──反りの美学、アシンメトリー、天地人、間と余白

    第8章 日本的空間の構造と配置形式
    8.1 軸によって繋がれる空間と時間
     ──水平性と垂直性が重なり合う直線的構造
    8.2 浮遊する平面
     ──無限に重層化される透明空間
    8.3 「奥」を生み出す空間の結合形式
     ──雁行による奥行がもたらす運動性と時間性
    8.4 空虚な余白を包み隠す空間
     ──「奥」を生み出す引力
    8.5 世界の縮図としての空間構成
     ──家と庭とが織りなす日本的コスモロジー

    Column6 かいわい(界隈)─活動が規定するにぎわいの場─

    Ⅲ 構成要素(モチーフ)とマテリアル
    第9章 部位のかたちと構成
    9.1 屋根の多様性
     ──フォルムと素材、妻面と軒裏・組み合わせによるヴァリエーション
    9.2 木割:和のオーダー
     ──部材のプロポーションと配置の規範
    9.3 窓と格子
     ──三つの窓のかたち、茶室の景、格子のヴァリエーション
    9.4 戸・障子と襖
     ──古式開き戸、障子と襖のヴァリエーション、機能的な仕掛け

    第10章 民家のシンボリズム
    10.1 家格の表現としての屋根
     ──妻面と瓦葺・家紋と防火祈願
    10.2 門と式台玄関~座敷
     ──誘いのかたち・接客空間の独立
    10.3 柱:神と福徳・家長のシンボル
     ──大黒柱・カマド神(荒神)・恵比寿柱
    10.4 梁組・小屋組による演出
     ──牛梁・中引梁・投掛梁・枠の内・梁算段・貫束和小屋
    10.5 塗籠から寝間へ
     ──高八方造・雪国の生活と閉鎖性・方位のもつ意味

    第11章 実用から生まれたアノニマスな機能美
    11.1 生産手段としての建築
     ──農作業と養蚕民家のかたち
    11.2 宗教行事と炉端の日常接客
     ──視線による空間秩序・仏壇と部屋飾り
    11.3 風雨と向き合う
     ──外壁の保護・屋敷林・防風と耐風・曲家
    11.4 雪に備える
     ──構造強化・中門造・セガイ・軒下空間
    11.5 火災からまもる
     ──土倉・土蔵の系譜、卯立の成立過程、立地の工夫

    第12章 素材に隠された意味と役割
    12.1 素材原論
     ──自然素材と場所性・連想性・テクスチャー
    12.2 素地と着色
     ──素木と黒木・色付という革新・自然との対比
    12.3 漆喰と紙
     ──白い意匠とプロポーション
    12.4 竹の野趣
     ──自然への連繋・数寄屋と民家の竹使い
    12.5 外部空間のマテリアルデザイン
     ──地域性、真行草、記号的意味、ヒエラルキーとサスティナビリティ
  • 出版社からのコメント

    地域性・時代性を超え見出される「日本的なもの」の再解釈。選り抜き図版見開き読切り!若手の建築・都市景観デザイン設計者必携
  • 内容紹介

    中世の民家や社寺建築から、近現代の建築作品、またはそれらが織り成す農村・都市景観まで、地域性・時代性を超えて見出される「日本的なもの」の再解釈。近代建築家の伝統理解と表現手法/空間フレームとフォルム/構成要素とマテリアルの3部を選り抜きの図版と見開き読切りで構成。若手の建築・都市景観デザイン設計者必携。
  • 著者について

    平尾 和洋 (ヒラオ カズヒロ)
    平尾和洋/立命館大学理工学部建築都市デザイン学科教授。1966年生まれ。

    青柳 憲昌 (アオヤギ ノリマサ)
    青柳憲昌/立命館大学理工学部建築都市デザイン学科講師。1975年生まれ。

    山本 直彦 (ヤマモト ナオヒコ)
    山本直彦/奈良女子大学生活環境学部住環境学科准教授。1969年生まれ。

    大影 佳史 (オオカゲ ヨシフミ)
    大影佳史/関西大学環境都市工学部建築学科教授。1969年生まれ。

    朽木 順綱 (クツキ ヨシツナ)
    朽木順綱/大阪工業大学ロボティクス&デザイン工学部空間デザイン学科准教授。1975年生まれ。

    倉方 俊輔 (クラカタ シュンスケ)
    倉方俊輔/建築史家、大阪市立大学大学院工学研究科都市系専攻准教授。1971年生まれ。

    末包 伸吾 (スエカネ シンゴ)
    末包伸吾/神戸大学大学院工学研究科建築学専攻教授。1963年生まれ。

    中江 研 (ナカエ ケン)
    中江 研/神戸大学大学院工学研究科建築学専攻准教授。1968年生まれ。

    福原 和則 (フクハラ カズノリ)
    福原和則/大阪工業大学ロボティクス&デザイン工学部空間デザイン学科教授。1964年生まれ。

    本田 昌昭 (ホンダ マサアキ)
    本田昌昭/大阪工業大学工学部建築学科教授。1963年生まれ。

日本の建築意匠 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:学芸出版社
著者名:平尾 和洋(編著)
発行年月日:2016/12
ISBN-10:4761532246
ISBN-13:9784761532246
判型:規大
対象:一般
発行形態:単行本
内容:建築
言語:日本語
ページ数:191ページ
縦:26cm
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