俳句のルール [単行本]
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俳句のルール [単行本]

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出版社:笠間書院
販売開始日: 2017/03/14
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俳句のルール [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    高校の教科書に載っている作品を中心に選んだ、俳句の魅力を味わうのに十分な10のルール。初めて俳句を読む人々を思い浮かべて書かれた、わかりやすくて本格的な俳句案内書。
  • 目次

    ●はじめに
    俳句―そのルールに潜む「日本らしさ」のプログラム
    ▼井上泰至
    ・俳句占い
    ・技巧のない句にもあるルール
    ・しっかりと観察し繊細に言葉を選ぶ
    ・リズムと文字が交錯する美の世界
    ・ルールを知れば俳句はますます楽しい
    ・俳句という「器」の日本らしさ

    第1章●季語(きご)
    ―俳句にはなぜ季語が必要なのでしょう?
    ▼井上泰至
    ・季節感―豊かでドラマチックな四季
    ・安定感があるから連想が働く
    ・なぜ、ルールとしての「季語」は生まれたか?
    ・人間くさい季語たち
    ・俳句の生み出す時間

    第2章●定型・字余り(ていけい・じあまり)
    ―なぜ俳句は五七五なのでしょう?
    ▼片山由美子
    ・俳句は五・七・五
    ・五・七・五というリズム
    ・五・七・五を成り立たせているもの
    ・字余り
    ・字足らず
    ・定型と破調

    第3章●省略・連想(しょうりゃく・れんそう)
    ―短い俳句は何を省略すれば効果的なのでしょう?
    ▼浦川聡子
    ・省略―想像の翼を広げるために
    ・省略は日本の伝統芸能にも見られる
    ・短い俳句に「説明」は要らない
    ・一点に焦点を絞り、あとは潔く捨てる
    ・当たり前すぎる形容詞や動詞を再点検する
    ・「理由」や「経過」は述べなくていい
    ・こういう省略をしてはならない
    ・連想を磨く……究極の省略
    ・何を削り、何を残すか

    第4章●切字・切れ(きれじ・きれ)
    ―俳句にはなぜ「切れ」があるのでしょう?
    ▼井上弘美
    ・切字「や」のはたらき
    ・切字「かな」のはたらき
    ・切字「けり」のはたらき
    ・その他の「切字」

    第5章●句会(くかい)
    ―俳句はどうして集団で作り、批評しあうのでしょう?
    ▼石塚 修
    ・作者が読者と入りまじる文学
    ・句会のすすめ方
    ・句会の歴史的な変遷
    ・句会の教育的な意義

    第6章●文語と口語(ぶんご と こうご)
    ―俳句も現代の詩なのに、どうして文語で詠むのでしょう?
    ▼中岡毅雄
    ・口語で表現する現代詩
    ・高浜虚子の「大根の葉」の句
    ・文語表現の魅力を体験してみよう
    ・韻文としての俳句の性質
    ・文語表現には格調がある
    ・文語表現は省略が効く①
    ・文語文体は省略が効く②
    ・例以外としての口語俳句

    第7章●滑稽・ユーモア(こっけい・ゆーもあ)
    ―俳句はどうしてユーモアの詩と言われるのでしょう?
    ▼深沢眞二
    ・スローガンと俳句
    ・思いを、ユーモアにくるんで
    ・日本語の詩の展開
    ・『古今和歌集』仮名序の説明する和歌
    ・和歌から連歌が派生すること
    ・連歌が長く続けられてゆくこと
    ・俳諧が連歌から分かれた事情
    ・俳句にユーモアが必要なわけ
    ・現代、古典の俳諧を読む際に注意したいこと

    第8章●写生と月並(しゃせいとつきなみ)
    ―俳句はなぜ実際にモノを見ることを重視するのでしょう?
    ▼岸本尚毅
    ・写生句とはどんな句か
    ・写生と近代
    ・「見たまま」「ありのまま」の意味
    ・「写生」一本やりでは限界がある

