丸山眞男の憂鬱(講談社選書メチエ) [全集叢書]
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丸山眞男の憂鬱(講談社選書メチエ) [全集叢書]

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出版社:講談社
販売開始日: 2017/09/13
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丸山眞男の憂鬱(講談社選書メチエ) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    多くの弟子と信奉者を生み出した丸山眞男(一九一四‐九六年)は今日に至るまで、まだ真に読まれていない。主著『日本政治思想史研究』を精緻に読解するとき、山崎闇斎とその学派こそが丸山の蹉跌となったことが露呈する。「憂鬱」に陥り立ち止まった丸山の先を歩んだのは、『現人神の創作者たち』を発表した山本七平だった。近代日本が犯した失敗を繰り返さないために、今や丸山眞男に決着をつけなければならない。
  • 目次

    序 章
    第2章 『日本政治思想史研究』を読む
    第3章 『日本政治思想史研究』を批判する
    1 逆張り
    2 自然という概念
    3 作為について
    4 天皇について
    5 闇斎学派の位置づけ
    6 国民主義の「前期的」形成
    7 丸山の文体
    8 なぜ誰も批判しない
    第4章 「闇斎学と闇斎学派」を読む
    第5章 『現人神の創作者たち』を読む
    第6章 丸山眞男と山本七平
    1 闇斎学派のリゴリズム
    2 リゴリズムなのか
    3 朱子学と闇斎学
    4 湯武放伐論
    5 ドグマの形成
    6 日本の正統論
    7 儒学と神道
    8 直方と絅斎
    9 歴史との格闘
    10 赤穂事件
    11 尊皇思想へ
    第7章 丸山眞男の憂鬱
    1 宣長から水戸学へ
    2 尊皇攘夷と明治維新
    3 なぜ憂鬱なのか
    4 ベラー『トクガワ・リリージョン』
    5 憂鬱を卒業する
    あとがき
  • 出版社からのコメント

    戦後日本を代表する知識人・丸山眞男が陥った「憂鬱」の正体とは? 日本の近代化に潜む真実を暴き、「憂鬱」を卒業する方途を探る。
  • 内容紹介

    戦後日本を代表する知識人・丸山眞男(1914-96年)は何に躓き、「憂鬱」に陥ったのか? 主著『日本政治思想史研究』(1952年)を読み解き、後年の論文「闇斎学と闇斎学派」(1980年)と山本七平(1921-91年)の『現人神の創作者たち』(1983年)を併置・対照することを通して、日本の近代化に潜む真実を明らかにする。これまで誰もなしえなかった不可欠の試みを実行する画期の書!


    戦後日本を代表する知識人として知られる丸山眞男(1914-96年)。政治学の第一人者として「丸山政治学」と呼ばれる仕事を残し、多くの弟子と信奉者を生み出した丸山の主著は、しかし今日に至るまで真に読まれてはいない。
    この紛れもない事実と向き合ってきた著者が、ついに丸山論を書き上げた。
    ここで取り上げられる丸山の主著とは、『日本政治思想史研究』(1952年)である。大学院生の頃に小室直樹博士の自主ゼミナールでこの書を読んだ著者は、改めてこの書を取り上げるに際し、同じゼミナールで読んだ山本七平(1921-91年)の『現人神の創作者たち』(1983年)を併行して読む必要性に気づいた。この山本の著書で焦点をあてられているのは、山崎闇斎(1619-82年)とその学派であり、まさに闇斎と闇斎学派こそが丸山にとっての蹉跌となったことを著者は明確に認識する。
    本書は、不可欠の準備作業として『日本政治思想史研究』を精読し、そこで取り上げられたものと取り上げられなかったものを綿密に腑分けすることから始められる。そこでは本格的に論じられずに終わった対象を、丸山は30年近くのちになって取り上げている。その長大な論文「闇斎学と闇斎学派」(1980年)を精読したあと、山本の『現人神の創作者たち』と対照させること。本書が実行しているのは実にシンプルな作業であるが、驚くべきことに、そのシンプルな作業がこれまでなされてこなかったことは厳然たる事実である。
    闇斎学派に特徴的な正統な権威に対する絶対的な忠誠は、日本の近代化にとって不可欠なエートスとして機能した。その一方で、丸山を一躍スターにした論文「超国家主義の論理と心理」(1946年)で批判した、超越的な天皇への忠誠に駆動された「超国家主義」の淵源に闇斎学派があることもまた否定できない。このジレンマに気づいたあと、丸山と山本はいかなる道を選び、歩んだのか。後年の丸山に著者が見て取る「憂鬱」をもたらした真の理由とは何だったのか。
    本書は、日本の近代化を考える上で避けて通れない主題に正面から取り組んだ画期の書にほかならない。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    橋爪 大三郎(ハシズメ ダイサブロウ)
    1948年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。社会学者。東京工業大学名誉教授
  • 著者について

    橋爪 大三郎 (ハシヅメ ダイサブロウ)
    1948年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。社会学者。東京工業大学名誉教授。主な著書に『はじめての構造主義』(講談社現代新書)、『言語派社会学の原理』(洋泉社)、『政治の教室』(講談社学術文庫)、『面白くて眠れなくなる社会学』(PHP研究所)など多数。大澤真幸氏との共著に『ふしぎなキリスト教』、『げんきな日本論』(ともに講談社現代新書)などがある。

丸山眞男の憂鬱(講談社選書メチエ) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:講談社
著者名:橋爪 大三郎(著)
発行年月日:2017/09/11
ISBN-10:4062586622
ISBN-13:9784062586627
判型:B6
対象:一般
発行形態:全集叢書
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:299ページ
縦:19cm
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