島の果て(集英社文庫) [文庫]

島の果て(集英社文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  南海のカゲロウ島に配属された朔中尉。特攻隊長として、常に死を目の前にして過ごす彼は、島の少女トエに出会う。おとぎ話のような二人の恋。戦局が緊迫する中、遂に出撃命令が下る―（「島の果て」）。生々しく描かれる感情表現と、やわらかな筆致で綴られる情景描写との両立により決定的な存在感を放つ島尾戦争文学。趣の異なる８編を、寄せては返す波のように体感できる短編集。写真、関連年譜も収録。

• 内容（「BOOK」データベースより）

  島の果て；徳之島航海記；夜の匂い；アスファルトと蜘蛛の子ら；廃址；出孤島記；出発は遂に訪れず；その夏の今は

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  島尾 敏雄(シマオ トシオ)
  １９１７年神奈川県生まれ。九州大学文学部卒業。終戦時、奄美で特攻隊を指揮。戦後文学での確たる地位を築く。５０年『出孤島記』での第１回戦後文学賞から、８０年『魚雷艇学生』での第３８回野間文芸賞まで、受賞歴多数。８６年逝去

• 内容紹介

  生と死のドラマを印象的な筆致で綴り、人間の本質を問うた戦争文学界における孤高の雄、島尾敏雄の代表的な短編作品を8編収録。1975年版を復刊するにあたり新たに口絵と年譜を追加。(解説/宮内勝典)
  
  

島の果て(集英社文庫) [文庫] の商品スペック