哲学するレストラトゥール-自給自足の有機農業で実践する「贈与への責務と返礼」 [単行本]
    • 哲学するレストラトゥール-自給自足の有機農業で実践する「贈与への責務と返礼」 [単行本]

    • ¥1,98060 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月7日木曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009002792858

哲学するレストラトゥール-自給自足の有機農業で実践する「贈与への責務と返礼」 [単行本]

橘 真(著)
価格:¥1,980(税込)
ゴールドポイント:60 ゴールドポイント(3%還元)(¥60相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月7日木曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:その他
販売開始日: 2017/05/18
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

哲学するレストラトゥール-自給自足の有機農業で実践する「贈与への責務と返礼」 の 商品概要

  • 目次

    淡路島で実践する自給自足の有機農業のカタチ
    (レストラトゥールの本質は「無条件で無防備な贈与」/自然の「永遠の循環」の中に農も食も暮らしもある/
    「大地との有機的な繋がり」を回復する試み/「自然からの恵み」を交換し贈与することで返礼する/
     等身大の自然養鶏、自給作目の環の中の養鶏/「境界の往来」を担う「現代の公界者」として/
     失われていく、我々に共有されていた「大文字の物語」)

    「レストラトゥール」って何だ?
    まったく非文脈的に、個人的に召喚された「あの日」
    農業に関心のある若い世代の人たちが増えているのはなぜか?
    都市生活者の、地方への移住
    有機野菜をめぐる、「陳列棚からはみ出している」ものについて
    境界線とこちら側(1)農業で「自給自足」する  
    境界線とこちら側(2)鶏を飼う 
    境界線とこちら側(3)変わりゆく、レストランのカタチ
    現代の狩猟をめぐる試論(1)
    現代の狩猟をめぐる試論(2)「料理人」は「世界」を秩序づける
    現代の狩猟をめぐる試論(3)「自然の贈与」に対する「責務」
    給仕人とは、生と死の結界を出入りするシャーマンである
    一杯のうどんをめぐる、二人の「美味しいの差」について
    淡路の玉葱とおじいちゃんの「時間」
    暮らしの中で失われていく「匂いに対する感受性」
    墓と死者
    これからの未来を担う若者たちへ贈られる「魔法のシチュー」
    軽トラのフロントガラス越しに眺める、次世代の風景

    内田樹氏(思想家・武道家)
    「橘さんのこと~捕虫網を持った少年が走り回る足跡のように」
  • 出版社からのコメント

    かつての神戸の名ソムリエが、淡路島に移住して自給自足の有機農業を通して導く、縮小していく日本を生きるラディカルな手づくりの…
  • 内容紹介

    神戸の名ソムリエが淡路島に移住して実践する、有機農業による自給自足。
    オルタナティヴな営みの実践を通して導く、ラディカルな手づくりの哲学と思想のカタチ。

     かつての神戸を代表する伝説的なフランス料理の名門として一時代を画した[レストラン・ジャン・ムーラン]のソムリエを経て、闊達でフレンドリーな店として人気を博したワインバー「ジャック・メイヨール」の店主であった著者の橘 真さんは、その後、フランス・イタリアのワインや野菜の生産地を視察研修の後、ワインの輸入卸業務店を経て、2009年に淡路島に移住。自らの思考と哲学を実践すべく、有機野菜の栽培、平飼いの養鶏による飼料の自給、罠と銃による狩猟などを行いつつ、淡路島内外のレストランに野菜などの直接販売を手掛けており、将来的には葡萄の自家栽培による有機ワインの醸造を目指しています。
     都市的生活から一転、地方の中山間地に移り住み、「有機農業による自給自足」という、等価交換的価値観が蔓延する現代日本におけるオルタナティヴを選択し、自らの農業を「自然からの贈与に対する責務と返礼」と考えるその暮らしのカタチには、これから縮小していくのが既定路線であるこの国で生きるための知恵が隠されているように思います。
     農業に興味を持ち地方へと移住する若者が増えつつある今、現代の日本社会の歪み、農業や地方が抱える問題と向き合いながら、農業や私たちの食、共同体、自我と隣人、人間存在や生きていくことの本質を、レヴィ=ストロースや網野善彦、オルテガなどの古今東西の知の巨人の思想にも言及しつつ、掘り下げて述懐します。
     無償の贈与に対する責務の返礼を負ったレストラトゥール(レストランの職人)としての矜持を胸に、1人の農業家が自らの実践を通して導く、ラディカルな手づくりの哲学と思想がここにあります。


    内田樹先生(思想家・武道家)のご推薦文より

    「僕が「行きつけのバー」というようなものにお店の人とおしゃべりをするためだけに足繁く通ったのは、
     後にも先にも橘さんのお店だけである。それくらいに橘さんの話は面白かった」
    「橘さんはいったいどんな文章を書いてきたのだろうとわくわくして頁をめくった。
     そして、何頁か読んで、うれしくなってきた。バーのカウンター越しにおしゃべりしていたときの口調と同じなのである」
    「その文体は、その語り口と同じように、自由である。そのときに頭に浮かんだアイディアの尻尾をどこまでも追いかける。
     捕虫網を持った少年が真っ黒な足を激しく動かしながら、田んぼを突っ切り、小川を飛び越え、森の中を走り回っているのと同じである。
     ここに記されているのは、その「足跡」である」
  • 著者について

    橘 真 (タチバナ マコト)
    1965年、神戸市生まれ。伝説的な名店としてかつて神戸で一時代を画したフランス料理店[レストラン・ジャン・ムーラン]のソムリエを経て、闊達でフレンドリーな店として著名人のファンも多く人気を博した「ジャック・メイヨール」の店主に。1999年にシニアソムリエ認定。仏伊のワインや野菜の生産地を視察研修の後、ワイン輸入卸業務店を経て、2009年に淡路島に移住。「甲南醸造所 倭文土井農園」の名の元、有機野菜の栽培、平飼いの養鶏による飼料の自給、野草の採取、養蜂や椎茸の栽培、罠と銃による狩猟などにより、自給自足の農業を実践。淡路島内外のレストランに野菜、卵、蜂蜜などの直接販売を手掛けている。また、将来的には葡萄の自家栽培による有機ワインの醸造を目指している。自らの思考の趣くままに古今東西の書物を読み漁る読書家であり、文筆家でもある。

哲学するレストラトゥール-自給自足の有機農業で実践する「贈与への責務と返礼」 の商品スペック

商品仕様
出版社名:ブリコルール・パブリッシング
著者名:橘 真(著)
発行年月日:2017/05
ISBN-10:4990880129
ISBN-13:9784990880125
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会科学総記
言語:日本語
ページ数:227ページ
縦:20cm
横:13cm
他のその他の書籍を探す

    その他 哲学するレストラトゥール-自給自足の有機農業で実践する「贈与への責務と返礼」 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!