クルアーンにおける神と人間―クルアーンの世界観の意味論(井筒俊彦英文著作翻訳コレクション) [全集叢書]
    • クルアーンにおける神と人間―クルアーンの世界観の意味論(井筒俊彦英文著作翻訳コレクション) [全集叢書]

    • ¥6,380192 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年7月31日木曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009002799943

クルアーンにおける神と人間―クルアーンの世界観の意味論(井筒俊彦英文著作翻訳コレクション) [全集叢書]

井筒 俊彦(著)鎌田 繁(監訳)仁子 寿晴(訳)
価格:¥6,380(税込)
ゴールドポイント:192 ゴールドポイント(3%還元)(¥192相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年7月31日木曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:慶応義塾大学出版会
販売開始日: 2017/07/04
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

クルアーンにおける神と人間―クルアーンの世界観の意味論(井筒俊彦英文著作翻訳コレクション) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    クルアーン論の世界的名著、待望の邦訳。
  • 目次

     序

    第一章 意味論とクルアーン
     一 クルアーンの意味論
     二 個別概念の統合
     三 「基本的」意味と「連関的」意味
     四 語彙と世界観(Weltanschauung)

    第二章 歴史のなかに配置されたクルアーンのキー・ターム
     一 通時的意味論と共時的意味論
     二 クルアーンとポストクルアーン諸体系

    第三章 クルアーンの世界観の基本構造
     一 予備考察
     二 神と人間
     三 ムスリム共同体
     四 不可視なものと可視なるもの
     五 現世と来世
     六 終末論的概念群

    第四章 アッラー
     一 アッラーという語の「基本的」意味と「連関的」意味
     二 アラビア半島の異教におけるアッラーの概念
     三 ユダヤ教徒とキリスト教徒
     四 異教のアラブ人たちが手にしたユダヤ・キリスト教のアッラーの概
       念
     五 ハニーフたちのアッラー

    第五章 神と人間の存在論的連関
     一 創造の概念
     二 人間の運命

    第六章 神と人間のコミュニケーション的連関(Ⅰ)
    ――非言語的コミュニケーション
     一 神の「徴/記号」
     二 神的導き
     三 コミュニケーションの手段としての崇敬

    第七章  神と人間のコミュニケーション的連関(Ⅱ)
    ――言語的コミュニケーション
     一 神の語り(kalām Allāh)
     二 ワユフという語の原義
     三 啓示の意味論的構造
     四 アラビア語における啓示
     五 祈り(ドゥアー、Du‘ā’)

    第八章 ジャーヒリーヤとイスラーム
     一 イスラームと、ひくく在って己れを委ねることの概念
     二 ヒルムからイスラームへ
     三 「服従」としての宗教(ディーン、dīn)の概念

    第九章 神と人間の倫理的連関
     一 慈しみの神
     二 怒りの神
     三 ワアドとワイード


     解 説
     監訳者あとがき
     参考文献
     索引……事項索引/アラビア語用語索引(和訳つき)
         人名・著者名索引/クルアーン引用索引/原語索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    井筒 俊彦(イズツ トシヒコ)
    1914年、東京都生まれ。1949年、慶應義塾大学文学部で講義「言語学概論」を開始、他にもギリシャ語、ギリシャ哲学、ロシア文学などの授業を担当し、英文処女著作Language and Magicなどを発表。1959年から海外に拠点を移しマギル大学やイラン王立哲学アカデミーで研究に従事、エラノス会議などで精力的に講演活動も行った。この時期は英文で研究書の執筆に専念した。1979年、日本に帰国してからは日本語による著作や論文の執筆に勤しみ『イスラーム文化』『意識と本質』などの代表作を発表した。93年、死去

    鎌田 繁(カマダ シゲル)
    東京大学名誉教授、日本オリエント学会前会長。イスラーム神秘思想・シーア派研究

    仁子 寿晴(ニゴ トシハル)
    同志社大学非常勤講師。イスラーム哲学・中国イスラーム思想
  • 出版社からのコメント

    クルアーンを井筒独自の意味論的手法により読みとく世界的にも画期的な名著を、最新の研究をふまえ日本語に翻訳する。
  • 内容紹介

    ▼井筒俊彦英文著作翻訳コレクション第二弾God and Man in the Koran (1964)の日本語訳。

    ▼クルアーンに示される世界の中心をなす「創造主である神」と「被造物たる人間」との関係を、意味論的に分析するという世界的にも画期的な名著を最新研究をふまえ翻訳。
     井筒はまず冒頭の二章を割いて、意味論的方法とは何か、それをいかにクルアーン分析に有効かを説明し、さらに「主としての神」、「奴隷としての人間」というセム的な神人関係を土台とするクルアーン的世界観の基礎構造を概説する。
     つづいて、クルアーンの中心的存在である神について、アッラーという神名とその意味領域について論じるため、前イスラーム(pre-Islamic)のジャーヒリーヤ期と呼ばれる「無道時代」のアッラーの在り方、それがユダヤ教徒やキリスト教徒との接触を通じて変容してゆく様を叙述する。 

     井筒の著作を特徴づける、確固たる意味論的方法およびクルアーンをクルアーンに内在する世界観で理解しようとするオリジナルなテクスト読みは、クルアーンをより詳しく理解しようとする読者のみならず、井筒読者も満足させる内容。多引されるジャーヒリーヤ詩は本書でしか出会えない逸品の作品でもある。
  • 著者について

    井筒 俊彦 (イヅツ トシヒコ)
    井筒 俊彦
     1914年、東京都生まれ。1949年、慶應義塾大学文学部で講義「言語学概論」を開始、他にもギリシャ語、ギリシャ哲学、ロシア文学などの授業を担当した。『アラビア思想史』『神秘哲学』や『コーラン』の翻訳、英文処女著作Language and Magic などを発表。
     1959年から海外に拠点を移しマギル大学やイラン王立哲学アカデミーで研究に従事、エラノス会議などで精力的に講演活動も行った。この時期は英文で研究書の執筆に専念し、God and Man in the Koran, The Concept of Belief in Islamic Theology, Sufism and Taoism などを刊行。
     1979年、日本に帰国してからは日本語による著作や論文の執筆に勤しみ『イスラーム文化』『意識と本質』などの代表作を発表した。93年、死去。『井筒俊彦全集』(全12巻…

    鎌田 繁 (カマダ シゲル)
    鎌田 繁
    東京大学名誉教授、日本オリエント学会前会長。イスラーム神秘思想・シーア派研究。


    仁子 寿晴 (ニゴ トシハル)
    仁子 寿晴
    同志社大学非常勤講師。イスラーム哲学・中国イスラーム思想。

クルアーンにおける神と人間―クルアーンの世界観の意味論(井筒俊彦英文著作翻訳コレクション) の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶應義塾大学出版会
著者名:井筒 俊彦(著)/鎌田 繁(監訳)/仁子 寿晴(訳)
発行年月日:2017/06/30
ISBN-10:4766424166
ISBN-13:9784766424164
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:389ページ ※366,23P
縦:22cm
他の慶応義塾大学出版会の書籍を探す

    慶応義塾大学出版会 クルアーンにおける神と人間―クルアーンの世界観の意味論(井筒俊彦英文著作翻訳コレクション) [全集叢書] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!