テレビ番組海外展開60年史―文化交流とコンテンツビジネスの狭間で [単行本]
    • テレビ番組海外展開60年史―文化交流とコンテンツビジネスの狭間で [単行本]

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テレビ番組海外展開60年史―文化交流とコンテンツビジネスの狭間で [単行本]

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出版社:人文書院
販売開始日: 2017/06/26
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テレビ番組海外展開60年史―文化交流とコンテンツビジネスの狭間で の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    1960年代初頭、草創期にあった日本のテレビ放送業界から番組が細々と輸出され始めた。それから60年、アニメのみならず、多くのドラマ、バラエティ、ドキュメンタリーが海を渡って行ったが、そこでは期待、挑戦、挫折が繰り返されてきた。日本のテレビ番組の海外展開が辿った波瀾の道のりを、膨大な資料探索、関係者への調査によって初めて体系的に解き明かす、メディア史における第一級の資料にして画期的労作。
  • 目次

    はじめに

    第1章 草創期――1960年代

    アメリカ製テレビ映画の衝撃
      テレビの急成長と映画
      安くて魅力的な埋め草
      冷戦下でのソフトパワー

    初めて海外で放送されたテレビ番組
      国産テレビ映画の登場
      動物番組やルポ番組も海外へ

    戦争犯罪ドラマへの関心
      40カ国に紹介されたドラマ
      『私は貝になりたい』、アメリカで放送までの8年

    高評価を得たヒューマンドキュメンタリー
      『老人と鷹』の偉業
      カンヌ映画祭グランプリが遺したもの
      受容しやすかったドキュメンタリー

    異文化理解のための番組交換
      放送番組による国際交流
      NHKが重要視した理由
      テレビ外交への使命感

    世界で最も日本の番組を渇望した人々
      ハワイに生まれた日本語テレビ
      日本テレビ系列加入を望んだ放送局
      カラー番組放送をめぐる思惑

    アトムが切り拓いたアニメ輸出の道
      海外番販は貴重な収入源
      『鉄腕アトム』の成功と課題
      アメリカを襲った第一次アニメブーム

    エキゾティシズムは魅せる
      オーストラリアっ子に愛されたサムライ
      エミー賞入賞を成し遂げた市川崑作品

    海外市場に向けられた期待
      TBSが掲げた世界市場開拓
      放送局での国際業務の胎動
      海外へ番組を出す意味

    第2章 停滞期――1970年代

    番組国際流通の不均衡
      文化帝国主義と日本の孤立
      アメリカでの放送を夢見て
      アメリカ市場に入り込めない理由

    ようやく手が届いたエミー賞
      国際コンクール出品は続く
      ドキュメンタリー減少の中での快挙

    海外初の日本語テレビ局
      難産の末のKIKU‐TV開局
      NETと東映からの支援
      KIKU‐TVが直面した問題

    アジア市場進出の本格化
      香港を席巻した日劇
      日本の番組追放の動き
      マルコス政権に潰されたロボットアニメ

    イギリスBBCで連続ドラマ放送の快挙
      東洋の力を結集した大型ドラマ
      『西遊記』に寄せられた期待

    積極的に輸出されたテレビ映画
      テレビ映画のビジネスモデル
      テレビドラマとの権利処理の違い

    ヨーロッパへのアニメ集中輸出
      アニメーション創始国の驚き
      開局ラッシュとアニメ需要
      輸出アニメに備わった無国籍性

    第3章 転換期――1980年代

    1980年の番組輸出状況
      アニメと日本語テレビへの依存
      海外番販、10億円突破

    日本の番組のショーウィンドウ
      全米に流れた5本のNHK番組
      一夜限りの『ジャパン・トゥナイト』
      日本番組ブームには結びつかず

    国際共同制作の大型化
      『シルクロード』が実現するまで
      相次いだ中国との共作
      3年と20億円がかけられた大型番組

    中国を魅了した一休さんと山口百恵
      日本の物質的豊かさへの憧憬
      中国に入り始めたアニメとドラマ
      社会現象になった百恵人気

    変容する日本語テレビ放送
      KIKU‐TVの消滅
      民放各局のハワイ進出
      国内放送の延長という位置づけ

    世界の視聴者が陥った「おしんドローム」
      おしんブームの端緒
      世界でおしんが愛された理由
      発展途上国への無償提供

    日本の番組を排除した韓国と台湾
      植民地時代の残滓
      徹底した日本色の消去
      日本の大衆文化への愛憎
      放送禁止と海賊ビデオの流通

    第4章 成長期――1990年代

    戦略的国際ビジネスの始まり
      番組流通市場の活性化
      ソフト商社誕生

    テレビ放送は国境を越えて
      NHK衛星放送への周辺国の反応
      衛星放送が変えた日本語テレビ
      テレビ国際放送の幕開け

    アジアに広まった日本偶像劇
      汎アジア衛星放送の出現
      スターTVが火をつけた日本偶像劇人気
      アジア市場への視線

    台湾を覆った熱狂
      日本の番組の解禁
      ドラマ買い付け競争激化
      台湾の若者にとっての文化的近似性
      未曾有の日本の番組ブーム

