日本の労働市場開放の現況と課題―農業における外国人技能実習生の重み [単行本]

日本の労働市場開放の現況と課題―農業における外国人技能実習生の重み の 商品概要

• 目次

  まえがき
  第１部　総論
  第１章　日本の労働市場における外国人労働力の大きさ
  ─短期労働者の国際間移動と日本の位置─
  第２部　日本
  第２章　農業に見る技能実習生の役割とその拡大
  ─熟練を獲得しながら経営の質的充実に貢献する外国人労働力─
  第３章　タイプ別地域別にみた外国人技能実習生の受入れと農業との結合
  第４章　技能実習生導入による農業構造の変化
  ─国内最大規模の技能実習生が働く茨城県八千代町の動き─
  第５章　農業法人における雇用と技能実習生の位置
  第６章　製造業における技能実習生雇用の変化
  ─中小企業から大企業への展開─
  第７章　漁船漁業における技能実習生の役割と熟練の獲得
  ─マルシップ等で外国人導入を先行させた海上労働─
  第３部　海外─送り出し国の実状と短期労働者が期待するもの
  第８章　技能実習生・研修生の最多送出し国から急減した中国
  ─中国の海外労働者派遣の仕組みと日本─
  第９章　帰国した実習生と日系企業
  ─中国側の日本の制度に対する評価と実際─
  第10章　技能実習制度に新たな意義を付与したタイ
  ─受け入れ国でもあるタイの特徴─
  第11章　日本との協力による事前講習が強化されるカンボジア
  第12章　政府の規制強化が効果を上げるフィリピン
  ─トラブルの少ないフィリピン実習生とその背景─
  第13章　派遣労働者を急増させるベトナム
  ─中国に代わるベトナム・急増の背景と受入れの実際─
  第４部　海外─受け入れ国における短期外国人労働者の実状と意義
  第14章　違法滞在とH-2Aビザが支える米国カリフォルニア農業
  第15章　英国の外国人短期農業労働者受け入れ制度の評価と展望
  第16章　雇用許可制を導入した韓国の状況と課題
  第17章　結婚移民を主とする台湾農業分野の外国人労働者

• 出版社からのコメント

  日本の農業の労働市場開放の現況と課題の実状を把握し、その上で今後の日本の労働市場について海外への開放の仕方を議論。

• 内容紹介

  日本の農業の労働市場開放の現況と課題を「総論―日本の労働市場における外国人労働力の大きさ」、「日本―農業に見る技能実習生の役割とその拡大など」、「海外─送り出し国の実状と短期労働者が期待するもの」、「海外─受け入れ国における短期外国人労働者の実状と意義」のテーマで議論した。

• 著者について

  堀口健治 (ホリグチケンジ)
  早稲田大学政治経済学術院名誉教授

日本の労働市場開放の現況と課題―農業における外国人技能実習生の重み の商品スペック