"交感"自然・環境に呼応する心 [単行本]
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"交感"自然・環境に呼応する心 [単行本]

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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2017/03/31
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"交感"自然・環境に呼応する心 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「自然―人間の関係学」への多面的アプローチ。その学的展開を世に問う。
  • 目次

    序 論 交感と反交感――「自然―人間の関係学」のために(野田研一)
     1 交感の学にむけて
     2 自然の心的な価値を測る
     3 世界はヒエログリフ――交感の原理
     4 交感、変身、他者性
     5 脱テクスト化の戦略――エドワード・アビー
     6 反〈交感論〉的視座



     第Ⅰ部 交感論


      一 応答

    第1章 痕跡の風景〈苦海浄土〉三部作における関係の世界(結城正美)
     1 〈存在〉の世界から〈関係〉の世界へ
     2 痕跡の思考
     3 見えざる風景
     4 「復原」が示唆するもの――交感と環境人文学

    第2章 「場所」との交感――崎山多美と「シマ」の想像力(喜納育江)
     1 他者としての場所/場所にとっての他者
     2 崎山多美と「シマ」をめぐる想像力
     3 狭間ボーダーとしての「シマ」との交感

    第3章 「わたし、キティ」ワークショップ――生命の表象、あるいは人間なるものの再定義(中川僚子)
     1 人間と人間であらざるものとの境界
     2 第一回「キティは気にしない」
     3 第二回「キティはあなたの救いであり、死でもある」
     4 第三回「だまされたいと欲しているから、だまされるの」

    第4章 ソローにおける事実の開花と真理としての経験(フランソワ・スペック[訳:関根全宏])
     1 高次のリアリティ
     2 エマソン主義を超えて
     3 経験の真理
     4 〈実体〉対〈影〉
     5 例証としての経験


      二 ことば

    第5章 交感と心象スケッチ――脱人間化と逆擬人法(矢野智司)
     1 交感の体験をそのとおり書きうつした言葉
     2 自己と他者
     3 「感ずる」ことと心象スケッチ
     4 「こゝろ」と現象
     5 現象を正しく書きうつす言葉の変容と異なる歴史の発見
     6 第四次延長のなかでの主張

    第6章 鉄柵のなかの/むこうの〈自然〉――日系アメリカ人強制収容所における自然表現(北川扶生子)
     1 私と自然をつなぐもの
     2 閉じこめられて生きること
     3 幻想の〈日本〉、つくりかえられる〈日本〉
     4 戦場から収容所へ――兵士が見た自然
     5 境界をつくる言葉、境界をすりぬける言葉

    第7章 反復から〈交感〉へ――石牟礼道子の言語世界(山田悠介)
     1 石牟礼道子の「言葉」へ
     2 おもかさまとみっちんのやりとり
     3 母の言葉と「七つの子」
     4 人と、人ならざる存在との「コミュニケーション」
     5 「反復」と〈交感〉

    第8章 Mana交 感、儀礼、魔法のフォーミュラ――現代エコクリティシズムの所在/彼岸(浅井優一)
     1 ウィルダネス、その所在の転回
     2 儀礼論の系譜
     3 今ここの神話、あるいは死にゆく神
     4 南太平洋のアニミズム
     5 脱・転回、脱・人間主義


      三 コスモロジー

    第9章 「山の身になって考える」――汎神論的交感と生態学的交感(河野哲也)
     1 環境哲学と日本の問題
     2 自然環境の経験と思想
     3 山の身になって考える
     4 生態学的交感
     5 自然における人間の地位
     6 ディープ・エコロジーの経験

    第10章 人はトリを食べ、トリは動物を助ける――ボルネオ島プナンの〈交感〉の民族誌のための雑記(奥野克巳)
     1 人間とトリが織りなす世界
     2 ヒト、トリを食べ、トリを悼み、トリを聞く
     3 トリ、実りを告げ、動物を助ける
     4 〈交感〉の民族誌に向けて

    第11章 未知なる囁きへの欲求――鴉鳴占卜にみる交感の諸相とアジア的繫がり(北條勝貴)
     1 はじめに――闇のなかの野生
     2 『開元占経』禽占――漢系占書のなかの鴉鳴①
     3 鳥語と鳥情占――漢系占書のなかの鴉鳴②
     4 敦煌文書鴉鳴占卜書の周辺
     5 おわりに――烏をみる/鳥にみられる



    第Ⅱ部 交感幻想


      声

    1 石の声は聴こえるか(崎山多美)
    2 誰が歌ったのか?――風聞の身体、名もなき実在論リアリズム、あるいは奄美群島の宮澤賢治(今福龍太)
    3 老い・自然・詩(小池昌代)
    4 木の匂いを嗅ぐ者(Tree-smeller)!(スコット・スロヴィック[訳:藤原あゆみ]


      喩

    5 『源氏物語』の「交感」小考――篝火の巻、玉鬘物語をめぐって(原岡文子)
    6 加藤幸子の交感世界――『池辺の棲家』の源流(山本洋平)
    7 〈交感〉する詩学――『白鯨』における〈私〉と海(関根全宏)
    8 交感のチャネル(髙野孝子)


      森

    9 新約、日光山。――一本の木を巡る交感風景(宮嶋康彦)
    10 森との〈交感〉――フォークナーの「熊」、近代以前のまなざし(竹内理矢)
    11 森のなかで「インタープリター」という仕事をしながら考えた「交感」(川嶋 直)
    12 森を抜ける――空洞小譚(中村邦生)



    索  引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    野田 研一(ノダ ケンイチ)
    立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科教授
  • 出版社からのコメント

    「自然―人間の関係学」への多面的アプローチ。その学的展開を世に問う。
  • 内容紹介

    人類は自然との心的・非物質的な交感関係をつねに生きてきたのではないか。近代社会はそのような交感関係を失うか、もしくは切り捨てる世界に突入したのではないか。
    本書は自然と人間のあいだに生成・形成される交感という現象を多面的に浮き彫りにする試みである。〈交感論〉を「自然―人間の関係学」を思考する環境学の一分野として位置づけ、その学的展開を世に問う。環境に関心問題のある一般読者にもおすすめの一冊。
  • 著者について

    野田 研一 (ノダ ケンイチ)
    立教大学名誉教授

"交感"自然・環境に呼応する心 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:野田 研一(編著)
発行年月日:2017/03/31
ISBN-10:4623079937
ISBN-13:9784623079933
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:440ページ ※436,4P
縦:22cm
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