破壊のあとの都市空間―ポスト・カタストロフィーの記憶(神奈川大学人文学研究叢書) [単行本]
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破壊のあとの都市空間―ポスト・カタストロフィーの記憶(神奈川大学人文学研究叢書) [単行本]

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出版社:青弓社
販売開始日: 2017/02/25
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破壊のあとの都市空間―ポスト・カタストロフィーの記憶(神奈川大学人文学研究叢書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    革命と内戦、蜂起と襲撃、国家間の戦争と自然の荒ぶる力にのぞんで、加害と被害、騒乱と破壊、壊滅と再生の現場としての都市空間は、「あの日のあと」=ポスト・カタストロフィーに何を残したのかを、10人の論考とアーティストたちへのインタビューを通して描き出す。災害がたえず起こり、分断が世界中に亀裂を走らせるいま、破壊の「あと」を具体的な都市表象から考察し、「都市を生きること」を問う新しい都市論。
  • 目次

    はじめに 熊谷謙介

    序章 ポスト・カタストロフィーの都市とは何か――パリ、ニューヨーク、ヒロシマ、ナガサキ 熊谷謙介
     1 意味が重層する場――パリ、共和国広場
     2 「不在の反映」――ニューヨーク、グラウンド・ゼロ
     3 モニュメント、メモリアル、遺構、墓――ヒロシマ、平和記念公園
     4 現在進行形の廃墟――ナガサキ、旧浦上天主堂

    第1章 禁域の効能――欲望喚起装置としての「内裏」と、古代都市平安京の消長 深沢 徹
     1 はじまり(傍点4字)としての遷都――『平家物語』の場合
     2 移動する都市の中心軸――『池亭記』の場合
     3 空洞化する平安内裏――『新猿楽記』の場合
     4 禁域としての私秘空間――『方丈記』の場合

    第2章 瞬間と持続、暴力と審美化の間で――リスボン大震災からフランス革命に至る時期の廃墟イメージ 小澤京子
     1 崩落の光景
     2 永続と瞬間――廃墟をめぐる二つの時間性
     3 瞬間性と仮設性

    第3章 「古きパリ」の誕生――フランス革命後のもう一つの都市再生 泉 美知子
     1 革命期のパリの破壊
     2 景観への新たな眼差し
     3 「古きパリ」の誕生へ

    第4章 カタストロフィーを生き抜く――『風と共に去りぬ』スカーレットとアトランタ 山口ヨシ子
     1 スカーレットはアトランタと同い年
     2 鉄道から生まれ、鉄道とともに発達した町
     3 アトランタ陥落
     4 「フェニックス・シティ」とその人種問題
     5 『クランズマン』『国の創生』から『風と共に去りぬ』へ

    第5章 パリは燃えているか?――パリ・コミューンの廃墟をめぐって 熊谷謙介
     1 火災とイコノクラスム
     2 「語られる」廃墟――文学者たちのコミューン
     3 「撮られる」廃墟、「売られる」廃墟
     4 都市の再生?――チュイルリー宮殿とサクレ・クール寺院

    第6章 グロテスク・フォトモンタージュ・ニュービジョン――第一次世界大戦後ベルリンの視覚文化に見る都市と身体 小松原由理
     1 スペクタクルとしての第一次世界大戦
     2 都市情報紙からリトファス柱へ――ベルリン一九二〇年代視覚文化層を形成する十九世紀的土壌
     3 グロテスクという手法――ジョージ・グロスとオットー・ディックス
     4 フォトモンタージュという手法――都市と身体の部分化と再編成
     5 ニュービジョンという手法――都市の身体に内蔵されたカメラ・アイ
     6 再び消えゆく都市と人間の身体

    第7章 〈関東大震災〉の記号学――秋田雨雀「骸骨の舞跳」をめぐって 日高昭二
     1 あなたも然んなことを信じてゐるんですか
     2 この顔を見て呉れ給へ
     3 何も知らされてゐない。また何も知ろうと思つてゐない
     4 骸骨よ、跳り出せ!

    第8章 二十世紀ローマの二つのカタストロフィー(?)――モラヴィアが見たファシズムの崩壊とアントニオーニが見た「奇跡の経済成長」 鳥越輝昭
     1 Il conformistaと「正常さ」の問題
     2 『情事』と「奇跡の経済成長」

    第9章 〈廃品(ルビ:ジャンク)〉からの創造――S・ロディアのワッツ・タワーとブラック・ロスアンジェルス 土屋和代
     1 サバト(あるいはサミュエル、サム、サイモン)・ロディアの生涯
     2 ワッツ・タワーを救え!――愛国者のアートとして
     3 舞台としてのワッツ
     4 ワッツ蜂起後――〈廃品(ルビ:ジャンク)〉からの創造

    第10章 カタストロフィーを超えて立つ武術家の表象――天安門事件後の徐克(ルビ:ツイ・ハーク)と映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズ 村井寛志
     1 天安門事件と徐克
     2 地域的英雄(ルビ:ローカル・ヒーロー)と国民的英雄(ルビ:ナショナル・ヒーロー)の間――『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』
     3 去りゆく者たちへの愛惜――『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ天地大乱』
     4 国家の中枢へ――『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ天地争覇』

    第11章 三・一一後の記録・物語――小森はるか+瀬尾夏美インタビュー 聞き手:熊谷謙介
  • 内容紹介

    フランス革命、世界大戦後のヨーロッパとヒロシマ・ナガサキ、関東大震災、9・11と3・11……。加害と被害、騒乱と破壊、壊滅と再生の現場としての都市空間は、「あの日のあと」=ポスト・カタストロフィーに何を残したのかを問い直す10人の論考と聞き書き。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    熊谷 謙介(クマガイ ケンスケ)
    神奈川大学外国語学部准教授。専攻はフランス文学・文化、表象文化論
  • 著者について

    神奈川大学人文学研究所 (カナガワダイガクジンブンガクケンキュウショ)
       

    熊谷 謙介 (クマガイ ケンスケ)
    神奈川大学外国語学部准教授。専攻はフランス文学・文化、表象文化論。著書にLa Fête selon Mallarmé. République, catholicisme et simulacre(L'Harmattan)、共著に『〈68年〉の性』『〈悪女〉と〈良女〉の身体表象』(ともに青弓社)、共訳書に『古典BL小説集』(平凡社)など。

破壊のあとの都市空間―ポスト・カタストロフィーの記憶(神奈川大学人文学研究叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:青弓社
著者名:神奈川大学人文学研究所(編)/熊谷 謙介(編著)
発行年月日:2017/03/18
ISBN-10:4787234129
ISBN-13:9784787234124
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:366ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:527g
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