貝と文明―螺旋の科学、新薬開発から足糸で織った絹の話まで [単行本]
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貝と文明―螺旋の科学、新薬開発から足糸で織った絹の話まで [単行本]

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出版社:築地書館
販売開始日: 2016/11/30
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貝と文明―螺旋の科学、新薬開発から足糸で織った絹の話まで の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    数千年にわたって貝は、宝飾品、貨幣、権力と戦争、食材など、さまざまなことに利用されてきた。人間の命が貝殻と交換され、幻覚を起こす薬物としても使われ、医学や工学の発展のきっかけもつくる。気鋭の海洋生物学者が、古代から現代までの貝と人間とのかかわり、軟体動物の生物史、そして今、海の世界で起こっていることを鮮やかに描き出す。
  • 目次

    日本の読者のみなさんへ

    プロローグ

    Chapter1 誰が貝殻をつくるのか?
    軟体動物は何種類いるのか
    熱水噴出孔にいる軟体動物
    軟体動物とはどんな生き物か
    ことの始まり──バージェス頁岩(けつがん)
    軟体動物の祖先?──ウィワクシア
    軟体動物が先か、貝殻が先か
    防弾チョッキに穴をあける歯──削り取り、噛み砕き、つき刺し、銛(もり)を打つ
    サーフィンを覚えた巻貝──足
    1000に1つの殻の使い方──外套膜(がいとうまく)

    Chapter2 貝殻を読み解く──形・模様・巻き
    イポーの丘で見つかった巻貝
    螺旋の科学
    貝殻をつくる四つの原則
    貝殻の仮想博物館──考えられる限りの貝殻の形
    なぜ形が重要なのか
    右巻きと左巻き
    自然界のお遊び──模様
    マインハルトのシミュレーション・モデル
    理論を裏づける証拠
    軟体動物の日記を解読する
    コウイカの模様の解明北極地方の落葉樹林

    Chapter3 貝殻と交易──性と死と宝石
    貝殻の持つ神秘の力
    最古の宝飾品
    不平等の兆候
    世界中で使われたスポンディルスの貝殻
    旅するタカラガイ──貨幣
    奴隷とタカラガイ
    ヤシ油と貝殻貨幣

    Chapter4 貝を食べる
    セネガルのマングローブの森で
    イギリス人と貝
    好ましい海産物?
    事件の全容──貝毒による被害の原因
    誰がシャコガイを食べたのか
    カキの森の守護者──ガンビア
    トライ女性カキ漁業者協会
    2日にわたるカキ祭り

    Chapter5 貝の故郷・貝殻の家
    失われたカキ漁
    カキと生物群集
    カキ漁の復活をめざして
    カキの冒険
    生育の足場になるカキ殻
    共同体をつくる炎貝
    ヤドカリ──殻をつくるのをやめたカニ
    順番待ちするオカヤドカリ
    ヤドカリに居候する生き物たち

    Chapter6 貝の物語を紡ぐ──貝の足糸で織った布
    海の絹でつくられた伝説の布
    ピンナの足糸
    シシリアタイラギと海の絹
    海の絹の神話と現実
    海の絹の産地──ターラントとサルディニア
    海の絹を織る姉妹
    海の絹の殿堂──足糸(そくし)
    極秘の足糸の採取方法
    シシリアタイラギと共生する生き物

    Chapter7 アオイガイの飛翔
    殻をつくるタコ
    オウムガイの殻
    アンモナイトが祖先?
    蛇石(へびいし)と雷石(かみなりいし)
    肥料になったコプロライト(糞石)
    アンモナイトかアンモノイドか
    白亜紀末の大量絶滅とアンモナイト
    19世紀にアオイガイを調べた女性──お針子から科学者へ
    自分で殻をつくるアオイガイ
    アオイガイの奇妙な性行動
    ジェット噴射

    Chapter8 新種の貝を求めて──科学的探検の幕あけ
    オウムガイでつくられた器
    海外遠征した博物学の先駆者たち
    科学的探検の幕あけ
    新種の貝を求めて太平洋を横断──ヒュー・カミングの探検
    2度目の探検──中南米の太平洋岸
    サンゴ三角海域へ──フィリピン諸島
    商取引されるオウムガイ
    カミングの標本と有閑階級
    ロンドン自然史博物館に収蔵されたカミングの貝コレクション
    貝の図鑑──『アイコニカ』と『シーソーラス』

    Chapter9 魚を狩る巻貝と新薬開発
    イモガイの秘密をあばく
    複合毒素の複雑な作用
    貝毒から薬をつくる
    生物接着剤になったイガイの足糸
    二枚貝がつくり出す液状化現象
    割れない殻の秘密──真珠層
    巻貝の鉄の鱗
    危機に瀕するイモガイ

