清崎敏郎の百句 [単行本]

清崎敏郎の百句 [単行本] の 商品概要

• 目次

  清崎敏郎の百句　3
  師の後ろ姿　204
  初句索引　217

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  西村 和子(ニシムラ カズコ)
  昭和２３年横浜生まれ。昭和４１年「慶大俳句」に入会、清崎敏郎に師事。昭和４５年慶応義塾大学文学部国文科卒業。昭和５６年「若葉」同人。平成８年行方克巳と「知音」創刊、代表。句集『夏帽子』（俳人協会新人賞）、『心音』（俳人協会賞）、『椅子ひとつ』（小野市詩歌文学賞・俳句四季大賞）。著作『虚子の京都』（俳人協会評論賞）など。毎日俳壇選者。俳人協会理事

• 出版社からのコメント

  ◆俳句は足でかせぐものだ
  
  蹤いてくるその足音も落葉踏む
  
  落葉を踏んで歩く時、人は孤独感…

• 内容紹介

  ◆俳句は足でかせぐものだ
  
  蹤いてくるその足音も落葉踏む
  
  落葉を踏んで歩く時、人は孤独感のうちにも、今、ここに在る自分の存在を改めて確認する。静けさの中で、この句はもうひとつの足音を聞いている。自分に蹤き従って歩む者の、落葉踏む音である。その足音も孤独の象徴と言えよう。創作の道を歩む師弟関係を思わせる句だ。その存在に気づいていても、待ってやったり、声をかけるでもない。隣り合う孤独を思うばかり。
  　句集『系譜』の掉尾に置かれた句。風生没後「若葉」の継承者として出版した句集の題名にも、その覚悟は表われている。

• 著者について

  西村和子 (ニシムラカズコ)
  昭和23年　横浜生まれ。
  昭和41年　「慶大俳句」に入会、清崎敏郎に師事。
  昭和45年　慶応義塾大学文学部国文科卒業。
  昭和56年　「若葉」同人。
  平成８年　行方克巳と「知音」創刊、代表。
  
  句集『夏帽子』（俳人協会新人賞）『窓』『かりそめならず』『心音』（俳人協会賞）『鎮たましずめ魂』『椅子ひとつ』（小野市詩歌文学賞・俳句四季大賞）。
  著作『虚子の京都』（俳人協会評論賞）『添削で俳句入門』『季語で読む源氏物語』『季語で読む枕草子』『季語で読む徒然草』『俳句のすすめ・若き母たちへ』『気がつけば俳句』『ＮＨＫ俳句・子どもを詠う』『シリーズ自句自解Ⅰベスト100西村和子』『愉しきかな、俳句』ほか。
  
  毎日俳壇選者。
  俳人協会理事。

清崎敏郎の百句 [単行本] の商品スペック