農山漁村再生への道筋―国の政策・制度と市町村の現実(農業法研究〈52〉) [単行本]

農山漁村再生への道筋―国の政策・制度と市町村の現実(農業法研究〈52〉) の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  農山漁村再生への道筋を探るために、「地方創生」政策が抱える問題点や改善の方向性などについて総括的な整理を行い、農水省管轄の農業・農村政策、地方自治体のあり方、市町村合併の影響とそれに対する反発など地方行財政制度、土地利用をはじめとする計画法制における農村の位置づけと実態について問題提起。その政策論の整理を踏まえてドイツの再生可能エネルギーを軸とした農村地域発展および愛媛県内子町の自治と学習を通じたまちづくりの事例を報告。

• 目次

  Ⅰ　日本農業法学会２０１６年度年次大会シンポジウム
  「農山漁村再生の道筋を探る」
  
  企画趣旨説明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・安藤　光義（東京大学）
  　　
  １　「地方創生」をめぐる矛盾と対抗・・・・・・・・・・・・・岡田　知弘（京都大学）
  ２　市町村農政と農村地域再生・・・・・・・・・・・・・・・堀部　篤（東京農業大学）
  ３　計画法制に見る農村の位置づけと実態・・・・・・・・・・見上　崇洋（立命館大学）
  ４　再生可能エネルギーでむらおこし―ドイツの場合―・・・・・・村田　武（愛媛大学）
  ５　内子町のまちづくりと農業振興・・・・鈴木　茂（松山大学）／山本　真二（内子町）
  総合討論
  
  Ⅱ　日本農業法学会２０１６年度研究会
  １　権利としての漁業権を支える二重の共同（協同）性―震災後の岩手県沿岸漁協における養殖漁場管理から―　　　・・・・・・・・・・・・亀岡　鉱平（農林中金総合研究所）
  ２　農林水産分野におけるＴＰＰ対策・・・・・・・・・・・松尾　浩則（農林水産省）
  
  　　　　　　　　　　　　　
  Ⅲ　動向
  １．学界動向・・・・・・・・・・・・・・・・・・長　友昭（拓殖大学）／亀岡　鉱平
  ２．農林水産業に関する立法動向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・（農水省）
  
  学会記事・執筆者紹介・各号主要目次一覧・欧文レジュメ・編集後記

• 出版社からのコメント

  「地方創生」政策の批判的検討と、内発的な発展をめざす現場の取り組みとそれを持続可能なものとしていくための仕組みづくり

• 内容紹介

  「地方創生」政策への批判的で総括的な整理、市町村農政と農村地域の再生、計画法制における農村の位置づけと実態、ドイツの再生可能エネルギーによる地域おこし、愛媛県内子町の内発的なむらづくりについて論じる

• 著者について

  日本農業法学会事務局 (ニホンノウギヨウホウガツカイジムキヨク)
  安藤光義（東京大学）岡田知弘（京都大学）堀部篤（東京農業大学）見上崇洋（立命館大学）村田武（愛媛大学）鈴木茂（松山大学）／山本真二（内子町）亀岡鉱平（農林中金総合研究所）松尾浩則（農林水産省）長友昭（拓殖大学）

農山漁村再生への道筋―国の政策・制度と市町村の現実(農業法研究〈52〉) の商品スペック