帝国の遺産と現代国際関係 [単行本]
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帝国の遺産と現代国際関係 [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2017/11/21
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帝国の遺産と現代国際関係 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    冷戦終結後、グローバリゼーションは加速し続け、さまざまなガバナンスの制度や仕組みが新たに整えられていっているように見える。しかし、これらは新たに創出されたものではなく、帝国主義の時代に作られた制度や枠組みをもとにできあがったものではないだろうか?各国・地域の分析を通じて、この問題を明らかにしていく。
  • 目次

    はじめに

    序章 国際秩序と帝国の遺産[納家政嗣]
    はじめに
     1 人間集団の組織化
     2 主権国家と帝国
     3 英帝国と世界システム
     4 帝国の遺産
     おわりに

    第Ⅰ部 帝国の適応

    第1章 ヨーロッパ統合の展開と帝国の遺産[若林広]
     はじめに
     1 第二次世界大戦後のヨーロッパ統合の始動と戦間期の統合プラン
     2 アフリカ旧植民地諸国関係の変遷
     おわりに

    第2章 ポルトガルの移民政策と旧植民地諸国[西脇靖洋]
     はじめに
     1 移民送り出し国時代のポルトガル
     2 移民受け入れ国への変容
     3 旧植民地諸国出身者に対する特別待遇
     おわりに――経済危機とポルトガルの移民政策の行方

    第3章 未完の東方問題[澤江史子]
     はじめに
     1 東方問題という視野
     2 陸接帝国の近代的不安 ナショナリズムとの直面
     3 主権を与える帝国権力とオスマン帝国
     4 東方問題のなかのアルメニア人虐殺
     5 東方問題における犠牲の序列――人道主義における他者
     おわりに 終わらない東方問題

    第4章 戦後日本と植民地主義/反植民地主義[宮城大蔵]
     はじめに
     1 戦後処理と植民地問題
     2 「アジアの一員」か,「列強の一員」か
     3 脱植民地化をめぐる「板挟み」と「追い風」
     4 経済進出と反日暴動
     5 ヴェトナム反戦運動での共鳴
     6 サイゴン陥落と朝鮮半島
     7 植民地独立付与宣言と日本の対応
     8 沖縄への波及
     おわりに

    第Ⅱ部 帝国統治の継承

    第5章 帝国の遺産としてのイギリス海外領土基地――ディエゴガルシアとキプロス主権基地領域を中心に[水本義彦]
     はじめに
     1 イギリスの脱植民地化政策と海外基地
     2 帝国の遺産としてのディエゴガルシアと主権基地領域
     おわりに

    第6章 アメリカ覇権下の国際貿易体制とイギリス帝国の遺産[藤田泰昌]
     はじめに
     1 背景と問い
     2 先行研究と本章の仮説
     3 検証――英米交渉過程
     4 考察――四つの仮説の信憑性を検討する
     おわりに

    第7章 世界保健機関による保健衛生秩序の形成――天然痘の撲滅と帝国医療[山越裕太]
     はじめに
     1 世界保健機関による天然痘撲滅活動
     2 帝国の医療技術――乾燥ワクチン
     3 帝国の医療戦略――巡回医療チーム
     おわりに

    第8章 「帝国」としてのアメリカ――その擁護論と批判者たちについて[島村直幸]
     はじめに 「帝国」としてのアメリカ
     1 「帝国」としてのアメリカをめぐる「四つの波」
     2 冷戦後,1990年代のアメリカ帝国論の萌芽
     3 2000年代のアメリカ帝国論と批判者たち
     おわりに――アメリカの衰退?

    第Ⅲ部 帝国領域における国家形成

    第9章 英帝国の遺産と米国の中東政策[泉淳]
     はじめに
     1 第一次世界大戦後の中東――独立主権国家体制の登場
     2 第二次世界大戦後の中東――米国の冷戦政策
     3 中東における冷戦期秩序
     4 冷戦期秩序の硬直性
     おわりに

    第10章 北東アフリカにおける脱植民地化と国際秩序の再編――イタリア植民地処理と地域対立の萌芽[眞城百華]
     はじめに
     1 北東アフリカの脱植民地化と国際関係
     2 エリトリアの脱植民地化
     3 ソマリアの脱植民地化
     おわりに

    第11章 カリブにおける帝国主義――反発から受容へ?[尾尻希和]
     はじめに
     1 分析の視点
     2 ハイチ――世界初の黒人共和国の理想と現実
     3 ドミニカ共和国――帝国主義の「模範生」としての理想と現実
     4 キューバ――1959年「反帝国主義」革命の理想と現実
     おわりに

    第12章 南太平洋の脱植民地化とオーストラリア――拒否の戦略から建設的なコミットメントへ[永野隆行]
     はじめに
     1 脱植民地化と冷戦の影――西側利益の代弁者
     2 動揺する域内秩序――地域覇権国の自覚
     3 冷戦末期の新たな役割の模索
     おわりに

    おわりに

    事項索引
    人名索引
    執筆者紹介
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    納家 政嗣(ナヤ マサツグ)
    上智大学大学院外国語学研究科博士課程単位取得退学。一橋大学大学院法学研究科教授などを経て、上智大学総合グローバル学部特任教授(国際政治学、グローバル・ガバナンス論)

    永野 隆行(ナガノ タカユキ)
    上智大学大学院外国語学研究科博士課程単位取得退学、同大学院で博士(国際関係論)を取得。獨協大学外国語学部教授(国際関係論、オーストラリア外交史)
  • 出版社からのコメント

    「帝国」は本当に過去の遺物なのか? 国際社会や各国の歴史を詳しく見ると、過去の帝国と現代の世界秩序のつながりが浮かび上がる。
  • 内容紹介

    冷戦終結後、グローバリゼーションは加速し続け、さまざまなガバナンスの制度や仕組みが新たに整えられていっているように見える。しかし、これらは新たに創出されたものではなく、帝国主義の時代に作られた制度や枠組みなどが発展、変容したものではないだろうか? 各国や地域の分析を通じて、この問題を明らかにしていく。
  • 著者について

    納家 政嗣 (ナヤ マサツグ)
    納家 政嗣(なや まさつぐ)
    上智大学大学院外国語学研究科博士課程単位取得退学. 一橋大学大学院法学研究科教授などを経て, 現在:上智大学総合グローバル学部特任教授(国際政治学, グローバル・ガバナンス論). 主著:『国際紛争と予防外交』(有斐閣, 2003年), 『日本の大戦略――歴史的パワーシフトをどう乗り切るか』(PHP研究所, 2012年, 共著)など.

    永野 隆行 (ナガノ タカユキ)
    永野 隆行(ながの たかゆき)
    上智大学大学院外国語学研究科博士課程単位取得退学, 同大学院で博士(国際関係論)を取得. 現在:獨協大学外国語学部教授(国際関係論, オーストラリア外交史). 主著:『イギリスとアメリカ――世界秩序を築いた四百年』(勁草書房, 2016年, 共編著), 『オーストラリア入門(第2版)』(東京大学出版会, 2007年, 共編著)など.

帝国の遺産と現代国際関係 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:納家 政嗣(編)/永野 隆行(編)
発行年月日:2017/11/20
ISBN-10:4326302631
ISBN-13:9784326302635
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:292ページ
縦:22cm
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