    第9章●無季・自由律(むき・じゆうりつ)
    ―季語も定型もない俳句とはどういうものなのでしょう?
    ▼青木亮人
    ・俳句の条件
    ・俳句史の流れ
    ・「俳句的」とは?
    ・中村草田男を例に
    ・「万緑」をあえて使ったワケ
    ・『もののけ姫』のような自然が「万緑」
    ・「俳句」とは
    ・自由律における「俳句」
    ・無季句における「俳句」
    ・自由律や無季句を貫く「俳句」性とは

    第 10 章●国際俳句(こくさいはいく)
    ―世界中でハイクが詠まれているのはなぜでしょう?
    ▼木村聡雄
    ・俳句の二十一世紀
    ・至るところ俳句
    ・三行自由詩
    ・自然とそのほかの主題
    ・日本発、世界へ
    ・短さが意味すること
    ・極東の島国への興味
    ・俳句への憧れ
    ・国際俳句とは何か

    ●おわりに
    どうすれば、俳句はおもしろく読めるのか、楽しく学べるのか
    ▼井上泰至
    ・俳句的視点を身につける
    ・日本語表現のエッセンス

    ●俳句用語解説
    森澤多美子

    ●執筆者一覧
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    井上 泰至(イノウエ ヤスシ)
    防衛大学校教授。公益社団法人日本伝統俳句協会常務理事
  • 内容紹介

    これだけ知れば楽しく読める/詠める10の俳句のルールをやさしく説明 !

    高校の教科書に載っている作品を中心に、俳句の魅力を味わうのに十分な10のルールを選びました。初めて俳句を読む人々を思い浮かべて書かれた、わかりやすくて本格的な俳句案内書です。

    俳句の面白さとは、わずかな素材と、たった一つのレトリックに込めた「感じ」を読み取るところにあると言っていいでしょう。そのためには、多少のルールを了解しておくことが不可欠です。
    本書を読まれた方は、読む以前よりも、この小さな詩を自力で読み解く視点を確実に得られるでしょう。そして、たとえ俳句を詠まなくても、場合によっては写真を撮ろうとする衝動に駆られることでしょう。
    よりよい写真を撮ったり、人の心を動かす文章を書いたりすることへの大切なヒントをも、本書は内蔵しています。そうした「視点」を得られることこそ、本書の「ねらい」です。

    執筆は、井上泰至/片山由美子/浦川聡子/井上弘美/石塚 修/中岡毅雄/深沢眞二/岸本尚毅/青木亮人/木村聡雄/森澤多美子。
  • 著者について

    井上 泰至 (イノウエ ヤスシ)
    防衛大学校教授。公益社団法人日本伝統俳句協会常務理事。著書に、『雨月物語の世界 上田秋成の怪異の正体』(角川選書、2009年)、『春雨物語 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫、2010年)、『子規の内なる江戸 俳句革新というドラマ』(角川学芸出版、2011年)、『江戸の発禁本』(角川選書、2013年)、『雑食系書架記』(学芸みらい社、2014年)、『近代俳句の誕生 子規から虚子へ』(日本伝統俳句協会、2015年)など。NHK木曜時代劇『まんまこと~麻之助裁定帳』(2015年7月~10月)の俳句を担当する。

    片山 由美子 (カタヤマ ユミコ)
    公益社団法人俳人協会理事、俳誌「狩」副主宰。元青山学院女子短期大学非常勤講師。評論『現代俳句との対話』(本阿弥書店、一九九三年。俳人協会評論新人賞受賞)、『俳句を読むということ』(角川書店、二〇〇六年。俳人協会評論賞受賞)、『現代俳句女流百人』(牧羊社、一九九三年)、句集『風待月』(角川書店、二〇〇四年)、『香雨』(ふらんす堂、二〇一二年)など。

    浦川 聡子 (ウラカワ サトコ)
    編集者。俳人。現代俳句協会所属、俳誌「晨」同人。放送大学非常勤講師。別冊NHK俳句『もっと知りたい 美しい季節のことば』(NHK出版、二〇一三年)、句集『クロイツェル・ソナタ』(ふらんす堂、一九九八年)、『水の宅急便』(ふらんす堂、二〇〇二年)、『眠れる木』(深夜叢書社、二〇一二年)など。

