永遠の絶滅収容所―動物虐待とホロコースト [単行本]

永遠の絶滅収容所―動物虐待とホロコースト [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  ナチスの残虐なユダヤ人等の虐殺はなぜ起こったのか？なぜ家畜のように殺せるのか？動物なら殺すことも許されるのか？人類は、動物を家畜化し、屠畜することから、残虐さを学び、戦争と虐殺を繰り返してきたのではないのか？本書は、動物の家畜化、奴隷制からジェノサイドまで、人類による虐待と殺戮の歴史を辿り、制度的な動物の搾取と殺戮を止め、罪なき犠牲者である動物を護ることこそが、ある生命は他の生命よりもっと価値があるという世界観を克服し、搾取と殺戮の歴史に終止符を打つことができると説く。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  第１部　根本的な崩壊（大いなる分断―人間の優越性と動物の搾取；狼、類人猿、豚、ネズミ、害虫―他者を動物として中傷する）
  第２部　主人の種、主人の人種（屠畜の工業化―アメリカからアウシュヴィッツへの道；群れの改良―家畜育種からジェノサイドへ；涙の誓いなしに―アメリカとドイツにおける殺戮センター）
  第３部　ホロコーストが反響する（私たちも同じだった―ホロコーストを意識する動物擁護活動家；この境界なき屠畜場―アイザック・バシェヴィス・シンガーの共感的ビジョン；ホロコーストのもうひとつの側面―声なき者のために発言するドイツ人）

• 内容紹介

  動物の家畜化、奴隷制からジェノサイドまで、人類による虐待と殺戮の歴史を辿る。罪なき犠牲者である動物を護ることこそが、ある生命は他の生命よりもっと価値があるという世界観を克服し、搾取と殺戮の歴史に終止符を打つことができると説く。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  パターソン,チャールズ(パターソン,チャールズ／Patterson,Charles)
  アマースト・カレッジ卒業。１９７０年にコロンビア大学大学院で博士号取得。歴史学専攻。エルサレムのヤッド・ヴァシェム・ホロコースト教育研究所の協力研究員などを経て、現在は著述業、ニューヨーク在住
  
  戸田 清(トダ キヨシ)
  １９５６年大阪生まれ。大阪府立大学、東京大学、一橋大学で学ぶ。日本消費者連盟職員、都留文科大学ほか非常勤講師、長崎大学環境科学部助教授を経て、２００７年４月から同教授。専門は環境社会学、平和学。博士（社会学）。獣医師（資格）

• 著者について

  チャールズ・パターソン (パターソン　チャールズ)
  アマースト・カレッジ卒業。1970年にコロンビア大学大学院で博士号取得。歴史学専攻。エルサレムのヤッド・ヴァシェム・ホロコースト教育研究所の協力研究員などを経て、現在は著述業、ニューヨーク在住。著書は『反ユダヤ主義　ホロコーストへの道とその後』（1982年）、『アニマルライツ』（1993年）、『公民権運動』（1995年）ほか。本書『永遠のトレブリンカ』（原著2002年）が本邦初紹介となる。
  
  戸田　清 (トダ　キヨシ)
  1956年大阪生まれ。大阪府立大学、東京大学、一橋大学で学ぶ。日本消費者連盟職員、都留文科大学ほか非常勤講師、長崎大学環境科学部助教授を経て、2007年４月から同教授。専門は環境社会学、平和学。博士（社会学）。獣医師（資格）。著書に『環境的公正を求めて』（新曜社1994年）、『環境学と平和学』（新泉社2003年）。共著に『環境思想キーワード』（青木書店2005年）、『生命操作事典』（緑風出版1998年）ほか。訳書に『動物の権利』（技術と人間1986年）、『動物の解放』（技術と人間1988年）、『絶滅のゆくえ』（共訳、新曜社1992年）、『生物多様性の危機』（共訳、明石書店2003年）、『動物の権利』（岩波書店2003年）ほか。

永遠の絶滅収容所―動物虐待とホロコースト [単行本] の商品スペック