失踪の社会学―親密性と責任をめぐる試論 [単行本]
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失踪の社会学―親密性と責任をめぐる試論 [単行本]

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出版社:慶応義塾大学出版会
販売開始日: 2017/10/17
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失踪の社会学―親密性と責任をめぐる試論 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    失踪とは何か。その不条理さ、不可解さ、やりきれなさは、何に由来するのか。現在でも日本国内で年間に数千件規模のペースで生じている隠れた社会問題、失踪―。失踪が惹起する実存的な問いを突きつめ、あなたや私がそこにいる、という一見自明の事態を根底から見つめなおす、気鋭の力作。
  • 目次

    はじめに

      I いま、失踪を問う意味

    第1章 なぜ私たちは「親密な関係」から離脱しないのか
     1 自殺について
     2 「無縁」のイメージの変容
     3 「純粋な関係」の出現と、親密性の変容
     4 「親密な関係」からの離脱に対する抵抗感の根拠(リスク・愛・外
       的基準)
     5 失踪の社会学へ

    第2章 失踪の実態はどこまで把握可能か
     1 諸概念の整理(失踪・家出・蒸発・行方不明)
     2 失踪の件数と内訳
     3 失踪発生後の一般的な流れ
     4 「現代的な問題」としての失踪?

     Ⅱ 失踪の言説史

    第3章 失踪言説の歴史社会学――戦後から現在までの雑誌記事分析
     1 失踪言説の分析は何を語るのか
     2 失踪言説の戦後史――「家出娘」と「蒸発妻」
     3 失踪言説の背後にあるもの①――家族の戦後体制
     4 失踪言説の現代史
     5 失踪言説の背後にあるもの②――個人化
     6 雑誌記事における失踪批判の論点

     Ⅲ 当事者の語る失踪

    第4章 失踪者の家族社会学
     1 失踪の当事者の研究へ
     2 「社会的死」と「曖昧な喪失」
     3 研究の方法――失踪者の家族へのインタビュー
     4 さまざまな失踪のかたち
     5 失踪者の家族たちの特殊な経験
     6 失踪者はなぜ失踪してはいけなかったのか

    第5章 失踪者の家族をいかにして支援すべきか――MPSの取り組みから
     1 「曖昧な喪失」理論の問題点
     2 研究の方法――支援団体に対するケーススタディ
     3 MPSのプロフィール
     4 情報提供者としてのMPSスタッフの語り
     5 情報提供者がなしうるケアとは何か
     6 共に物語を作るという可能性
     7 失踪に対する筆者の立場

    第6章 失踪者のライフストーリー
     1 失踪者本人への問い
     2 先行研究の検討(家出・蒸発・runaway・ホームレス)
     3 研究の方法――失踪者のライフストーリーを聞く
     4 〈失踪〉経験者のライフストーリー①――家族からの離脱と応答の
       拒否
     5 〈失踪〉経験者のライフストーリー②――自殺未遂から失踪へ
     補論 〈失踪〉経験者のライフストーリー③――職場からの〈失踪〉

     Ⅳ 「親密な関係」に繋ぎとめるもの

    第7章 親密なる者への責任
     1 責任という問いへ
     2 本書における責任の定義
     3 責任の「行為-因果モデル」
     4 責任の「傷つきやすさを避けるモデル」
     5 「親密な関係」と責任の倫理

    第8章 現代社会と責任の倫理
     1 「親密なる者への責任」の重要性の高まり
     2 「神隠し」と〈逃がし〉の論理
     3 自己責任論と親密圏の過負荷

    終 章 行為としての〈失踪〉の可能性
     1 〈失踪〉を実行させたもの
     2 〈失踪〉は自殺の代わりになるのか
     3 第三者からの承認であることの効用



    参考文献
    あとがき
    初出一覧
    索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中森 弘樹(ナカモリ ヒロキ)
    1985年生まれ。2015年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)、京都大学・立命館大学・京都造形芸術大学非常勤講師
  • 出版社からのコメント

    失踪が惹起する実存的な問いを突きつめ、あなたや私がそこにいる、という一見自明の事態を根底から見つめなおす、気鋭の力作。
  • 内容紹介

    ▼あなたは、
    なぜ、
    そこにいるのか

    失踪とは何か。
    その不条理さ、不可解さ、やりきれなさは、何に由来するのか。

    現在でも日本国内で年間に数千件規模のペースで生じている
    隠れた社会問題、失踪――。

    失踪が惹起する実存的な問いを突きつめ、
    あなたや私がそこにいる、という
    一見自明の事態を根底から見つめなおす、気鋭の力作。
  • 著者について

    中森 弘樹 (ナカモリ ヒロキ)
    中森 弘樹
    1985年生まれ。2015年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)、京都大学・立命館大学・京都造形芸術大学非常勤講師。著作に、「網野善彦――『無縁』の否定を超えて」(大澤真幸編『3・11後の思想家25 別冊大澤真幸 THINKING「O」』左右社、2012年)、「失踪者家族の悲嘆」(髙木慶子・山本佳世子編『悲嘆の中にある人に心を寄せて――人は悲しみとどう向かい合っていくのか』上智大学出版、2014年)などがある。

失踪の社会学―親密性と責任をめぐる試論 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶應義塾大学出版会
著者名:中森 弘樹(著)
発行年月日:2017/10/20
ISBN-10:4766424816
ISBN-13:9784766424812
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:362ページ ※360,2P
縦:22cm
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