ガリラヤからローマへ―地中海世界をかえたキリスト教徒(講談社学術文庫) [文庫]
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ガリラヤからローマへ―地中海世界をかえたキリスト教徒(講談社学術文庫) [文庫]
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ガリラヤからローマへ―地中海世界をかえたキリスト教徒(講談社学術文庫) [文庫]

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出版社:講談社
販売開始日: 2017/04/12
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ガリラヤからローマへ―地中海世界をかえたキリスト教徒(講談社学術文庫) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    イエスがローマ総督によって処刑されたとき、帝国にとってまだそれは辺境属州の些細なできごとでしかなかった。しかし、やがて彼を神の子と信ずる奇妙な集団が都市にあらわれる。キリスト教徒と呼ばれたいかがわしく忌まわしい存在は、迫害を乗り越え、徐々に信徒の数と伝道の地域を拡大していく。地中海世界そのものをかえた心性のドラマを描く。
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    第1章 キリスト教徒の誕生(ガリラヤのイエス;イエスからパウロへ)
    第2章 迫害の心性(迫害、その現実;キリスト教徒とは何だったのか;「キリスト教徒たる名そのもの」)
    第3章 ローマ都市のパフォーマンス(地中海都市の素顔;富める者と貧しき者;奴隷の信仰;キリスト教徒のイメージ)
    第4章 性の革命(古代都市民にとっての性;性の饗宴;性と罪)
    第5章 魔術師としてのイエス(魔術の風景;魔術師イエスとその弟子たち)
  • 出版社からのコメント

    帝国の辺境からあらわれた奇妙な集団。それがキリスト教徒だった。彼らの姿が都市住民の目にどう映じ、社会をかえていったのかを追う
  • 内容紹介

    イエスはローマ総督によって処刑された。しかし、まだそれは帝国にとっては辺境属州のささいなできごとでしかなかった。彼を神の子と信じる人びとの群れは大多数の帝国人からは無視されるか、まともに扱われることのない、いかがわしい、忌まわしいと見なされる状況にあったが、徐々に教徒の数と伝道の地域を拡大していった。それは結果的に地中海の心性を、そして社会のあり方そのものをも変化させるほどの影響を残したのである。


    歴史のなかにあらわれたキリスト教徒を、現実の世界、あるいは社会とのかかわりのなかでとらえることを本書はめざす。ことばをかえれば、だいたい紀元前一世紀なかばから三世紀後半までの、地中海世界の人間、おおざっぱにそれはローマ帝国の住民ともいえるが、彼らの心性の一部をになうものとして、この世界にあらたに参入してきた初期キリスト教徒の周辺を、キリスト教の側からでなく、ローマ帝国史あるいは古代地中海世界のほうからながようとのもくろみである。ナザレのイエスは、ローマ帝国の属州の一辺境の田園地方から、人間の救いを告知する伝道をはじめた。彼は神と人との関係を、たとえば富んだ者より貧しい者が評価されると主張して、逆説的にとらえようとした。人目をひく奇跡や、魔術的な行為もなしたが、それらは社会的な弱者のためにほどこされることが主であった。彼の行為にはたしかに、独特の不思議なものがあったが、この時代のローマ帝国全域とまではいわずとも帝国東方、もっと狭くはユダヤだけでも、人びとに語り、不思議をおこない、しがらみのなかにある人間の解放を告げる予言者めいた人は少なからずいたのである。イエスを神の子と信じる人びとの群れが原始キリスト教徒集団を形づくった。教会という組織づくりと、外への宣教で天才的な力量を発揮したパウロの働きがあって、帝国の都市を拠点とする宗教集団がうまれた。ローマ帝国はその領域内に1000から2000の都市を有していた。帝国の行政の単位と、文化の舞台は都市であり、ローマ帝国の人間の本来的生活とは都市にしかない、と考えられていた。この都市で、最初のキリスト教徒はローマ帝国社会と直接ふれあうことになったのである。そのことはキリスト教徒がローマ帝国社会のなかで歓迎されていたことを意味しはしない。キリスト教徒はたしかに大多数の帝国人からは無視されるか、まともに扱われることのない、いかがわしい、ある人びとにとっては忌まわしいと見なされる状況にあった。それでも徐々に教徒の数と伝道の地域を拡大していったキリスト教は、この状況にたいして独特の対応をしめした。それは結果的に地中海の心性を、そして社会のあり方そのものをも変化させるほどの影響を残したのである。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    松本 宣郎(マツモト ノリオ)
    1944年岡山生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。同大学院人文科学研究科西洋史学専門課程修了。博士(文学)。長く東北大学で教鞭を執る。現在、東北大学名誉教授、東北学院大学学長。専攻は古代ローマ史、初期キリスト教史
  • 著者について

    松本 宣郎 (マツモト ノリオ)
    松本宣郎(まつもと のりお)
    1944年岡山生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。同大学院人文科学研究科西洋史学専門課程修了。博士(文学)。長く東北大学で教鞭を執る。現在、東北大学名誉教授。東北学院大学学長。専攻は古代ローマ史、初期キリスト教史。著書に『キリスト教徒大迫害の研究』(南窓社)、『キリスト教徒が生きたローマ帝国』(日本キリスト教団出版局)など。共編著も多数ある。

ガリラヤからローマへ―地中海世界をかえたキリスト教徒(講談社学術文庫) の商品スペック

商品仕様
出版社名:講談社
著者名:松本 宣郎(著)
発行年月日:2017/04/10
ISBN-10:4062924269
ISBN-13:9784062924269
旧版ISBN:9784634480308
判型:文庫
対象:一般
発行形態:文庫
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:341ページ
縦:15cm
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