    Chapter10 海の蝶がたてる波紋──気候変動と海の酸性化
    海の蝶を訪ねて──グラン・カナリア島
    海の蝶の不思議な生態
    酸性度の問題
    石灰化生物たちの困惑
    軟体動物が受ける酸性化の影響
    死滅への道を歩む海の蝶
    海の蝶の糞の役割
    生態系を調べる手段
    酸性化の時間
    海の酸性化と科学者
    人間の活動と海

    エピローグ
    貝の蒐集について
    用語解説
    謝辞
    訳者あとがき

    本文に登場する書籍(原著名)の一覧
    参考文献
    索引

    地図
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    イギリス
    イタリア
    太平洋
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    スケールズ,ヘレン(スケールズ,ヘレン/Scales,Helen)
    イギリス生まれ。海洋生物学者。ケンブリッジを拠点に活動している。学位論文は、巨大な絶滅危惧種の魚をボルネオで探すこと。BBCラジオにたびたび出演し、サーフィンの科学、サメの頭脳の複雑さなどをテーマに、ドキュメンタリー番組を放送している。王立地理学会の会員。ケンブリッジ大学で教鞭をとっている

    林 裕美子(ハヤシ ユミコ)
    兵庫県生まれ。信州大学理学部生物学科卒業。同大学院理学専攻科修士課程修了。おもに生命科学分野の英日・日英の技術翻訳を得意とする、HAYASHI英語サポート事務所を運営。大学で学んだ生物学・生態学の知識を生かすために、さまざまな団体に所属して環境保全活動にも携わる。宮崎野生動物研究会(アカウミガメ保護)、ひむかの砂浜復元ネットワーク(砂浜保全)、てるはの森の会(照葉樹林の保全)、信州ツキノワグマ研究会など
  • 出版社からのコメント

    気鋭の海洋生物学者が、古代から現代までの貝と人間とのかかわり、
    軟体動物の生物史を鮮やかに描き出す。
  • 内容紹介

    数千年にわたって貝は、
    宝飾品、貨幣、権力と戦争、食材など、
    さまざまなことに利用されてきた。
    人間の命が貝殻と交換され、
    幻覚を起こす薬物としても使われ、
    医学や工学の発展のきっかけもつくる。
    気鋭の海洋生物学者が、
    古代から現代までの貝と人間とのかかわり、
    軟体動物の生物史、
    そして今、海の世界で起こっていることを鮮やかに描き出す。
  • 著者について

    ヘレン・スケールズ (ヘレン スケールズ)
    イギリス生まれ。海洋生物学者。
    ケンブリッジを拠点に活動している。
    学位論文は、巨大な絶滅危惧種の魚をボルネオで探すこと。
    カリフォルニアでサメに標識をつけたこともあり、
    アンダマン海にある100の島々のまわりでとれる海の生き物のリストをつくるのに1年を費やしたこともある。
    BBCラジオにたびたび出演し、サーフィンの科学、サメの頭脳の複雑さなどをテーマに、ドキュメンタリー番組を放送している。
    王立地理学会の会員。ケンブリッジ大学で教鞭をとっている。

    林 裕美子 (ハヤシ ユミコ)
    兵庫県生まれ。信州大学理学部生物学科卒業。同大学院理学専攻科修士課程修了。
    おもに生命科学分野の英日・日英の技術翻訳を得意とする、HAYASHI英語サポート事務所を運営。
    監訳書に『ダム湖の陸水学』(生物研究社)、『水の革命』(築地書館)、訳書に『砂──文明と自然』(築地書館)、『日本の木と伝統木工芸』(海青社)。 大学で学んだ生物学・生態学の知識を生かすために、さまざまな団体に所属して環境保全活動にも携わる。
    宮崎野生動物研究会(アカウミガメ保護)、ひむかの砂浜復元ネットワーク(砂浜保全)、てるはの森の会(照葉樹林の保全)、信州ツキノワグマ研究会など。

貝と文明―螺旋の科学、新薬開発から足糸で織った絹の話まで の商品スペック

商品仕様
出版社名:築地書館
著者名:ヘレン スケールズ(著)/林 裕美子(訳)
発行年月日:2016/11/30
ISBN-10:4806715271
ISBN-13:9784806715276
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:生物学
言語:日本語
ページ数:365ページ
縦:20cm
その他: 原書名: SPIRALS IN TIME:The Secret Life and Curious Afterlife of Seashells〈Scales,Helen〉
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