存在肯定の倫理〈1〉ニヒリズムからの問い [単行本]
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出版社:ナカニシヤ出版
販売開始日: 2017/07/01
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存在肯定の倫理〈1〉ニヒリズムからの問い [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    虚無主義の中にある「真実」を直視する。現代社会に浸透しきったニヒリズムをごまかさず受けとめた先に、まっさらな倫理―“歓ばしきエチカ”への道を切り拓く、雄大なスケールの倫理論。
  • 目次

    【第I部】虚無の系譜 ニヒリズムの思想史的考察

    第1章 ニーチェ以前のニヒリズム

     1 ドイツ観念論およびロマン主義

     2 ロシア・ニヒリズム

    第2章 ニーチェのニヒリズム論
     
     1 ニーチェにおけるニヒリズム論の射程
        ──後期の遺稿から
     1‐1 価値喪失のニヒリズム
          ──キリスト教的‐道徳的世界解釈の必然的結果として
     1‐2 「中間状態」のニヒリズム
          ──能動的ニヒリズムと受動的ニヒリズム
     1‐3 完全なニヒリズム
          ──永劫回帰思想とニヒリズム論の合流
     1‐4 ニヒリズム批判
          ──ヨーロッパの理性主義に対する批判として
     1‐5 ニヒリズム、最後の用法
          ──虚無への意志

     2 「虚無への意志」というニヒリズム
        ──『道徳の系譜学』から
     2‐1 ニヒリズム論としての『道徳の系譜学』
     2‐2 棄て去られていく〈力〉
          ──ニヒリズムの根本源泉
     2‐3 「主体」の誕生
     2‐4 「虚無への意志」というニヒリズム
     2‐5 ニヒリズムの三つの用法

    第3章 ハイデガーのニヒリズム論

     1 ニヒリズムの始元
        ──本質存在と事実存在の分離
     1‐1 ニヒリズム:形而上学:存在忘却
     1‐2 本質存在と事実存在の分離
          ──ハイデガーのプラトン解釈

     2 ニヒリズムの展開
        ──主体性の形而上学へ
     2‐1 近代的主体の誕生
          ──ハイデガーのデカルト解釈
     2-2 無制約的主体へ
          ──ハイデガーのニーチェ解釈
     
    第4章 ニヒリズム超克の陥穽──主体性をめぐって

     1 神の死と主体の誕生
        ──二つのニヒリズム

     2 主体性と非‐主体性の相剋
        ──ニーチェにおけるニヒリズム克服の試みと限界
     2‐1 ニーチェにおける主体性と非‐主体性の相剋
     2‐2 超人と力への意志の思想における〈主体性と非‐主体性の相剋〉
     2‐3 永劫回帰思想における〈主体性と非‐主体性の相剋〉
     2‐4 主体的側面と非‐主体的側面におけるニヒリズム克服の意味

     3 主体性から非‐主体性への変容
        ──ハイデガーにおけるニヒリズム克服の試みと限界
     3‐1 『存在と時間』における主体性
     3‐2 存在の外留、あるいは無としての存在
     3‐3 人間の本質
          ──非-主体的なもの
     3‐4 最後のキリスト教徒?
          ──後期ハイデガーのニヒリズム論における「主体」の行方

    【第Ⅱ部】存在の明滅 ニヒリズムの存在論的考察

    第5章 ニヒリズムの〈転回〉

     1 主体とその世界の崩壊

     2 明るい夜
        ──ニヒリズムの〈転回〉

    第6章 存在の無根拠性

     1 根拠とニヒリズム

     2 根拠と存在

     3 「なぜ」なき生

     4 深淵と倫理
        ――日常への帰郷

    第7章 存在の偶然性

     1 偶然性とニヒリズム

     2 三つの偶然性
        ──存在会得の階梯としての

     3 偶然即必然テーゼ、あるいは運命愛について

    第8章 存在の空性

     1 ニヒリズムと空
        ──宗教から非宗教へ

     2 空の存在論
        ──空:中:仮

     3 空における回互

    第9章 存在の無常性

     1 ニヒリズムと無常

     2 無常と存在

     3 瞬間の聖性

    第10章 ニヒリズムの〈解消〉、あるいは〈神性〉への離脱

     1 死して在る

     2 神なき時代の聖なるもの

    【第Ⅲ部】歓ばしきエチカ ニヒリズムの倫理学的考察

    第11章 「道徳」の崩壊──倫理的ニヒリズム

     1 「道徳」の崩壊とニヒリズム

     2 現代倫理学の内に潜む「道徳」

    第12章 歓喜としてのモラル──存在の豊饒の中へ

     1 内なる自然の支配
        ──「道徳」というニヒリズム(一)

     2 外なる他者の忘却
        ──「道徳」というニヒリズム(二)

     3 〈交歓〉のエチカ
        ──単純な至福

     4 脱自性と共同体
        ──ひとつの自己解放としての

     5 在ること、持つこと

    第13章 美学としてのモラル──存在の荘厳に向けて

     1 地獄としての他者、虚無としての他者

     2 美学としてのモラル

     3 生と倫理の架け橋
        ──自己へのケアと倫理的ケア

     4 ケアの倫理と公共性

     5 自己と自然の倫理
        ――「みずから」と「おのずから」

    あとがき

    事項索引

    人名索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    後藤 雄太(ゴトウ ユウタ)
    1972年岐阜県生まれ。1995年広島大学文学部哲学科インド哲学専攻卒業。1999年広島大学大学院文学研究科博士課程後期倫理学専攻修了。博士(文学)(広島大学)。現在、北海道情報大学准教授。哲学・倫理学専攻
  • 出版社からのコメント

    社会に浸透した虚無主義が持つ「真実」を受けとめた先に、新たな倫理への道を拓く。現代を生きる全ての人にとって必読の倫理論。
  • 著者について

    後藤 雄太 (ゴトウ ユウタ)
    1972年 岐阜県生まれ。1995年 広島大学文学部哲学科インド哲学専攻卒業。1999年 広島大学大学院文学研究科博士課程後期倫理学専攻修了。博士(文学)(広島大学)。現 在 北海道情報大学准教授。哲学・倫理学専攻。著 作 『人間論の21世紀的課題6 教育と倫理』〔共著〕(ナカニシヤ出版,2008年),『情報倫理学入門』〔共著〕(ナカニシヤ出版,2004年),「東洋哲学における〈自己への配慮〉と〈平和〉――ガンディーとティク・ナット・ハンの実践と思想から」(『ぷらくしす』第17号,2016年),「スピリチュアル・ペインは癒やされうるか――死生観の転回構造」(『医学哲学医学倫理』第23号,2005年),「ニーチェとハイデガーにおけるニヒリズムの「超克」,あるいは〈解消〉」(『倫理学年報』第47集,1998年),他。

存在肯定の倫理〈1〉ニヒリズムからの問い [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:ナカニシヤ出版 ※出版地:京都
著者名:後藤 雄太(著)
発行年月日:2017/06/30
ISBN-10:4779511739
ISBN-13:9784779511738
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:255ページ
縦:21cm
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