動物の境界―現象学から展成の自然誌へ [単行本]
    • 動物の境界―現象学から展成の自然誌へ [単行本]

    • ¥4,950149 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月1日金曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009002719924

動物の境界―現象学から展成の自然誌へ [単行本]

価格:¥4,950(税込)
ゴールドポイント:149 ゴールドポイント(3%還元)(¥149相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月1日金曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:弘文堂
販売開始日: 2017/01/21
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

動物の境界―現象学から展成の自然誌へ [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    動物と人は異なる生き物なのか?人類とは何かを問う、渾身の大作。フッサール、メルロ=ポンティの現象学、ユクスキュルの生物学をベースに、敬愛するダーウィン、今西錦司、伊谷純一郎、レヴィ=ストロースを批判的に検討。雄大な構想力で、動物と人との境界、人と人との境界を根底から問う。
  • 目次

    山麓にて――緒言
    動物への憧憬――やや長めのプロローグ

    序章 〈動物の境界〉を孕む知の台座
      1 極東における歴史的無意識
      2 西欧思想における動物
      3 極東における知の植民地状況
      4 言語という分断線

    第Ⅰ部 源流への遡行
    第1章 現象学から自然誌へ――登攀路の探索
      1 生きた私への密着
      2 現象学的還元という名の破壊
      3 間身体性から歴史
      4 自然誌的態度へ向けて
    第2章 環境世界のなかの動物――自然誌的態度の源流
      1 生物の存在論――今西錦司の本質直観
      2 環境世界と身体への介入――ユクスキュルの「機械的生物学」
      3 動物のメロディと主題――メルロ=ポンティにとっての動物性

    第Ⅱ部 生活世界
    第3章 同伴する――仲間動物の生政治
      1 人間の最良の友――犬と人の境界をめぐって
      2 擬人主義という問題系――猫を中心に
      3 生政治の主体としての動物
      4 世界はなぜこうなっているのか
    第4章 共生する――牧畜の交通と論理
      1 共生の論理
      2 家畜との交通――その認知的・行動的基盤
      3 家畜化の論理
      4 われの外にある論理
    第5章 敵対する――天敵の政治経済学
      1 人の被傷性
      2 害獣という問題圏
      3 水平的競合の諸相
      4 転形と植民地状況
      5 殺戮者としての食肉類
      6 日本でオオカミを待つ
      7 「暗澹」との向きあいかた

    第Ⅲ部 観察と思考
    第6章 分類する――種と階層の認知
      1 同一性指定の根拠としての分類
      2 プロトタイプか本質か?
      3 生物学的な分類の視座
      4 自然誌的態度にとって種とはなにか
    第7章 本能を生きる――行動学の光と影
      1 行動学の原点――ローレンツとティンベルヘン
      2 社会構造をつくる行動――マントヒヒの行動学
      3 動物の「楽園」から
      4 「人間ぎらい」と知の制度化
    第8章 偶然と必然を思考する――ダーウィンの経験と継承者たち
      1 自然誌的態度としての展成論――ビーグル号からの出発
      2 自然が選択する――種の起源』という胚珠
      3 継承と批判
      4 虚環境へ融けこむ自然誌
    第9章 棲みわける――今西錦司の動物社会学
      1 動物社会学の礎
      2 種社会の論理
      3 展成論の挫折
      4 社会展成の一般理論は可能か
    第10章 社会に内属する――伊谷純一郎と構造
      1 原猿類にみる社会構造の類型
      2 通時的構造の発見
      3 父系的な集団の構造
      4 社会構造の展成
      5 近親性交という問題圏
      6 主体の形成と反-主体の侵襲
    第11章 記号としての動物――レヴィ=ストロースと神話論理
      1 悲しき熱帯における動物たち
      2 野生の思考における動物たち
      3 神話世界における動物たち
    終章 世界の内側から展成に触れる――虚環境の自然誌
      1 自己言及的な位置づけ――尾根からの眺め
      2 夢界の存在論と虚環境の集極化
      3 社会が展成する
      4 開世界に立つ――〈動物の境界〉と〈啓蒙の近代〉

    共在と喪失――やや長めのエピローグ
    下山路にて――あとがきにかえて
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    菅原 和孝(スガワラ カズヨシ)
    京都大学名誉教授。1949年東京生まれ。1973年京都大学理学部卒。1980年同大学院理学研究科博士課程単位取得退学。京都大学理学博士。北海道大学文学部助手、京都大学教養部助教授、同総合人間学部教授を経て2003年より同大学院人間・環境学研究科教授。2015年3月定年退職。2013年第8回日本文化人類学会賞受賞
  • 出版社からのコメント

    動物と人は異なる生き物なのか? 人類とは何か? 雄大な構想力で、動物と人との境界、人と人との境界を問う、渾身の大作。
  • 内容紹介

    動物と人は異なる生き物なのか? 人類とは何かを問う瞠目すべき探求!

    フッサール、メルロ=ポンティの現象学、ユクスキュルの生物学をベースに、敬愛するダーウィン、今西錦司、伊谷純一郎、レヴィ=ストロースを批判的に検討。雄大な構想力で、動物と人との境界、人と人との境界を問う、渾身の大作。

動物の境界―現象学から展成の自然誌へ [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:弘文堂
著者名:菅原 和孝(著)
発行年月日:2017/02/15
ISBN-10:4335551851
ISBN-13:9784335551857
判型:A5
対象:教養
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:718ページ
縦:22cm
他の弘文堂の書籍を探す

    弘文堂 動物の境界―現象学から展成の自然誌へ [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!