いのちに国境はない―多文化「共創」の実践者たち [単行本]
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いのちに国境はない―多文化「共創」の実践者たち [単行本]

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出版社:慶応義塾大学出版会
販売開始日: 2017/02/23
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いのちに国境はない―多文化「共創」の実践者たち [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ケアの実践こそが、平和な暮らしを守る。外国人住民の受け入れ拡大や東京オリンピック・パラリンピックの開催などを契機に、日本でも多様なルーツをもつ人々がさらに増え、私たちの身近なパートナーになるでしょう。一方、こうした変化に対し、テロや犯罪の増加を心配する声もあります。しかし、教育・住居・就業・医療などライフサイクルを通じた“共創”こそが、社会的リスクを回避するカギを握っています。いま、日本に必要なのは、多文化化のリスクを熟知し、「共創」の果実を社会に届けられる「いのちのケア」の「実践者」たちなのです。ぜひ、皆さんも本書に登場する「実践者」たちの「現場」からの声に耳を傾けてください。
  • 目次

    序 章 いのちを守りたい! / 川村 千鶴子

     第Ⅰ部 越境のすすめ
    第1章 グローバル市民として生きる / チョウ チョウ ソー
     はじめに
     1 本屋さんが憩いの場
     2 建築現場で働く
     3 レストランの起業
     4 ジャーナリストとして
     5 教育に目を向ける
     おわりに

    第2章 僕がパリの外国人だったころ / 増田 隆一
     はじめに ―― 異国で暮らす
     1 パリの日本人コミュニティ
     2 フランスの公共サービス
     おわりに

    第3章 「多文化共創」は、辺境にこそあり!
    ―― 北の島サハリンで考えたこと / 下川 進
     はじめに ―― 辺境に行ってみよう!
     1 すぐそこにある不思議な島、サハリン
     2 注目! コリア系サハリン人
     3 領土問題の最前線ではあるけれど……
     4 ここはかつて戦場だった
     おわりに ―― 厳しい現実を超えて

    第4章 映画から学ぶ移民とダイバーシティ
    ―― 映像メディアのパワーと役割 / ダニエーレ・レスタ
     はじめに ―― 映画はなぜパワフルなのか
     1 映像メディアの社会的役割
     2 映画に見る移民とダイバーシティ
     3 移民映画で地域交流!?
     おわりに

     第Ⅱ部 主体性と多様性の学びが未来を拓く
    第5章 外国にルーツをもつ子どもたちへの日本語教育
    ―― JSL教師の育成と支援を!/ 関口 明子
     はじめに
     1 日本の難民受け入れ
     2 難民への日本語教育
     3 外国にルーツをもつ子どもたちへの日本語支援
     4 JSL教師の育成と支援を!
     おわりに

    第6章 夜間中学でいつでも誰でもどこでも基礎教育を!
    ―― 義務教育機会確保法成立までの道程 / 関本 保孝
     はじめに
     1 学習権が基本的人権を守る
     2 多様化する夜間中学生
     3 夜間中学での取り組み
     4 すべての人に義務教育を!
     5 政府が動き始めた
     6 基礎教育保障学会の設立
     おわりに――義務教育機会確保法が成立

    第7章 地域に根ざした大学のグローバル教育
    ―― 秋田からの挑戦 / 椙本 歩美
     はじめに――農山村の多文化空間
     1 国際教養大学の多文化共生キャンパスライフ
     2 地域に根ざしたグローバル教育を創る
     おわりに――秋田が世界とつながるとき

    第8章 庇護申請中の子どもたちと学び合う
    ―― 多様性を認め合う学校 / 土田 千愛
     はじめに
     1 庇護申請者とは
     2 庇護申請中の子どもたちの生活実態
     3 多様性を尊重する企画づくり
     おわりに

     第Ⅲ部 まちも会社も活性化する「多文化共創」思考
    第9章 多文化対応で住まい探しのお手伝い
    ―― 不動産屋が担う、まちのグローバル化 / 荻野 政男
     はじめに
     1 海外渡航が仕事のきっかけに
     2 住まいの情報を集めて回る
     3 外国人向け賃貸事業を始める
     4 グローバル化は不動産会社から
     5 多文化スタッフによる「外国人サポートセンター」
     おわりに

    第10章 多様性を生かせば経営が変わる
    ―― 多文化共創という理念と実際 / 市橋 和彦
     はじめに
     1 多文化共創マーケティングが役立つ
     2 マーケティングの原点は相手の心を理解して好きになってもらうこ
       と
     3 試作品の完成度が重要なポイントになる
     4 「利他ファースト」に徹したマーケティングを実施
     5 「あったらぜひ欲しい」を発見する
     6 20歳までに多文化と接する
     おわりに――多文化共創マーケティングのまとめと提言

    第11章 在日ブラジル人児童の心の支援
    ―― 外国につながる子どもたちの「育てられる権利」を守る /
    柴崎 敏男
     はじめに ―― 子どもたちは今
     1 子どもの育てられる権利
     2 正常な生育とは?
     3 在日ブラジル人支援とそこから見えてきたもの
     4 外国人児童生徒の障害発現率問題
     5 外国人児童のなかの発達障害の割合は本当に高いのか
     6 特別支援学級
     7 これからの子どもの支援 ―― せんだんは双葉より芳し
     おわりに

