訳された近代-文部省『百科全書』の翻訳学 [単行本]
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販売開始日: 2017/02/16
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訳された近代-文部省『百科全書』の翻訳学 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    序 章 文部省『百科全書』への招待
     一 翻訳テクストの研究
     二 『百科全書』研究の意義
     三 本書の構成

    第一章 翻訳研究における「等価」言説──スキャンダルの罠
     一 翻訳の理論と「等価」
     二 欧米翻訳学事始
     三 近代日本の翻訳論
     四 日本の翻訳学

    第二章 文部省『百科全書』という近代──ふぞろいな百科事典
     一 国家的翻訳プロジェクト
     二 翻訳機関の変遷
     三 『百科全書』の輪郭
     四 起点テクストについて
     五 翻訳者と校正者の群像

    第三章 「身体教育」という近代──文明化される所作
     一 身体の近代
     二 明治政府と「教育」
     三 「身体教育」の行方
     四 「体育」とは
     五 国民国家の「スポーツ」

    第四章 「言語」という近代──大槻文彦の翻訳行為
     一 大槻文彦と「言語」
     二 『言語篇』の刊行事情
     三 文法をめぐる『言海』と『百科全書』
     四 「言語」とは
     五 ためらいがちな「言語」というもの

    第五章 「宗教」という近代──靖国体制の鋳型
     一 「宗教」と非「宗教」
     二 翻訳語としての「宗教」
     三 明治政府と「宗教」
     四 『百科全書』における「宗教」
     五 非「宗教」のカモフラージュ

    第六章 「大英帝国」という近代──大日本帝国の事後的な語り
     一 遡及することば
     二 「大英帝国」とは
     三 「帝国」の記憶
     四 「人種」をめぐる大日本帝国
     五 更新され続ける「帝国」

    第七章 「骨相学」という近代──他者を視るまなざし
     一 人体解剖図と翻訳
     二 西洋近代の「科学」
     三 「骨相学」とは
     四 語るまなざし
     五 疑似科学の近代

    第八章 「物理」「化学」という近代──窮理と舎密からのフィクショナルな離脱
     一 蘭学から英学へ
     二 自然科学の翻訳
     三 「物理」「化学」への跳躍
     四 定義するテクスト
     五 学校制度のなかの自然科学

    第九章 「百科全書」という近代──制度の流通と消費
     一 「百科全書」とは
     二 『百科全書』の視覚制度
     三 制度としての学知
     四 新聞広告による流通と消費

    終 章 「翻訳」という近代──訳された文部省『百科全書』
     一 翻訳語の遠近法
     二 増殖する名詞
     三 翻訳論的転回へ

    あとがき
    文献一覧
    事項索引
    人名索引
  • 出版社からのコメント

    明治初期に文部省主導で進められ、最先端の西洋文明を紹介した全97編の『百科全書』翻訳出版事業を概観・分析する
  • 内容紹介

    明治初期、当時一流の洋学者たちを総動員して進められた、文部省主導の大規模な翻訳プロジェクトがあった。英国の百科事典を70名以上に及ぶ翻訳者・校正者が協働して日本語訳し、最先端の西洋文明を紹介した全97編の出版事業は、近代日本の言語・文化・学問に何をもたらしたのか。事業の概観とともに、各分野の主要翻訳語に着目し、翻訳学の視点から初めて総合的にアプローチした画期作。

    〈推薦〉柳父章氏
    近代日本の精神にとって、「百科全書」は「黒船」であった。
    ──「黒船」が封建社会日本を極めて短期間に改編したように、文部省『百科全書』の翻訳は、未知なものを未知なままに受け入れて、「近代日本」の精神、文化をつくりあげていったのだ。 本書には、その次第が精細に描かれている。

    〈推薦〉小森陽一氏
    翻訳学の画期的業績としてだけでなく、日本近代史、明治思想史、社会文化史にも大きな学問的貢献。

    図書館選書
    明治初期に文部省主導で進められ、最先端の西洋文明を紹介した全97編の『百科全書』翻訳・出版事業は、近代日本の学知に何をもたらしたのか。初の翻訳学的研究。
  • 著者について

    長沼 美香子 (ナガヌマ ミカコ)
    愛知県生。通訳翻訳者。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科特任准教授を経て、神戸市外国語大学外国語学部英米学科准教授。広島大学卒業、同大学院修士課程修了。オークランド大学大学院文部省国費派遣交換留学。マッコーリ大学大学院修士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。専門は機能言語学、通訳翻訳学。NHK『ニュースで英会話』原稿執筆、共編著に『日本の翻訳論』(法政大学出版局)、共訳書に『通訳学入門』『翻訳学入門』(みすず書房)ほか。

訳された近代-文部省『百科全書』の翻訳学 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:法政大学出版局
著者名:長沼 美香子(著)
発行年月日:2017/03
ISBN-10:4588445057
ISBN-13:9784588445057
判型:A5
発売社名:法政大学出版局
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本語
言語:日本語
ページ数:418ページ ※389,29P
縦:22cm
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