    笑いと驚きの番組フォーマットを売る
      フォーマット販売とは何か
      TBSが進めたフォーマット開発
      盗作に対する予防線
      越境する番組コンセプトを求めて
      アジア発スター発掘番組

    ドラマが押し上げた日本への関心
      アジアをつなぐ日本のドラマ
      日本語学習や訪日旅行の動機づけ

    アジアでの覇権を目指して
      アジア向け日本番組専門衛星放送
      短命に終わったJET
      フジテレビのブランド力
      海賊版VCDの蔓延

    パワーレンジャーとポケモンの脱日本
      スーパー戦隊をアメリカに運んだ男
      徹底したローカライズ戦略
      ゲームソフト販売のための橋頭堡
      ポケモンがグローバルコンテンツになるまで

    第5章 混迷期――2000年代

    海外番販の「失われた10年」
       突然の低迷

    国際競争力の低下
      韓国ドラマというチャレンジャー
      日本式海外番販の行き詰まり
      日韓の非対称な流れ
      ドラマ供給国の多元化
      見失われがちな海外展開の意義

    日本の番組購入をためらう理由
      権利処理の高いハードル
      適正な販売価格とは
      ガラパゴス化する番組

    第6章 現在――2010年代

    違法動画の浸透とネット配信権
      不正流通の新しい形
      ネット配信というビジネスチャンス

    国策としての放送コンテンツ海外展開
      国による支援の始まり
      安倍首相が唱えた海外展開の意義

    海外展開への過剰な期待
      コンテンツで訪日外国人観光客は増えるのか
      プロダクト・プレイスメントの難しさ

    市場創出への公的支援は続く
      JETのゾンビ
      WAKUWAKU JAPANへの肩入れ
      海外売上3倍という目標

    おわりに
    あとがき
    参考文献
    索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    大場 吾郎(オオバ ゴロウ)
    佛教大学社会学部教授(映像メディア産業論、コンテンツビジネス論)。慶應義塾大学文学部(社会学専攻)卒業後、日本テレビ放送網株式会社入社。2001年退社後、ミシガン州立大学で修士課程、フロリダ大学で博士課程を修了。京都学園大学人間文化学部専任講師、佛教大学社会学部准教授を経て現職。ニューヨーク大学スターン経営大学院客員研究員(2013~14年)、放送サービス高度化推進協会番組審議会委員などを務める
  • 出版社からのコメント

    クールジャパンのずっと前から日本のテレビ番組は海外で流れていた!
  • 内容紹介

    1960年代初頭、草創期にあった日本のテレビ放送業界から番組が細々と輸出され始めた。それから60年、アニメのみならず、多くのドラマ、バラエティ、ドキュメンタリーが海を渡って行ったが、そこでは期待、挑戦、挫折が繰り返されて来た。日本のテレビ番組の海外展開が辿った波瀾の道のりを、膨大な資料探索、関係者への調査によって初めて体系的に解き明かす、メディア史における第一級の資料にして画期的労作。



    【本書に登場するテレビ番組】


    風小僧、私は貝になりたい、シャボン玉ホリデー、老人と鷹、隠密剣士、鉄腕アトム、源氏物語、水戸黄門、8時だョ!全員集合、サインはV、仮面ライダー、水滸伝、アルプスの少女ハイジ、Gメン’75、グレンダイザー、赤い疑惑、一休さん、君は明日を掴めるか、ボルテスV、西遊記、燃えろアタック、シルクロード、わくわく動物ランド、おしん、風雲たけし城、東京ラブストーリー、アジアバグース!、TVチャンピオン、パワーレンジャー、料理の鉄人、ポケモン、二千年の恋、Hero、半沢直樹、その他多数
  • 著者について

    大場吾郎 (オオバゴロウ)
    大場吾郎(おおば・ごろう)現在、佛教大学社会学部教授(映像メディア産業論、コンテンツビジネス論)。慶應義塾大学文学部(社会学専攻)卒業後、日本テレビ放送網株式会社入社。2001年退社後、ミシガン州立大学で修士課程、フロリダ大学で博士課程を修了。京都学園大学人間文化学部専任講師、佛教大学社会学部准教授を経て現職。ニューヨーク大学スターン経営大学院客員研究員(2013~14年)、放送サービス高度化推進協会番組審議会委員などを務める。著書に、『グローバル・テレビネットワークとアジア市場』(文眞堂、2008年)、『アメリカ巨大メディアの戦略』(ミネルヴァ書房、2009年)、『韓国で日本のテレビ番組はどう見られているのか』(人文書院、2012年)、『図説日本のメディア』(共著、NHK出版、2012年)、『コンテンツビジネスの戦略論』(共著、中央経済社、2017年)などがある。

テレビ番組海外展開60年史―文化交流とコンテンツビジネスの狭間で の商品スペック

商品仕様
出版社名:人文書院 ※出版地:京都
著者名:大場 吾郎(著)
発行年月日:2017/06/30
ISBN-10:4409230573
ISBN-13:9784409230572
判型:B6
対象:教養
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:422ページ
縦:19cm
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