明治・大正期の科学思想史 [単行本]
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明治・大正期の科学思想史 [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2017/08/19
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明治・大正期の科学思想史 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    科学思想史の本当の研究対象は、自然というよりは“自然についての知識のあり方”、またはその“作られ方”である。科学思想史は、自然界の条理を探ろうとする人間の精神のあり方、つまり観察、概念構築、理論構成などを可能な限り緻密かつ複層的に捉えようとする。―金森修が構想、執筆者を集めた最後の書。明治以降の我が国の科学思想史を通覧する三部作、ここに完結。
  • 目次

    序 章[橋本明]

    第一章 国民と実学──「啓蒙」と「戯作」の交点[金子亜由美]
     はじめに
     第一節 「人民」から「国民」へ──福澤諭吉の「国民」像
     第二節 「学者」にして「経営者」──「私立」の背後にあるもの
     第三節 「人間普通の実学」としての「学問」──儒学批判と「窮理」の精神
     第四節 「実学」の無意識──症候としての「戯作」
     第五節 「戯作」を書く啓蒙家──「かたわ娘」論
     おわりに

    第二章 山川健次郎の科学思想と尚武主義──物理学・社会学・富国強兵[夏目賢一]
     はじめに
     第一節 明治初期──学問における物理学の位置づけ
     第二節 明治後期──近代化の進展と日露戦争
     第三節 大正期──第一次世界大戦と尚武主義
     おわりに──理学による国家の発展と尚武主義

    第三章 横井時敬の農学[藤原辰史]
     はじめに──農界の巨星、墜つ
     第一節 横井時敬とは誰か
     第二節 農学とその周縁
     第三節 農学のかたち──『合関率』から
     おわりに

    第四章 明治・大正期の地理的知──朝鮮半島の地誌と旅行記をめぐって[米家泰作]
     はじめに
     第一節 半島に向かう地理的知
     第二節 戦争と併合の地理的知
     第三節 朝鮮の地誌と地理的植民地論──矢津昌永と田淵友彦
     おわりに

    第五章 宇宙と国粋──三宅雪嶺のコスミズム[奥村大介]
     はじめに
     第一節 来歴
     第二節 前提的評価
     第三節 絢爛たる知の銀河──『宇宙』
     おわりに──奇妙な常識人の肖像

    第六章 帝國大學と精神病学と精神病者──明治・大正期における精神病治療思想の系譜[橋本明]
     はじめに
     第一節 下田光造のライフコース
     第二節 精神病学の黎明──京都と東京
     第三節 帝國大學という舞台
     第四節 精神病学の教育と研究
     第五節 もうひとつの精神病学
     第六節 精神病者の治療と処遇の法制度
     第七節 「治療の場所」をめぐって
     おわりに

    第七章 天変地異をめぐる科学思想──関東大震災と科学啓蒙者たちを中心に[中尾麻伊香]
     はじめに──天変地異と科学啓蒙
     第一節 鯰から科学へ──地震学の誕生
     第二節 天譴論──関東大震災とメディア
     第三節 科学界の反応──関東大震災と科学啓蒙
     第四節 自然を征服する──予言と地震学者
     おわりに──科学と天譴

    第八章 千里眼は科学の分析対象たり得るか──心理学の境界線をめぐる闘争[一柳廣孝]
     はじめに
     第一節 今村新吉「透視に就て」の問題機制
     第二節 千鶴子の透視実験と各学問ジャンルの対応の諸相
     第三節 念写の登場と京大光線の発見
     第四節 千里眼は科学の分析対象たり得るか

    おわりに
    あとがき[橋本明]
    附記[奥村大介]
    文献表
    事項索引
    人名索引
    執筆者紹介
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    金森 修(カナモリ オサム)
    1954年北海道出身。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(哲学・パリ第一大学)。筑波大学講師、東京水産大学助教授などを経て、東京大学大学院教育学研究科教授。専門:フランス哲学、科学思想史、生命倫理学
  • 出版社からのコメント

    『昭和前期の科学思想史』、『昭和後期の科学思想史』に続き、明治以降の我が国の科学思想史を通覧するシリーズ三部作最終巻。
  • 内容紹介

    明治以降、ほぼ現代に至る我が国の科学思想史――西洋思想との遭遇、対峙、咀嚼、展開などの諸相を含む科学思想史を通覧する基本的テクスト。科学思想史は科学文化史でもあるという前提のもと、科学的記述に踏み込み過ぎず多様な読者が通読できるリーダブルなものとして構成。昨年逝去した金森修が構想、執筆者を集めた最後の編集本。
  • 著者について

    金森 修 (カナモリ オサム)
    金森 修(かなもり おさむ)
    1954年札幌生まれ. 東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学. 博士(哲学・パリ第一大学). 筑波大学講師, 東京水産大学助教授などを経て, 東京大学大学院教育学研究科教授. 専門は, フランス哲学, 科学思想史, 生命倫理学.  著書に『バシュラール』(講談社, 1996年), 『サイエンス・ウォーズ』(東京大学出版会, 2000年: 新装版, 2014年), 『科学的思考の考古学』(人文書院, 2004年), 『〈生政治〉の哲学』(ミネルヴァ書房, 2010年), 『科学の危機』(集英社, 2015年), 『知識の政治学』(せりか書房, 2015年), 『科学思想史の哲学』(岩波書店, 2015年)他. 2016年5月, 逝去.

明治・大正期の科学思想史 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:金森 修(編)
発行年月日:2017/08/10
ISBN-10:4326102616
ISBN-13:9784326102617
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:455ページ ※419,36P
縦:22cm
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