    井上 弘美 (イノウエ ヒロミ)
    公益社団法人俳人協会評議員。「汀」主宰。「泉」同人。武蔵野大学非常勤講師。朝日新聞京都俳壇選者。句集『あをぞら』(富士見書房、二〇〇二年)、『汀』(角川マガジンズ、二〇〇八年)、NHK俳句『俳句上達9つのコツ―じぶんらしい句を詠むために』(NHK出版、二〇一三年)など。

    石塚 修 (イシヅカ オサム)
    筑波大学教授(日本古典文学・近世文学、国語教育研究)。『茶の湯ブンガク講座 近松・芭蕉から漱石・谷崎まで』(淡交社、二〇一六年)、『納豆のはなし 文豪も愛した納豆と日本人の暮らし』(大修館書店、二〇一六年)、『西鶴の文芸と茶の湯』(思文閣出版、二〇一四年)、『中学校・高等学校 国語科教育法研究』(共著、東洋館出版社、二〇一三年)など。第25回茶道文化学術奨励賞受賞(二〇一四年度)。

    中岡毅雄 (ナカオカ タケオ)
    俳人。「藍生」所属。評論『高浜虚子論』(角川書店、一九九七年。俳人協会評論新人賞)、評論『壺中の天地 現代俳句の考証と試論』(角川学芸出版、二〇一一年。俳人協会評論賞)、NHK俳句『俳句文法心得帖』(NHK出版、二〇一一年)、句集『一碧』(花神社、二〇〇〇年)、『啓示』(ふらんす堂、二〇〇九年)など。

    深沢 眞二 (フカサワ シンジ)
    和光大学教授(日本古典文学、連歌・俳諧研究)。『風雅と笑い―芭蕉叢考』(清文堂出版、二〇〇四年)、『連句の教室 ことばを付けて遊ぶ』(平凡社新書、二〇一三年)、『旅する俳諧師―芭蕉叢考 二』(清文堂出版、二〇一五年)、『芭蕉・蕪村 春夏秋冬を詠む 春夏編』『芭蕉・蕪村 春夏秋冬を詠む 秋冬編』(共著、三弥井書店、二〇一五~六年)など。

    岸本 尚毅 (キシモト ナオキ)
    俳人。俳誌「天為」「屋根」同人。岩手日報俳壇選者、山陽新聞俳壇選者。句集『舜』(花神社、一九九二年)、『俳句の力学』(ウエップ、二〇一三年。第23回俳人協会評論新人賞)、『高浜虚子 俳句の力』(三省堂、二〇一〇年。第26回俳人協会評論賞)など。

    青木 亮人 (アオキ マコト)
    愛媛大学准教授(近現代俳句研究)。俳句評論集『その眼、俳人につき』(邑書林、二〇一三年。俳人協会評論新人賞及び愛媛出版文化賞大賞)、論文「汽罐車のシンフォニー 山口誓子の連作俳句について」(『昭和文学研究』七三号、二〇一六年)、評論「批評家たちの「写生」 小林秀雄」(俳句雑誌『翔臨』七六号、二〇一三年~連載中)など。

    木村 聡雄 (キムラ トシオ)
    日本大学教授(比較文学/英米文学研究)。俳人。現代俳句協会国際部長。国際俳句交流協会理事。日本PENクラブ会員。句集『彼方』(邑書林、二〇〇一年)、『いばら姫』(ふらんす堂、二〇一〇年)、論文 “A New Era for Haiku”(Frogpond, U.S., 37-1, 2014)、評論『英米文学にみる仮想と現実』(共著、彩流社、二〇一四年)、解説に『丸善イギリス文化事典』(共著、丸善出版、二〇一四年)など。

    森澤 多美子 (モリサワ タミコ)
    国立高等専門学校機構沼津工業高等専門学校准教授(日本古典文学・近世文学研究)。元静岡県富士見中学校・高等学校教諭。報告「素描・滝の本連水ー芭蕉を愛した明治俳人」(大輪靖宏編『江戸文学の冒険』翰林書房 二〇〇七年)など。

俳句のルール [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:笠間書院
著者名:井上 泰至(編)
発行年月日:2017/03/10
ISBN-10:430570840X
ISBN-13:9784305708403
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:175ページ
縦:19cm
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