歴史の周縁から 先鋒派作家格非・蘇童・余華の小説論 [単行本]
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歴史の周縁から 先鋒派作家格非・蘇童・余華の小説論 [単行本]

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販売開始日: 2016/11/30
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歴史の周縁から 先鋒派作家格非・蘇童・余華の小説論 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    文化大革命の記憶から、中国人気作家、格非(『時をわたる鳥たち』)、蘇童(『妻妾成群』:映画『紅夢』の原作)、余華(『活着』:映画『活きる』の原作)の原点を探る。
  • 目次

    はじめに
     一  格非、蘇童、余華
     二  中国近代文学史における「先鋒派」
    第一部 先鋒派のはじまり
    第一章  蘇州の少年時代〈蘇童〉
      一  サリンジャーとの出会い
      二  蘇州の街角にて(『桑園の追憶』)
      三  初恋をめぐる二つの小説
      四  小説と真実
    第二章  大人の世界への旅立ち〈余華〉 
      一  歯科医から作家へ
      二  『十八歳の旅立ち』
      三  十八歳の誕生日に起こる事件(『四月三日の事件』)
      四  カフカのような摩訶不思議な小説
    第三章  「意味」を探し求めて〈格非〉
      一  創作の始まり
      二  結末のない物語(『烏攸先生を追悼す』)
      三  男の子の歌
      四  「青黄」の意味(『青黄』)
      五  「歴史」の不可能性
    第二部 先鋒派の文学形式
    第四章  虚構のちから〈蘇童〉
      一  『井戸のなかの少年』
      二  少年「僕」の物語:小説中小説【井戸のなかの少年】
      三  青年「俺」の物語:蘇童の小説『井戸のなかの少年』
      四  井戸のなかに映る姿
      五  現実生活を沈殿させたあとの一杯の純粋な水
    第五章  深層の記憶〈格非〉
      一  『痴人の詩』
      二  母への憧憬
      三  過去
      四  反転する「わたし」と「あなた」の世界
      五  オルガンの音色に陶酔して
    第六章  文化大革命と六〇年代生世代〈蘇童〉
      一   先鋒派作家にとっての文革
      二   一九七〇年代の中国(『鉄道に沿って一キロ』)
      三   イメージの漣(『舒家の兄弟』)
      四   文革中にトランプを探して(『ハートのクイーン』)
      五   紅衛兵世代と六〇年生世代
    第三部 先鋒派の周縁
    第七章  歴史の周縁から〈格非〉
      一   一九九〇年代以降の文化状況
      二   北伐戦役(『迷舟』)
      三   抗日ゲリラ(『オルガン』)
      四   ある男の人生と中国近代史(『周縁』)
      五   無数の「歴史」
    第八章  新しい「現実」の構築へ向けて〈余華〉
      一   中国の戦争小説
      二   社会の片隅で活きる(『活きる』)
      三   国共内戦
      四   静寂の声
    おわりに
    付録 「先鋒派」作家インタビュー 
     蘇童訪問録(一九九九年夏)
      ペンネームについて/故郷について/青春時代と読書について/文学の伝統について/自分自身の創作について/新写実
     格非訪問録(二〇〇五年八月)
      研究と創作について/作品発表当時の小説形式における過激さについて/一九九〇年代以降の小説の実験性の弱まりについて/伝統的な方法について/思想の影響について/小説のテーマについて
    余華訪問録(二〇〇五年春)
     創作について/九〇年代以降の小説について/「兄弟」について/外国での余華の影響
    主要参考文献
    日本における格非・蘇童・余華の主要な翻訳
    謝辞
    初出一覧
  • 内容紹介

    文化大革命が終了後、文革の体験をテーマとした「傷痕文学」「尋根文学」が盛んになるが、1990年代を迎える前後に「先鋒派」と呼ばれる作家群が現れた。そのなかの代表的作家、格非・蘇童・余華の3人について、「先鋒派」の原点となった、それぞれの作品を詳細にテキスト分析することにより、これらの前衛的な小説が如何にして誕生したのかを明らかにする。「先鋒派」の現代文学における意味もあわせて考察する。本書は、第1部「先鋒派のはじまり」、第2部「先鋒派の文学形式」、第3部「先鋒派の周縁」の3部構成に加えて、著者のインタビューによる蘇童訪問録・格非訪問録・余華訪問録を収録する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    森岡 優紀(モリオカ ユキ)
    神戸大学大学院文化学研究科満期退学、博士(学術)取得。京都大学大学院人間・環境学研究科満期退学、博士(人間・環境学)取得。現在は、京都大学人文学研究所・学術振興会RPD。専門は中国近代文学、東アジア文化研究

歴史の周縁から 先鋒派作家格非・蘇童・余華の小説論 の商品スペック

商品仕様
出版社名:東方書店
著者名:森岡 優紀(著)
発行年月日:2016/11/10
ISBN-10:449721611X
ISBN-13:9784497216113
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国文学その他
言語:日本語
ページ数:229ページ
縦:20cm
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