"政治"の危機とアーレント―『人間の条件』と全体主義の時代 [単行本]

"政治"の危機とアーレント―『人間の条件』と全体主義の時代 の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  雇用の不安定化と「無用感」、私的領域＝プライヴァシーの消失、「無思考」という安楽―“政治”を成り立たせる条件が崩壊するとき、全体主義はくりかえし復活する。２０世紀最大の思想家から２１世紀への警鐘。

• 目次

  はじめに
  第一章　アーレントはなぜ難しかったのか――近代「社会」への根底的批判
  第二章　「人間の条件」と二〇世紀
  第三章　「自分らしさ」と「私的所有」――個人の不安定化とプライヴァシー
  第四章　労動・仕事・「活動」――マルクスと近代への批判
  第五章　全体主義を生み出すもの――『全体主義の起原』『カール・マルクスと西欧政治思想の伝統』『政治とは何か』と『人間の条件』
  第六章　現代科学技術と『人間の条件』
  おわりに

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  佐藤 和夫(サトウ カズオ)
  １９４８年生まれ、千葉大学名誉教授（哲学）

• 出版社からのコメント

  雇用の不安定化、プライヴァシーの消失、無思考という安楽。全体主義の起源を問うた『人間の条件』をかつてない切実さで読み解く

"政治"の危機とアーレント―『人間の条件』と全体主義の時代 の商品スペック