電力改革の争点―原発保護か脱原発か [単行本]
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電力改革の争点―原発保護か脱原発か [単行本]

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出版社:緑風出版
販売開始日: 2017/06/07
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電力改革の争点―原発保護か脱原発か [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    電力改革先進国では「再生可能エネルギー100%の社会」もそう遠くない。日本でも2016年4月の電力全面自由化をはじめとした電力改革により、既存の電力会社のシェアが次第に低下し、原発も次第に不要になっていく。ところが経産省は、原子力村からの要請に基づき「電力システム改革貫徹」と称する原発保護政策を画策している。本書は、「電力システム改革貫徹」がいかに違法、かつ有害無益な「電力改革妨害」策であるかを、また、膨大な「放射能で汚染された廃棄物・土壌」の処理をめぐる国の政策が、国民の健康への脅威を計り知れないものにする、とんでもない放射能拡散政策であることを明らかにする。
  • 目次

    はじめに
    第1章 電力改革とは何か
     1 電力自由化の進展
     2 垂直統合型から構造分離型へ
     3 規制料金と自由料金
      (1) 地域独占の根拠は「規模の経済」
      (2) 規制料金は総括原価方式に基づいて算定される
     4 電力改革の工程
     5 イコールフッティングと非対称規制
      (1) イコールフッティングには非対称規制が必要
      (2) 新電力の供給力不足とその対策
     6「改革貫徹」のための委員会等の設置
    第2章 「改革貫徹」を批判する──その1 託送料金への上乗せ
     1 託送料金上乗せは違法である
      (1) 託送料金上乗せは電気事業法に違反する
      (2) 原発保護策の代償措置がまた原発保護策になる
     2 賠償費の託送料金上乗せを批判する
      (1) 中間とりまとめの論理
      (2) 中間とりまとめの論理を批判する
     3 廃炉費の託送料金上乗せを批判する
      (1) 中間とりまとめの論理
      (2) 中間とりまとめの論理を批判する
    第3章 「改革貫徹」を批判する──その2 市場の創設
     1 容量市場はなぜ必要か
      (1) ミッシングマネー問題
      (2) 再生可能エネルギーの導入には調整電源が必要
      (3) メリットオーダー効果
      (4) レントによる固定費回収
      (5) 容量メカニズムと容量市場
      (6) 容量市場は必要である
     2 ベースロード電源市場は必要か
      (1) ベースロード電源とは何か
      (2) ベストミックス論
      (3) ベースロード電源市場とは何か
      (4) ベースロード電源市場は不要である
      (5) ベースロード電源市場はベストミックス論を前提とした原発保護策
     3 非化石価値取引市場は必要か・105
      (1) 非化石価値取引市場とは何か
      (2) 非化石価値取引市場は温暖化対策を口実とした原発保護策
      (3) 高度化法が非化石価値取引を可能にする
      (4) 高度化法はエネルギー基本計画に反している
      (5) 非化石価値取引市場は原発保護策としての効果も少ない
    第4章 原発は不要になっていく
     1 原発は高コストの失格電源
      (1) 原発はベースロード電源としても失格
      (2) 「原発の電気が高い」は証明済み
      (3) 「原発の電気が安い」との試算のカラクリ
      (4) 経産省「二〇一五年試算」の検討
     2 原発による火力の出力抑制は不経済である
     3 原発は再生可能エネルギーを圧迫している
      (1) 九電ショック
      (2) 原発の供給力の過大見積もりにより接続可能量を抑制
     4 電力改革が原発を不要にしていく
      (1) 卸電力市場を通じた供給が基本になる
      (2) 原発はメリットオーダー効果により市場から押し出されていく
      (3) 自給からグリッドパリティへ
     5 調整電源の火力も不要になっていく
      (1) 蓄電池の活用
      (2) 連系線の活用
      (3) コンバインド・パワープラント
      (4) パワー・トゥ・ガス
    第5章 放射能拡散政策を批判する
     1 放射能拡散政策の経緯
      (1) 震災がれきの広域処理
      (2) 除染
      (3) 特定廃棄物と特定一般廃棄物・特定産業廃棄物
     2 難航する中間貯蔵施設
      (1) 中間貯蔵施設の経緯
      (2) 難航する地権者と環境省との交渉
      (3) 揺らぐ最終処分
     3 汚染土の公共事業利用は放射能拡散・東電免責につながる愚策である
      (1) 逆有償の汚染土壌は廃棄物である
      (2) 除去土壌は東電の排出した廃棄物
      (3) 除去土壌の処分基準は未制定
      (4) 土壌中の再利用は不法投棄と同じ
      (5) 放射性物質による土壌汚染の基準・規制も未制定
      (6) インセンティブ付けは東電免責につながる恐れ
      (7) 棄民化政策から被災者救済最優先の政策への転換を
    あとがき
    索引
  • 出版社からのコメント

    経産省が画策している「電力システム改革貫徹」と称する政策は、原子力村からの要請に基づく原発保護政策である。本書は問題点を洗う
  • 内容紹介

     電力改革先進国では「再生可能エネルギー100%の社会」もそう遠くない。日本も2016年4月の電力全面自由化をはじめとした電力改革により、既存の電力会社のシェアが次第に低下し、原発を次第に不要になっていく。ところが経産省は、原子力村からの要請に基づき「電力システム改革貫徹」と称する原発保護政策を画策している。
     本書は、「電力システム改革貫徹」がいかに違法、かつ有害無益な「電力改革妨害」策であるかを、また、膨大な「放射能で汚染された廃棄物・土壌」の処理をめぐる国の政策が、国民の健康への脅威を計り知れないものにする、とんでもない放射能拡散政策であることを明らかにする。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    熊本 一規(クマモト カズキ)
    1949年佐賀県小城町に生まれる。1973年東京大学工学部都市工学科卒業。1980年東京大学工系大学院博士課程修了(工学博士)。和光大学講師、横浜国立大学講師、カナダ・ヨーク大学客員研究員などを経て、明治学院大学教授。ごみ・リサイクル問題で市民サイドからの政策批判・提言を行なうとともに、各地の埋立・ダム・原発等で漁民をサポートしている。専攻は、環境経済・環境政策・環境法規
  • 著者について

    熊本 一規 (クマモトカズキ)
    1949年 佐賀県小城町に生まれる。1973年 東京大学工学部都市工学科卒業。1980年 東京大学工系大学院博士課程修了(工学博士)。和光大学講師、横浜国立大学講師、カナダ・ヨーク大学客員研究員などを経て現在 明治学院大学教授。
     ごみ・リサイクル問題で市民サイドからの政策批判・提言を行なうとともに、各地の埋立・ダム・原発等で漁民をサポートしている。専攻は、 環境経済・環境政策・環境法規。
     著書 『ごみ行政はどこが間違っているのか?』(合同出版、1999年)、『日本の循環型社会づくりはどこが間違っているのか?』(合同出版、2009年)、『海はだれのものか』(日本評論社、2010年)。『よみがえれ!清流球磨川』(共著、緑風出版、2011年)、『脱原発の経済学』(同、2011年)『電力改革と脱原発』(同、2014年)など多数。

電力改革の争点―原発保護か脱原発か [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:緑風出版
著者名:熊本 一規(著)
発行年月日:2017/06/20
ISBN-10:484611709X
ISBN-13:9784846117092
判型:B6
発売社名:緑風出版
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:200ページ
縦:20cm
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