     第Ⅳ部 いのちに国境はない
    第12章 多文化スタッフが担うチーム医療
    ―― まちの多文化クリニックの試み / 冨田 茂
     はじめに――クリニックの成り立ち
     1 言葉の問題
     2 医療費と制度 ―― 外国人は医療費の支払いが困難なのか?
     3 生活の変化と医療
     4 病気の予防について ―― 健康診断
     5 障害の予防について ―― リハビリテーション
     おわりに

    第13章 医療現場の多言語化を担う
    ―― 医療通訳という仕事 / マ テン テン ウ
     はじめに
     1 日本へ
     2 医療通訳者になる
     3 医療通訳者の仕事
     おわりに――クリニックのスタッフとともに

    第14章 人のいのちに国境はない
    ―― 日本で作業療法士・医療通訳者として働きながら / 塩田 渡留侍
     はじめに
     1 医療と福祉を学びたい!
     2 プロになる!
     3 心と心、個性と個性で接する
     4 医療現場の多文化化
     おわりに

    第15章 国際医療の現場と医療リテラシー
    ―― 地域で活躍するリーダーの育成 / 堀 成美
     はじめに
     1 「国際」病院に「国際」診療部ができた背景
     2 国際診療部と医療コーディネーター
     3 コミュニケーションに不可欠な医療通訳の手配
     4 医療通訳は誰のため?
     5 外国人患者が増えると未収金が増えるという誤解
     6 多様な文化についての学びと実践
     7 地域に伝えていくこと
     8 1点20円の重み
     おわりに

    終 章 世界の混迷と危機を多文化共創のチャンスへ / 川村 千鶴子
     はじめに
     1 路地裏は多文化の宝庫
     2 10代のみなさんへ
     3 いのちの大切さを教えてくれた、あらゆる民族の助産訓練
     4 強制移動と平和のためのミュージアム
     5 老年期を迎えるとき
     おわりに ―― 多文化共創博物館

    多文化共創の実践者から政府・自治体への7つの提言
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    川村 千鶴子(カワムラ チズコ)
    大東文化大学環境創造学部教授、博士(学術)。慶應義塾大学商学部卒業、多文化教育研究所所長、大東文化大学環境創造学部助教授を経て、2009年より現職(2013~15年、同学部長)。移民政策学会理事、日本オーラル・ヒストリー学会理事など歴任
  • 出版社からのコメント

    外国人居住者問題に取り組む〈実践者〉のナマの声を発信!オリンピックに向け、いま必要とされる具体的な「行動」と「政策」を示す。
  • 内容紹介

    ▼一国主義に未来はない

    ▼多文化が進む日本と日本人
     「日本人」と聞いて、みなさんは、どんな人を思い浮かべますか?
     いま注目されているのは、「日本人の多文化」です。日本国籍取得者の増加だけでなく、海外で育った日本人や国際結婚で生まれた子どもも成長し、多言語・多文化家族が増えています。
     「義務教育機会確保法」制定をはじめ法制度改革も動き出し、国や自治体、企業、市民セクター、医療機関、教育機関の連携が進んでいます。
     多様なルーツをもつ住民同士が互いに支え合い、安全で豊かな社会を創る……そんな「多文化社会のセカンド・ステージ」が始まろうとしています。

    ▼ケアの実践こそが、平和な暮らしを守る
    外国人住民の受け入れ拡大や東京オリンピック・パラリンピックの開催などを契機に、日本でも多様なルーツをもつ人々がさらに増え、私たちの身近なパートナーになるでしょう。
    一方、こうした変化に対し、テロや犯罪の増加を心配する声もあります。しかし、教育・住居・就業・医療などライフサイクルを通じた<共創>こそが、社会的リスクを回避するカギを握っています。いま、日本に必要なのは、多文化化のリスクを熟知し、「共創」の果実を社会に届けられる「いのちのケア」の「実践者」たちなのです。
    ぜひ、皆さんも本書に登場する「実践者」たちの「現場」からの声に耳を傾けてください。
  • 著者について

    川村 千鶴子 (カワムラ チズコ)
    川村 千鶴子
    大東文化大学環境創造学部教授、博士(学術)
    慶應義塾大学商学部卒業、多文化教育研究所所長、大東文化大学環境創造学部助教授を経て、2009年より現職(2013~15年、同学部長)。移民政策学会理事、日本オーラル・ヒストリー学会理事など歴任。
    主要業績に、『多文化「共創」社会入門 ―― 移民・難民とともに暮らし、互いに学ぶ社会へ』(共編著、慶應義塾大学出版会、2016年)、『パスポート学』(共著、北海道大学出版会、2016年)、『多文化都市・新宿の創造 ―― ライフサイクルと生の保障』(慶應義塾大学出版会、2015年)、『多文化社会の教育課題 ―― 学びの多様性と学習権の保障』(編著、明石書店、2014年)、『オセアニア学』(共著、京都大学学術出版会、2009年)など多数。

いのちに国境はない―多文化「共創」の実践者たち [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶應義塾大学出版会
著者名:川村 千鶴子(編著)
発行年月日:2017/02/28
ISBN-10:4766423933
ISBN-13:9784766423938
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:234ページ
縦:19cm
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