ピネベルク、明日はどうする!? [単行本]
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ピネベルク、明日はどうする!? [単行本]

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出版社:みすず書房
販売開始日: 2017/06/21
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ピネベルク、明日はどうする!? [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    失業、貧困、明日への不安…ナチズムへ繋がる道を用意した暗い時代に、お金はちょっぴり、心配と希望はたっぷり抱え、懸命に生きる若夫婦の姿を描いた長編。
  • 目次

    プロローグ  なにも考えていなかった二人

      ピネベルクは子羊ちゃんの身に新しい事件が起きたと知り、一大決心する
      メルシェルの母さん――メルシェル氏――カール・メルシェル  ピネベルク、メルシェル家の騒動に巻きこまれる
      愛とお金をめぐる夜のおしゃべり

    第一部  小さな町

      結婚生活はきちんと人並みにハネムーンではじまった。でも――シチュー鍋は必要なのか?
      ピネベルクが挙動不審になり、子羊ちゃんは謎を解こうとする
      ピネベルク夫妻は引っ越しの挨拶に行き、大いに泣かれる。ひっきりなしに鳴る婚約記念の時計
      謎のヴェールが剥がされる。ベルクマンとクラインホルツ。ピネベルクはなぜ結婚できないのか
      なにを食べればいい? ダンスしてもいい相手は誰? いますぐ結婚しなければならないのか?
      いじめがはじまる。ナチのラウターバッハと、女たらしのシュルツと、隠れ既婚者、窮地に追いこまれる
      エンドウ豆スープをつくり、手紙を書く。でもスープが水っぽい
      クラインホルツが面倒を起こし、クーベも面倒を起こし、社員たちは尻込みするが、ついに誓いを立てる。インゲン豆はまだ見えない
      いつもは用事などないピネベルクがピクニックに出かけ、騒動が起きる
      ピネベルクは自分の天使と、クラインホルツ家のマリーちゃん相手に戦ったが、時すでに遅し
      フリードリクス氏とサーモンとベルクマン氏。だが、すべては徒労に終わり、ピネベルク夫妻はなすすべがない
      一通の手紙が届き、子羊ちゃんはエプロン姿のまま町を駆け抜け、クラインホルツの事務所で泣き叫ぶ

    第二部  ベルリン

      ミア・ピネベルク夫人、交通を妨げる。彼女は子羊ちゃんが気に入り、自分の息子は気に入らず、ヤッハマンとは誰なのか説明する
      正真正銘フランス製の王侯用ベッド。でも家賃が高すぎる。ヤッハマンは職を世話する話を聞いていない。子羊ちゃんは懇願することを学ぶ
      ヤッハマンは嘘をつき、ゼムラーは嘘をつき、レーマンは嘘をつき、ピネベルクも嘘をつく。それでも彼は職を得て、おまけに父親まで得る
      小ティーアガルテンを歩く。ピネベルクは不安でいっぱいで、とても喜ぶ気分になれない
      ケスラーはどんな男か。ピネベルクはどうやって面目を保ち、ハイルブットはどんな救いの手を差しのべたのか
      販売員には三種類あるが、イェネッケ次長はどのタイプが好きか。バターつきパンの招待
      ピネベルクは給料をもらい、店員との交渉にしくじり、化粧台の持ち主になる
      子羊ちゃんはお客を迎え、自分を鏡に映してみる。その晩はお金の話はご法度
      ピネベルク夫妻の結婚生活の習慣。母と息子。ヤッハマンはつねに騎士の役を演じる
      ケスラーは秘密をあばき平手打ちを食う。でもピネベルク夫妻は引っ越さなければならない
      子羊ちゃんは家を探すが、どこでも子供は歓迎されない。でも気絶しそうになったおかげでいいことが起こる
      前代未聞の住まい。プットブリーゼが引っぱり、ヤッハマンが助ける
      予算を立て、肉は控えることに。ピネベルクは子羊ちゃんが変だと気づく
      香水を振りかけたモミの木と、二人の子を持つ母。ハイルブットは、きみたちは勇気があるといったが、ほんとうにそうなのか?
      坊やは昼食を食べなくてはいけないし、フリーダは人生の実例を見なければならない。もし彼女に二度と会えないとしたら?
      洗う食器が少なすぎる! おちびちゃんが生まれるまで。子羊ちゃんもすごい声を上げるかもしれない
      友人を訪問したピネベルクは、裸になるよう誘われる
      ピネベルクはFKKについてどう考え、ノートナーゲルさんはどんな意見か
      ピネベルクはビールをおごると言われ、花を盗み、子羊ちゃんに嘘をつく
      父親たちは子供を迎え、子羊ちゃんはプットブリーゼに抱きつく
      乳母車と、敵対する二人の兄弟。授乳手当はいつ支払われるべきなのか?
      四月の不安。だがハイルブットが助けてくれる。ハイルブットはどこに? ハイルブットが消えた
      ピネベルクは逮捕され、ヤッハマンは幽霊を見る。お茶抜きのラム
      招かれざる客。ヤッハマンは滋養にあふれる良きものを発見する
      ヤッハマンは発明者に。平凡な男は王様に。わたしたちは一緒!
      映画と人生。クニリおじさんがヤッハマンを誘拐する
      おちびちゃんが病気になる。若いお父さん、どうされました?
      五十歩百歩。異端審問官とフィッシャーさん。死刑執行までもう一回猶予を与えてやる、ピネベルク!
      ふたたびミア夫人登場。それはわたしのトランクよ! 警察はくるのか?
      俳優シュリューターとアッカー通りの若い男。万事休す

