読者(ぼく)と主人公(かのじょ)と二人のこれから(電撃文庫) [文庫]

読者(ぼく)と主人公(かのじょ)と二人のこれから(電撃文庫) の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  この物語さえあれば、他に何もいらない。この小説『十四歳』と、その中に確かに息づく主人公、トキコがいれば―。だが、彼女は俺の前に現れた。灰色の毎日の始まりになるはずだった、新学年のホームルーム。黒板の前に立った彼女こそは、俺が手にした物語の中にいたはずの「トキコ」だった。物語の中にいる「トキコ」と、目の前にいる「柊時子」のあいだで、奇妙に絡まってゆく想い。出会うはずがなかった読者と主人公の物語。その結末に、あるものは―。

• 出版社からのコメント

  ――だから、わたしの初恋はエピローグのあとに始まるのです。

• 内容紹介

  この物語さえあれば、他に何もいらない。この小説『十四歳』と、その中に確かに息づく主人公、トキコがいれば──
  だが、彼女は俺の前に現れた。
  灰色の毎日の始まりになるはずだった、新学年のホームルーム。黒板の前に立った彼女こそは、俺が手にした物語の中にいたはずの「トキコ」だった。
  不器用に近づいていく二人の距離。
  物語の中にいる「トキコ」と、目の前にいる「柊時子」のあいだで、奇妙に絡まってゆく想い。出会うはずがなかった読者と主人公の物語。その結末にあるものは──。
  
  図書館選書
  この物語さえあれば、生きていける。そう思っていた俺の前に現れたのは、物語の中にいたはずの「トキコ」だった。主人公だった彼女と、読者であった僕の、奇妙に絡まる想い。その物語の先にある、結末は――。

• 著者について

  岬　鷺宮 (ミサキ　サギノミヤ)
  第１９回電撃小説大賞〈電撃文庫MAGAZINE賞〉受賞。同受賞作『失恋探偵ももせ』でデビュー。

読者(ぼく)と主人公(かのじょ)と二人のこれから(電撃文庫) の商品スペック