グローバル・ジハードのパラダイム―パリを襲ったテロの起源 [単行本]
    • グローバル・ジハードのパラダイム―パリを襲ったテロの起源 [単行本]

    • ¥3,960119 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009002798772

グローバル・ジハードのパラダイム―パリを襲ったテロの起源 [単行本]

価格:¥3,960(税込)
ゴールドポイント:119 ゴールドポイント(3%還元)(¥119相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:新評論
販売開始日: 2017/08/29
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

グローバル・ジハードのパラダイム―パリを襲ったテロの起源 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本書は、イスラム主義の過激な派生現象としてのジハーディズムと、移民とその子孫が構成する「フランスのイスラム教」とに焦点をあて、パリを襲ったテロの「起源」を描き出す。ヨーロッパ市民として育った若いイスラム教徒や改宗者が、家族環境、社会・経済・政治状況に方向づけられつつ、「アルカイダ後のジハード」の遂行者に変貌するプロセスのケーススタディである。ウェブ時代にあってイデオロギーの拡散に国境はない。日本人犠牲者も出た。本書を通じて浮かび上がるグローバル・ジハードのパラダイムは、ジハーディズムの今後の変転と世界の根本課題を再点検する上で、重要な示唆となろう。エマニュエル・トッド『シャルリとは誰か?』への批判的論考を含む注目作。
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    プロローグ 「ブールの行進」から「『シャルリー・エブド』襲撃」と「バタクラン襲撃」へ
    1 潜伏期―クリシーの暴動からサルコジ時代へ(二〇〇五年~一二年)(二〇〇五年、転換期の始まり;「イスラム教徒の票」から「イスラム教徒票」へ;メラ事件とコンテクスト)
    2 噴出期―オランド大統領誕生から「『シャルリー・エブド』襲撃」「バタクラン襲撃」へ(二〇一二~一五年)(フランスのジハード、シリアのジハード;イスラム教徒票の逆転;#シャルリークリバリ(#CharlieCoulibaly))
    エピローグ 「カラシニコフ」と「カール・マルテル」の間に
  • 内容紹介

     本書の原著は2015年12月、「ジハード(聖戦)」を称する一連のテロがパリを標的として相次いだ年の暮れに刊行された。中東では前年にイスラム主義(=政治的イスラム)の極度に暴力的かつ全体主義的な変容である「イスラム国(IS)」の樹立が宣言され、フランスからも若者数百人が合流するという前代未聞の状況が発生、パリでのテロはこれと連動していた。
     イスラム主義研究の国際的権威G・ケペルを主著者に、若い政治学者A・ジャルダンが執筆に参加した本書は、イスラム主義の過激な派生現象としてのジハーディズムと、イスラム教徒移民およびその子孫が構成する「フランスのイスラム教徒」という二つの対象に焦点を当て、パリを襲ったテロの「起源」を描き出そうとする。ヨーロッパ市民として育った若いイスラム教徒移民二世あるいは改宗者が、家庭環境や社会・経済・政治状況に方向づけられつつ、「アルカイダ後のジハード」の遂行者へと変貌するプロセスのケーススタディである。
     ウェブ時代にあってイデオロギーの拡散に国境はない。日本人犠牲者も出た。本書を通して浮かび上がるグローバル・ジハードのパラダイムは、ジハーディズムの今後の変転を予測するうえで、日本においても重要な基礎資料となろう。
     本書はまた、あらゆる本質主義的イデオロギーの政治化がもたらす暴力性について貴重な示唆を含む。民族や宗教上の復古的理想像を「アイデンティティー」として称揚するイデオロギーが政治化すれば、民主主義がそれぞれ一定のルールの下に確保すべき個人の自由は脅かされる。新自由主義(ネオリベラリズム)により加速した社会的矛盾の解決は、民主主義下での自由への攻撃ではなく、弛まぬ包摂の努力により見出すべきではないか。
     イスラム主義の浸透と極右の伸張、社会との断絶と被害者意識による扇動、極左運動の遺産、そして共和国の統合原理としての「非宗教性(ライシテ)」―本書には、現代のフランス社会を新たな角度から理解するための貴重な鍵がいくつも含まれている。加害者と被害者という亀裂のイデオロギーを退け、西洋とイスラムの一般市民への信頼を表明し続けるケペルは、原著刊行から半年後、ジハーディストによる威嚇を受ける事態にも直面した。
    ◎エマニュエル・トッド『シャルリとは誰か?』への批判的論考を含む注目作。
    (よしえ・まきこ パリ在住 翻訳家)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ケペル,ジル(ケペル,ジル/Kepel,Gilles)
    1955年生まれ。政治・社会学者。現代アラブ・イスラム世界研究。パリ高等師範学校地中海・中東研究講座ディレクター。パリ政治学院教授。ニューヨーク大学、コロンビア大学、LSE(ロンドン経済・政治学院)などで教鞭をとった。現代イスラム主義研究の先駆者として著書多数。大都市郊外でのフィールドワークによる「フランスにおけるイスラム教」、さらに「西洋におけるイスラム教」の研究でも著名

    ジャルダン,アントワーヌ(ジャルダン,アントワーヌ/Jardin,Antoine)
    フランス国立科学研究センター(CNRS)研究員。パリ政治学院欧州研究センター。パリ、マドリード、バーミンガム郊外の大衆地区における投票行動の比較研究で博士号取得(2014年)

    義江 真木子(ヨシエ マキコ)
    東京大学仏語仏文学修士。フランス政府給費留学生として渡仏(パリ第3大学、パリ高等師範学校)。パリ在住。翻訳・リサーチ活動に従事。パリ第3大学通訳翻訳大学院(ESIT)講師
  • 著者について

    ジル・ケペル (ジル ケペル)
    Gilles KEPEL 政治・社会学者、パリ高等師範学校・パリ政治学院教授、イスラム主義・現代アラブ世界関連の著書多数。『ジハード―イスラム主義の発展と衰退』(産業図書、2006)は10カ国語以上に翻訳。

    アントワーヌ・ジャルダン (アントワーヌ ジャルダン)
    Antoine JARDIN 仏国立科学研究センター研究員、大衆地区の政治社会学を専攻。

    義江真木子 (ヨシエ マキコ)
    義江 真木子 パリ在住 翻訳家

グローバル・ジハードのパラダイム―パリを襲ったテロの起源 の商品スペック

商品仕様
出版社名:新評論
著者名:ジル ケペル(著)/アントワーヌ ジャルダン(著)/義江 真木子(訳)
発行年月日:2017/09/05
ISBN-10:4794810733
ISBN-13:9784794810731
判型:B6
発売社名:新評論
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:438ページ
縦:19cm
その他: 原書名: TERREUR DANS L'HEXAGONE:GEN`ESE DU DJIHAD FRANCAIS〈Kepel,Gilles;Jardin,Antoine〉
他の新評論の書籍を探す

    新評論 グローバル・ジハードのパラダイム―パリを襲ったテロの起源 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!