    エピローグ  人生はつづく

      薪を盗むべきか? 子羊ちゃんはせっせと稼ぎ、坊やに用事を頼む
      主婦がわりの夫。すてきな水と、前が見えないおちびちゃん。六マルクをめぐる争い
      ピネベルク夫妻はなぜ自分たちの家に住んでいないのか。ヨアヒム・ハイルブットの写真センター。レーマンがクビになった!
      躓きの石たるピネベルク。忘れられたバターと保安警察。これほど暗い夜がかつてあっただろうか
      集落にやってきた車。夜の中で待つ二人。子羊ちゃんにはぜんぜん問題じゃない
      茂みのあいだに茂みが。そして昔の恋

    訳者あとがき
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ファラダ,ハンス(ファラダ,ハンス/Fallada,Hans)
    1893‐1947。本名ルドルフ・ディッツェン。司法官僚の息子としてグライフスヴァルトに生まれる。26歳で作家デビュー。グリムのメールヒェンから取ったハンス・ファラダのペンネームを名乗る。ナチスによって「望ましくない作家」に分類され、反ユダヤ的な作品や国策映画の原案などの執筆命令などをうけて困難な執筆生活を続けた。アルコールおよび薬物依存、精神病院入院を経て、終戦を迎える。1946年に『ベルリンに一人死す』(赤根洋子訳、みすず書房)を書き上げた3ヶ月後に没した

    赤坂 桃子(アカサカ モモコ)
    1955年東京生まれ。上智大学文学部ドイツ文学科および慶應大学文学部卒
  • 出版社からのコメント

    ホワイトカラーの若夫婦の新婚生活を娯楽小説として描きつつ、ナチズムへと繋がる1930年代のドイツの暗部を鋭く抉るロングセラー
  • 内容紹介

    時はワイマール共和国末期、空前の大量失業時代。
    彼、ピネベルクは北ドイツの町で簿記係として働くホワイトカラーの23歳。彼女、「子羊ちゃん」ことエマは22歳。バルト海に面した町の労働者階級の家の娘。どこにでもいる、互いに夢中の若い二人。
    予期せぬ彼女の妊娠で、なりゆきとはいえ、希望にみちて結婚し、新生活に入った二人だが、ピネベルクは理不尽な解雇にあい、夫婦は就職のつてをたどってナチス台頭前夜の首都ベルリンへ――。
    さまざまに渦巻く駆け引き、幾多の障害、困難が次々に二人の前に立ちはだかる。

    〈きっとうまくいくから。わたしたちはきっとうまくいくって、わたしはいつも信じてる。わたしたち、勤勉で、節約家でしょ。まっとうな人間で、おちびちゃんが生まれてくるのを望んで、喜んでいる――そんなわたしたちが、うまくやっていけないはずないじゃない? そうじゃなきゃ、おかしいわよ!〉

    ヒトラーの政権掌握前夜、明日をも知れぬ、数百万の名もなき人々=しがない民草を次々にのみこんでゆく貧困と孤独、絶望がピネベルクに襲いかかる。打ち砕かれ、転げ落ちようとする彼の前に灯された小さな、暖かい光とは……?
    没後に出版され、近年にリバイバルヒットとなった『ベルリンに一人死す』の作者ハンス・ファラダの名を一気に世に知らしめた出世作にして、超ロングセラー、ついに公刊。
  • 著者について

    ハンス・ファラダ (ハンス ファラダ)
    1893-1947。本名ルドルフ・ディッツェン。司法官僚の息子としてグライフスヴァルトに生まれる。26歳で作家デビュー、グリムのメールヒェンから取ったハンス・ファラダのペンネームを名乗る。横領罪で服役後、地方新聞の記者として取材した農民の暴動をもとにした『農民、幹部ども、爆弾』(1931年)に続いて、大恐慌と不況に見舞われるドイツ人を描く1932年刊行の『ピネベルク、明日はどうする!?』(赤坂桃子訳、みすず書房)で一躍人気作家となる。その後、ナチスによって「望ましくない作家」に分類されながらも執筆は許され、反ユダヤ的な作品や国策映画の原案などの執筆命令などをうけて困難な執筆生活を続けた。アルコールおよび薬物依存、精神病院入院を経て、終戦を迎える。1946年に『ベルリンに一人死す』(赤根洋子訳、みすず書房)を書き上げた3ヶ月後に没した。

    赤坂桃子 (アカサカモモコ)
    1955年東京生まれ。上智大学文学部ドイツ文学科および慶應大学文学部卒業。訳書に、クリングバーグ・Jr.『人生があなたを待っている――〈夜と霧〉を越えて』全2巻(みすず書房、2006)、ボルマン『沈黙を破る者』『希望のかたわれ』(河出書房新社、2014、2015)、ヒレンブラント『ドローンランド』(河出書房新社、2016)、フランクル『精神療法における意味の問題』(北大路書房、2016)、フランクル『ロゴセラピーのエッセンス』(新教出版社、2016)、ファラダ『ピネベルク、明日はどうする!?』(みすず書房、2017)などがある。

ピネベルク、明日はどうする!? [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:ハンス ファラダ(著)/赤坂 桃子(訳)
発行年月日:2017/06/20
ISBN-10:4622085941
ISBN-13:9784622085942
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国文学小説
言語:日本語
ページ数:384ページ
縦:20cm
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