"見える"を問い直す [単行本]
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"見える"を問い直す [単行本]

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出版社:彩流社
販売開始日: 2017/12/12
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"見える"を問い直す [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「技術」との関わりを通じて見えてくる多くの問題。東西の文化的諸力が交差する美術・写真・文学・映像技術・インターネット等に内在する「視覚」のあり方を批判的に検討し、「見える」経験の自明性への問いを文化的歴史的な側面からアプローチ。
  • 目次

    第1章
    キース・モクシー(コロンビア大学)「唯物論的時間」

    第2章
    アンヌ=マリー・ボネ(ボン大学)
    「デューラーの版画と素描における
    ヴィジュアルとマテリアル」

    第3章
    ロール・シュワルツ=アレナレス(上智大学)
    「日本仏画を記述する・比較する・展示する
    ―ルーヴル美術館極東美術コレクション
    初代学芸員ガストン・ミジョン(1864-1930)の視線」

    第4章
    松本健太郎(二松學舎大学)
    「連鎖するディスプレイを通過する二重の身体
    ――藤木淳の《ゲームキョウカイ》を考察の起点として」

    第5章
    山口誠(獨協大学)「鏡の無い部屋
    ――新しいメディアの体験について」

    第6章
    田中正樹(二松學舎大学)
    「宋代山水表現に於ける視覚と聴覚」

    第7章
    小林賴子(目白大学)
    「土地に刻まれた物語(history)
    ――17世紀オランダ風景画に見えるもの」

    第8章
    青山愛香(獨協大学)
    「デューラーの視覚 ― 《黙示録》木版画連作に
    おける風景表現の革新性」

    第9章
    工藤達也(獨協大学)「ヴァルター・ベンヤミン
    とドイツ語圏の美術史家たち」

    第10章
    阿部明日香(獨協大学)
    「茶の間のルノワール」

    第11章
    福田美雪(獨協大学)「小説家の暗室:
    写真を撮るエミール・ゾラ」

    第12章
    柿田秀樹(獨協大学)
    「トロンプルイユの視覚レトリック
    ――サミュエル・ファン・ホーホストラーテンの
    遠近法箱とアナモルフォーズの科学」

    第13章
    片山亜紀(獨協大学)
    「ウルフはなぜその写真にこだわるのか」

    第14章
    若森栄樹(獨協大学)
    「『見える』を問いなおす―レンブラントの三つの体験」
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    柿田 秀樹(カキタ ヒデキ)
    獨協大学外国語学部英語学科教授。アイオワ大学コミュニケーション学研究科(Ph.D.)。青山学院大学文学部英米文学科専任講師などを経て現職。2004~2006年日本コミュニケーション学会(CAJ)ジャーナル編集長、2006~2010年に同学会学術局長を務める。専門はレトリック理論、批判理論、視覚レトリック論

    若森 栄樹(ワカモリ ヨシキ)
    獨協大学名誉教授。東京大学大学院人文科学研究所フランス語学文学専修課程フランス文学修士課程修了。日本フランス語フランス文学会、日仏哲学会会員。日本ラカン協会理事長(2001年より)。専門は現代フランス文学・思想
  • 内容紹介

    何が人に、「見える」という経験を確信させるのか。
    その経験の明証性はどこからくるのか……。

    2015年12月、
    獨協大学で開催された国際フォーラムから本書は生まれた。

    人間にとって「視覚」とは何か、
    視覚は人間に何をもたらしたのか、
    新たな視覚技術との関わりを通じて見えてくる
    新たな問題とは何か。

    「見える」経験の自明性への問いを、
    本書では文化的かつ歴史的側面からアプローチする。
    本来ひとつの空間では多様な見え方があるはずだが、
    ひとつの文化的時空間においては、特定の見方が
    他の見え方を上回ることで本質的に選び出され、
    自然な経験として成立している。
    「視覚の専制」という視覚文化論を中心的な課題と
    しつつ、それがいかにして確立され、
    その後どのようなゆらぎをはらんできたのか…
    視覚が全てを差し置く状況を批判的に検討する。

    視覚文化論という新たな領域が見出すのは、
    近代的世界観を規定した力への批判的視座である。
    絵画や建築といった旧来の視覚芸術から、
    映画やインターネットのような現代の視覚媒体にいたる、
    「見ること」の文化を、視覚文化論という研究領域の
    対象とする本書は、フォーラムに招聘された
    この分野の研究者が発表したものを再録し、
    視覚文化研究のさまざまな可能性について、
    西洋と東洋の文化圏を横断しつつ、
    視覚に関する考察を深め、「見える」という経験を
    可能とさせる文化的な諸力が交差する美術、写真、文学、
    映像技術、インターネットなどに内在する視覚の歴史と
    そのあり方を批判的に検討するものである。
  • 著者について

    柿田 秀樹 (カキタ ヒデキ)
    かきた・ひでき
    1969年生まれ。獨協大学外国語学部教授。
    1991年、明治学院大学法学部卒業。
    1993年、ニューヨーク大学大学院
    スピーチ・コミュニケーション学修士課程修了。
    2001年、アイオワ大学大学院コミュニケーション学
    博士課程終了。
    主な著書には
    『現代コミュニケーション学』(共著、有斐閣)、
    『コミュニケーション学』(編共著、三修社)、
    『倫理のパフォーマンス』(彩流社)等がある。

    若森 栄樹 (ワカモリ ヨシキ)
    わかもり・よしき
    獨協大学 名誉教授。
    著訳編書等に
    『他者のトポロジー  人文諸学と他者論の現在』
    (岩野 卓司 編、書肆心水、2014年)、
    『境域』(ジャック・デリダ著、 若森 栄樹訳、
    書肆心水、2010年)、
    『語りのポリティクス―言語/越境/同一性をめぐる
    8つの試論』(岩野 卓司・若森 栄樹 編、彩流社、2008年)、
    『絵葉書1』(ジャック・デリダ著、若森 栄樹・
    大西 雅一郎訳、水声社、2007年)、
    『裏切りの哲学 シリーズ道徳の系譜』(若森 栄樹著、
    河出書房新社、1997年)、『日本の歌』(若森 栄樹著、
    河出書房新社、1995年)、『精神分析の空間』
    (若森 栄樹著、弘文堂、1988年)、
    『白日の狂気』(モーリス・ブランショ著、田中 淳一・
    若森 栄樹訳、朝日出版社、1985年)、
    『子どもは絵で語る』(ロズリーヌ・ダヴィド著、
    若森 栄樹 ・荻本 芳信訳、紀伊國屋書店、1984年)
    などがある。

"見える"を問い直す [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:彩流社
著者名:柿田 秀樹(編)/若森 栄樹(編)
発行年月日:2017/12/20
ISBN-10:4779124328
ISBN-13:9784779124327
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:芸術総記
言語:日本語
ページ数:288ページ
縦:22cm
横:16cm
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