断片化する螺旋―ホーフマンスタールの文学における中心と「中心点」 [単行本]

断片化する螺旋―ホーフマンスタールの文学における中心と「中心点」 の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  ウィーン世紀末文化を代表する一人とされる、作家で詩人のホーフマンスタール。『影のない女』『アンドレーアス』『ナクソス島のアリアドネ』『新しい小説』等を取り上げ、作品内部に現れる相反する要素の相互作用がひきおこすダイナミズムを明らかにし、その見えない中心点を追う、画期的論考。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  第１章　円環―名指されえぬ中心（アラベスク；二つのメールヒェン）
  第２章　螺旋―崩れゆく円（ホーフマンスタールにおけるフラグメントとは何か；研究史）
  ２　「中心点」（円から螺旋へ；アンドレーアス）
  第３章　閉じない社交―点と図形（アフォリズム；精神的空間）
  第４章　新しい神話―絶えざる移行（オペラ・セリアとオペラ・ブッファ；変身）
  第５章　新しい小説―統合の試みと断片化（ロマーン；断片化の過程として）

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  小野間 亮子(オノマ リョウコ)
  ２０１２年東京大学大学院人文社会系研究科を単位取得退学。２０１３年博士号取得（文学博士）。現在、東京藝術大学非常勤講師

断片化する螺旋―ホーフマンスタールの文学における中心と「中心点」 の商品スペック