イメージの修辞学 ことばと形象の交叉 新装版 [単行本]
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イメージの修辞学 ことばと形象の交叉 新装版 [単行本]

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出版社:三元社
販売開始日: 2017/05/31
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イメージの修辞学 ことばと形象の交叉 新装版 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ことばとイメージの連関の仕組みを総括する。「読むこと」そして「見ること」で得られるイメージの相違と連関についての議論は古代より続き、いまも多彩な主張が乱立している。それらを精査し、「読書とイメージ」「視覚的隠喩」「小説の映画化」「“物語る絵”のナラトロジー」「小説と挿絵」の五つの視点から、ことばと形象の交叉がもたらす経験とその歴史的変遷を、多くの実例をひきながら問いなおす。
  • 目次

     序 7
    第Ⅰ部 ことばとイメージ
     第1章 読書とイメージ 12
         1 観念とイメージ 12
              イメージ化の読み/12 近代認識論における「イメージ」/14
              詩と絵画のパラゴーネ/16 詩の絵画的描写/18 バーク/22 レッシング/25
         2 知覚とイメージ 27
              ウィトゲンシュタイン/27 イメージと知識/28 イメージと知覚/31
         3 意味とイメージ 34
              意味の規格型と素性/35 イメージ価と「概念的――ペグ」/37
         4 読書とイメージ 39
              サルトル/40 イメージの「効果」/42 ホメーロスの描写/45
     第2章 視覚的隠喩は可能か  48
         1 転義とモデル 48
              隠喩の代置理論、比較理論/49 隠喩の相互作用理論/50
         2 隠喩と類比 53
              認識論的隠喩論/53 類比による世界認識/55
         3 隠喩と象徴 57
              記号論的隠喩論/57 隠喩的例示/58 暗示と象徴/61
         4 隠喩の述語限定理論 64
              一時的な言語ルール/64 アスペクトの認知/66 述語限定理論/68
         5 隠喩と直喩 71
              比較と同定の陳述文/72 恣意的直喩/74 隠喩の「含み」/76
         6 隠喩とイメージ 78
              隠喩のイコン性/78 非言語的隠喩/80
         7 絵画的隠喩 83
              視覚的ジョークとカリカチュア/83 視覚的駄洒落/86
              合成イメージ/89 広告の発話/92
         8 映画的隠喩 95
              隠喩的モンタージュ/96 映画的文彩/98 説話外的なイメージ/101
     第3章 詩と絵画のパラゴーネ 104
         1 ことばの優位 104
              エクフラシス/104 パラゴーネ/105
         2 イメージの形而上学と解釈学 107
              イコノグラフィーとイコノロジー/107 ベーム「イメージの解釈学」/108
              ベッチマン「美術史解釈学」/111 イムダール「イコニーク」/113
         3 「露出した意味」 115
              バルト「逐字的メッセージ」/116
         4 知覚経験と名指し 118
              ブライソン「図像的なもの」/118 構文的な絵画/121 心理学的唯名論/124
         5 視像の情熱、形態の欲望 126
              位相化/127 言語のテクスチュアと絵画のテクスチュア/128

    第Ⅱ部 小説の映画化
     第4章 物語と描写 132
         1 描写の位置 132
              映画化への欲望と批判/132 補助的言説としての描写/135
              描写の近代とリアリズム/137
         2 テクスト・タイプと「奉仕」関係 139
              「物語に奉仕する描写」・「描写に奉仕する物語」/140
         3 意味の統辞法、知覚の統辞法 142
              明示的な描写/143 モンタージュ――知覚の統辞法/145 描写の物語/147
         4 描写の物語 149
              心的イメージと知覚映像/149 小説の描写/151
              映画の描写/152 「効果」の対比と異同/154
     第5章 語りのモード 156
         1 語りの「態」 156
              物語言説と物語内容/156 「不可視の観察者」と語り手/158
         2 語りの「視点」 161
              〈背後から〉の視点/162 〈ともにある〉視点/165 内面のリアリズム/168
              〈情況〉の視点/173 〈外部から〉の視点/177 物語の叙法のパターン/178
         3 映画における語りの視点 180
              1.〈全知〉の視点、〈情況〉の視点/181
              2.〈ともにある〉視点/185 ● 三人称と一人称/188 ● 「一人称映画」/190
              3.〈外部から〉の視点/191 語りの視点の混合と移行/193

