源氏物語の政治と人間 [単行本]
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源氏物語の政治と人間 [単行本]

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出版社:慶応義塾大学出版会
販売開始日: 2017/09/25
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源氏物語の政治と人間 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    世界文学『源氏物語』。古代から現代に到るまで、無数の人々を惹きつけてきたこの物語を四つの視角から読み解き、緻密極まりないその構造を明らかにする。『源氏物語』研究における“政治の季節”を牽引してきた著者の、物語読解へのあらたな挑戦を集成する、待望久しい論文集。
  • 目次

     序に代えて

     政治の季節のその後
           
    一 冷泉朝下の光源氏
    ――太政大臣と後宮の問題をめぐって――
     はじめに
     一 『源氏物語』の太政大臣
     二 歴史上の太政大臣
     三 太政大臣の就任と退任
     四 王朝の強化と後宮の役割
     五 光源氏と道長に共通するもの
     おわりに

    二 冷泉朝の始発をめぐって
    ――貞観八年の影――
     はじめに
     一 六十三歳の摂政――貞観八年の影――
     二 藤原基経と頭中将――貞観八年のもう一つの影――
     三 藤原時平と柏木――三代にわたる重層構造――
     四 源融と光源氏――皇位継承の可能性――
     五 忠仁公の影の払拭――上塗りされた藤原頼忠像――
     おわりに

    三 女三宮と柏木
    ――造型・主題・史的背景
     はじめに
     一 女三宮の降嫁が招来するもの
     二 女三宮の人物像と主題との関係
     三 柏木と紅海――第一部から第二部へ――
     四 柏木の恋と太政大臣家の立場
     五 太政大臣となり隠棲すること――解釈の異見――
     六 柏木と夕霧――六条院体制の侵犯者――
     七 史実の藤原摂関家と致仕太政大臣家
     おわりに

    四 『源氏物語』における摂政・関白と大臣
     はじめに
     一 太政大臣について
     二 左大臣・右大臣について
     三 内大臣について
     四 摂政・関白について
     おわりに

     編年体と列伝体

    五 『源氏物語』の編年体的考察
    ――光源氏誕生前後――
     はじめに
     一 記述の方針と歴代王朝の概観
     二 前四〇年代・前三〇年代
     三 前二〇年まで
     四 前一〇年まで
     五 光源氏誕生前年まで
     六 光源氏誕生以後
     おわりに

    六 『源氏物語』の列伝体的考察
    ――頭中将の前半生――
     はじめに
     一 三条左大臣の誕生から結婚まで
     二 頭中将・葵の上の誕生の頃
     三 二条右大臣家の状況
     四 頭中将の結婚とその前後
     五 青年期の頭中将の官職
     六 二条右大臣家と頭中将
     おわりに

    七 『源氏物語』前史
    ――登場人物年齢一覧作成の可能性――
     はじめに
     一 登場人物年齢一覧表に向けて
     二 有史以前の大臣たち
     三 天皇家をめぐる状況
     四 両統迭立の問題
     おわりに
     年齢一覧表

     作品を形成するもの

    八 大宰府への道のり
    ――『源氏物語』と『高遠集』から――
     はじめに
     一 大宰府への陸路
     二 『源氏物語』の大宰の大弐
     三 『源氏物語』の大島は筑前か
     四 『大弐高遠集』に見る大宰府往還時の地名
     おわりに

    九 竹河巻紫式部自作説存疑
     はじめに
     一 竹河巻別筆説の終息
     二 今井竹河論の重要性
     三 竹河巻所収歌と『紫式部集』歌
     四 左大臣をめぐる問題
     五 太政大臣にて位を極むべし
     六 尚侍という呼称
     おわりに

    十 『蒙求和歌』と『源氏物語』
     はじめに
     一 「董永自売」と帚木
     二 「西施捧心」と夕顔
     三 「蔣詡三径」「原憲桑枢」と蓬生
     四 「樊会排闥」「漂母進食」と花散里
     おわりに

     近代における享受と研究

    十一 桐壺院の年齢
    ――与謝野晶子の「二十歳」「三十歳」説をめぐって――
     はじめに
     一 与謝野晶子の桐壺院の年齢推定
     二 一院・先帝・桐壺院
     三 「二十歳」か「三十歳」か
     おわりに

    十二 『校異源氏物語』成立前後のこと
     はじめに
     一 『校異源氏物語』底本の変更
     二 松屋百貨店の展示
     三 谷崎源氏の成功
     四 谷崎源氏の月報と校異源氏の予告
     五 『校異源氏物語』の刊行
     おわりに

    十三 『源氏物語』と『日本文学全集』
    ――戦後『源氏物語』享受史一面――
     はじめに
     一 谷崎源氏・舟橋源氏など
     二 『日本国民文学全集』の主張
     三 古典から近代までの『日本文学全集』
     四 『国民の文学』の変質
     五 与謝野源氏の決定版――豪華版『日本文学全集』――
     六 最後の光芒――カラー版『日本文学全集』――
     七 古典の消滅――グリーン版『日本文学全集』――
     おわりに

    初出一覧
    あとがき
    索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    田坂 憲二(タサカ ケンジ)
    昭和27年生まれ。九州大学文学部卒業、同大学院修了。博士(文学)。現在、慶應義塾大学文学部教授。国文学専攻
  • 出版社からのコメント

    古代から現代に到るまで、無数の人々を惹きつけてきた源氏物語を四つの視角から読み解き、緻密極まりないその構造を明らかにする。
  • 内容紹介

    ▼世界文学『源氏物語』。

    古代から現代に到るまで、無数の人々を惹きつけてきたこの物語を四つの視角から読み解き、緻密極まりないその構造を明らかにする。
    『源氏物語』研究における〈政治の季節〉を牽引してきた著者の、物語読解へのあらたな挑戦を集成する、待望久しい論文集。
  • 著者について

    田坂 憲二 (タサカ ケンジ)
    田坂 憲二
    昭和27年生まれ。九州大学文学部卒業、同大学院修了。博士(文学)。
    現在、慶應義塾大学文学部教授。国文学専攻。
    主な著書に、『源氏物語の人物と構想』(和泉書院、平成5年)、『大学図書館の挑戦』(和泉書院、平成18年)、『文学全集の黄金時代-河出書房の1960年代-』(和泉書院、平成19年)、『源氏物語享受史論考』(風間書房、平成21年)、『源氏物語古注集成 18 紫明抄』(おうふう、平成26年)、『名書旧蹟』(日本古書通信社、平成27年)、などがある。

源氏物語の政治と人間 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶應義塾大学出版会
著者名:田坂 憲二(著)
発行年月日:2017/10/01
ISBN-10:4766424735
ISBN-13:9784766424737
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:394ページ ※377,17P
縦:22cm
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