    第Ⅲ部 「物語る絵」のナラトロジー
     第6章 「物語る絵」の叙法 196
         1 絵画の「物語」 196
              タブローという装置/196 絵画のナラトロジー/200
         2 物語言説のメディア――中世の「物語る絵」 202
              ミニアチュール/202 ビザンチンの壁画/205
              ステンドグラス/207 聖なるテクストの優位/210
         3 エクフラシスの修辞学 211
              絵解きとしてのエクフラシス/211 ゼウクシス的イリュージョニズム/213
              イコン的イリュージョニズム/215 超越的な〈全知〉の視点/217
         4 描かれた世界の自立 220
              ジョットの革新/220 「含蓄ある瞬間」/223
              ヒューマニストのエクフラシス/225 アルベルティの「構図」と遠近法/227
              ヴァザーリの美的なエクフラシス/228
         5 指示者のモチーフ 230
              超越論的〈全知〉の視点/230 修辞的イリュージョニズム/232
              美的イリュージョニズム/234 「劇的クロース・アップ」/236
         6 画中の代理人――「母と子」と「後ろむき」のモチーフ 239
              奥行き方向の劇的緊張/239 「母と子」のモチーフ/242
              「後ろむき」のモチーフ/245
         7 美的イリュージョニズム 248
              描写的リアリズム/248 ディドロの美的なエクフラシス/251
              美術カタログ/255 イメージに奉仕することば/257
         8 「没入」のモチーフ 259
              〈情況〉の視点と絵画的描写のリアリズム/259
              没入のモチーフと内面性/262 「演劇的」と「タブロー」/265
         9 仮象論の逆説と〈ともにある〉視点 269
              観者の現前と不在のパラドックス/269 観者の美的な存在情況/271
              肉眼の「視角」と語りの「視点」/273 物語る絵の〈ともにある〉視点/276
              交叉する視線のドラマ/280
         10 情況のタブロー 282
         メロドラマ/282 明暗法――光の遠近法/284 物語る絵の叙法のパターン/286
              1.超越的〈全知〉の視点/287 
              2.超越論的〈全知〉の視点/287 
              3.〈ともにある〉視点、〈情況〉の視点/288
     第7章 近代絵画における語りの視点 290
         1 小説と絵画の遠近法 290
              ケンプの受容美学/290 「観者の位置」に自覚的な構成/290
              「多重遠近法的」な構成/292 小説と絵画のパラレリズム/294
         2 目撃者の「視角」と語りの「視点」 299
              語りの「態」と「叙法」/299 目撃者と「内包された読者」/300
              カメラマンと映画監督と画家/305
              指示者のモチーフ、後ろむきのモチーフ/306
         3 〈ともにある〉視点の画面構成 309
              エッグ《過去と現在》/309 クリンガー《母》/312 スケッチの美学/314

    第Ⅳ部 小説と挿絵
     第8章 近代小説と挿絵 318
         1 挿絵の歴史 318
              十五世紀/319 十六世紀/320 十七世紀/321 十八世紀/323 グラヴロー/327
         2 形象のディスクール――グラヴロー 330
              ルソー『新エロイーズ』挿絵/330 挿絵の記号論的分析――バシィ/333
              語りの光源・サン=プルー/336 読者の反応――ラブロスの分析/338
         3 私的な情感――コドウィエツキーとストザード 340
              コドウィエツキー/340 ストザード/343
         4 近代的叙法の成熟 346
              ターナー――廃墟・ゴシック・ピクチャレスク/346
              ビュイックとクルックシャンク――ビネット/348
              小説の挿絵と舞台のタブロー/351 挿絵の映画的手法/352
              ラファエル前派/355 内省の挿絵に対する批判/357
     第9章 明治期小説の「改良」と挿絵 361
         1 小説の「改良」 361
              坪内逍遙『小説神髄』/362 内面のリアリズムと文体/365
              制度としての漢文体/368
         2 『当世書生気質』 370
              新味と限界/370 二葉亭四迷『浮雲』/374
         3 言文一致運動 377
              語尾と待遇感情/377 「である」体の採用/379
         4 逍遙以後の小説 381
              「人間派」と「没理想」/381 西洋近代叙法の例外的さきがけ/383
              「自叙躰」の流行/385 三人称〈ともにある〉視点の確立/390
         5 日本における「物語る絵」 393
              絵巻の文法/393 江戸の戯作本/396 洋風画/398
         6 戯作下絵から小説挿絵へ 400
              来日画家の影響/401 洋風挿絵受容の限界/404 新聞小説と挿絵/407
              浮世絵系挿絵/409 容斎派の画家たち/412 洋画家たちの参入/413
         7 小坂象堂と自然主義 415
              日本画の自然主義/415 无声会/419
         8 梶田半古と新風 422
              烏合会/422 梶田半古の日本画/424 富岡永洗と梶田半古/426
              右田年英と松本洗耳/429 新旧挿絵の混在/431 梶田半古とアール・ヌーボー/433
         9 鏑木清方の小説経験 437
              西洋画の翻案/438 情況のタブローと〈ともにある〉視点/441

     註 445
     あとがき 509 
     事項索引 1
     人名索引 7
     参考文献 13
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    西村 清和(ニシムラ キヨカズ)
    1948年京都府生まれ。東京大学文学部美学芸術学科卒業、同大学院修了。國學院大学文学部教授(東京大学名誉教授)。『遊びの現象学』(勁草書房、サントリー学芸賞)
  • 内容紹介

    ことばとイメージの連関の仕組を総括する────
    「読むこと」そして「見ること」で得られるイメージの相違と連関についての議論は古代より続き、いまも多彩な主張が乱立している。それらを精査し、「読書とイメージ」「視覚的隠喩」「小説の映画化」「〈物語る絵〉のナラトロジー」「小説と挿絵」の五つの視点から、ことばと形象の交叉がもたらす経験とその歴史的変遷を、多くの実例をひきながら問いなおす。
  • 著者について

    西村清和 (ニシムラキヨカズ)
    國學院大學教授。東京大学名誉教授。著書に『遊びの現象学』(勁草書房、サントリー学芸賞)、『フィクションの美学』(勁草書房)、『現代アートの哲学』(産業図書)、『笑う人間/笑いの現在』(共著、ポーラ文化研究所)、『視線の物語・写真の哲学』(講談社)、『電脳遊戯の少年少女たち』(講談社)、『近代日本の成立』(共編著、ナカニシヤ出版)。訳書にゾルガー『美学講義』(玉川大学出版部)、シェリング『シェリング著作集 3 同一哲学と芸術哲学』(共編訳、燈影舎)。

イメージの修辞学 ことばと形象の交叉 新装版 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:三元社
著者名:西村 清和(著)
発行年月日:2017/05/25
ISBN-10:4883034410
ISBN-13:9784883034413
判型:A5
発売社名:三元社
対象:教養
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:542ページ ※511,31P
縦:22cm
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