シリーズ日本文学の展望を拓く〈5〉資料学の現在 [単行本]
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シリーズ日本文学の展望を拓く〈5〉資料学の現在 [単行本]

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出版社:笠間書院
販売開始日: 2017/11/10
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シリーズ日本文学の展望を拓く〈5〉資料学の現在 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    書物をめぐるネットワーク、人と書物とをめぐる文化総体の追究が資料学の全容である。日本文学とその研究がこれまでに担ってきた領域、これから創造していく可能性をもつ領域とは何か。人文学としての文学が人間社会に果たしうる役割に関して、より豊かな議論を成り立たせるには、これからどうしていけばよいのか。日本文学の窓の向こうに広がるものの総体を捉えようとするシリーズ第5巻。
  • 目次

    緒言──本シリーズの趣意──(鈴木 彰)
    総論―― 〈資料〉から文学世界を拓く──(目黒将史)
    1 はじめに/2 資料学を〈拓く〉(第1部)/3 資料生成の〈場〉と〈伝播〉をめぐって(第2部)/4 資料を受け継ぐ〈担い手〉たち(第3部)/5 おわりに

    第1部 資料学を〈拓く〉

    1 〈説話本〉小考―― 『印度紀行釈尊墓況 説話筆記』から ――(小峯和明)
    *説話、説話本、速記、印度紀行、北畠道龍
    1 「説話」の語誌/2 明治期の用例と〈説話本〉/3 北畠道龍の仏蹟巡礼/4 書誌と翻刻
    2 鹿児島県歴史資料センター黎明館寄託・個人蔵『〔武家物語絵巻〕』について――お伽草子『土蜘蛛』の一伝本――(鈴木 彰)
    *鹿児島県歴史資料センター黎明館寄託、お伽草子『土蜘蛛』、絵巻、資料紹介、翻刻・挿絵写真
    1 はじめに/2 書誌について/3 詞書本文/4 本文の素性と性格/5 挿絵の性格―慶應本との比較から/6 伝来の経緯・落款のことなど
    3 国文学研究資料館蔵『大橋の中将』翻刻・略解題(粂 汐里)
    *古浄瑠璃、説経、扇面画、お伽草子、法華経
    1 はじめに/2 諸本における位置/3 挿絵について/4 まとめにかえて―扇面画との関係/5 【翻刻】
    4 立教大学図書館蔵『〔安珍清姫絵巻〕』について(大貫真実)
    *道成寺縁起、絵解き(絵解き台本)、在地伝承、宮子姫(髪長姫)説話、伝承の流布・享受
    1 はじめに/2 書誌と構成/3 『絵とき手文』との関係性/4 絵解きとの関連/5 おわりに―絵巻としての特徴―/6 翻刻
    5 『如來在金棺囑累清淨莊嚴敬福經』の新出本文(蔡 穗玲)
    *『敬福経』、造像写経の儀軌、仏教の社会史、仏教の経済史、新出本文
    1 新出本文について/2 『如來在金棺囑累清淨莊嚴敬福經』(慈善寺石刻本)

    第2部 資料生成の〈場〉と〈伝播〉をめぐって

    1 名古屋大学蔵本『百因縁集』の成立圏(中根千絵)
    *今昔物語集、類話・出典、談義のネタ本、禅宗・日蓮宗、孝・不孝
    1 はじめに/2 『今昔物語集』と名古屋大学蔵本『百因縁集』の共通話/3 名古屋大学蔵本『百因縁集』の序文と跋文/4 「四九 越前国猿経書事」と出典/5 「四九 越前国猿経書事」説話の成立圏/6 結び
    2 『諸社口決』と伊勢灌頂・中世日本紀説(高橋悠介)
    *中世神道、中世日本紀、伊勢灌頂、称名寺聖教、釼阿
    1 はじめに/2 『諸社口決』の伝本と新出部分/3 『諸社口決』の内容/4 『諸社口決』と伊勢灌頂(諸社大事)/5 『日本得名』―『諸社口決』と中世日本紀説の展開/6 おわりに
    3 圓通寺藏『血脈鈔』紹介と翻刻(渡辺匡一)
    *真言宗、醍醐寺、聖教、東国、三宝院流
    1 圓通寺藏『血脈鈔』の書誌情報・書写者について/2 『血脈鈔』の伝本、著者について/3 『血脈鈔』の特徴/4 【翻刻】『血脈鈔』
    4 澄憲と『如意輪講式』―― その資料的価値への展望――(柴 佳世乃)
    *澄憲、講式、法会、表白、唱導
    1 はじめに/2 澄憲作『如意輪講式』について/3 『如意輪講式』表白を読む/4 おわりに―澄憲と『如意輪講式』
    5 今川氏親の『太平記』観(和田琢磨)
    *『太平記』観、守護大名、今川氏、室町幕府の正史、抜き書き
    1 はじめに/2 今川氏親書状の位置付けをめぐる研究史/3 『宣胤卿記』の『太平記』関係記事/4 「太平記抜書一巻」の内容/5 今川氏親書状の解釈/6 守護大名の『太平記』享受史の訂正
    6 敷衍する歴史物語―― 異国合戦軍記の展開と生長――(目黒将史)
    *異国合戦、薩琉軍記、近松浄瑠璃、難波戦記、歴史叙述
    1 はじめに/2 異国合戦軍記の諸相/3 異国合戦軍記の享受をめぐって/4 異国合戦軍記の展開と生長の一齣―近松浄瑠璃との比較を通して/5 異国合戦軍記の展開と生長の一齣―難波戦記物との比較を通して/6 結語

    第3部 資料を受け継ぐ〈担い手〉たち

    1 『中山世鑑』の伝本について―― 内閣文庫本を中心に――(小此木敏明)
    *中山世鑑、琉球史料叢書、横山重、内閣文庫本、松田道之
    1 はじめに/2 『琉球史料叢書』の底本・参照本/3 外務省旧蔵本の公文書/4 「原書」と新修本/5 琉球の史書と外交/6 内務省旧蔵本と琉球王国評定所文書/7 沖縄県立博物館本/8 おわりに
    2 横山重と南方熊楠―― お伽草子資料をめぐって――(伊藤慎吾)
    *横山重、南方熊楠、お伽草子、『室町時代物語集』、『いそざき』
    1 はじめに/2 大岡山書店の出版事業/3 『室町時代物語集』の編纂/4 南方熊楠の関与/5 おわりに
    3 翻印 南部家旧蔵群書類従本『散木奇歌集』頭書(山田洋嗣)
    *源俊頼、小山田与清、散木奇歌集、群書類従、注釈
    1 はじめに/2 翻印
    4 地域における書物の集成―― 弘前藩主および藩校「稽古館」の旧蔵本から地域の「知の体系」を考える――(渡辺麻里子)
    *藩校・稽古館・奥文庫・文献通考・御歌書
    1 はじめに/2 弘前藩主の学問と藩校「稽古館」/3 「奥文庫」本と漢籍―『文献通考』について―/4 奥文庫本の和歌関係書―『御歌書』を中心に―/5 おわりに
    5 漢字・字喃研究院所蔵文献をめぐって──課題と展望──(グエン・ティ・オワイン)
    *漢字・字喃研究所、漢字・字喃文献、文献学、底本、写本
    1 はじめに/2 漢字・字喃文献学をめぐって/3 信頼できる底本を選ぶ方法/4 終わりに

    あとがき(小峯和明)

    全巻構成(付キーワード)
    執筆者プロフィール
    索引(人名/作品名・資料名)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    小峯 和明(コミネ カズアキ)
    1947年生まれ。立教大学名誉教授、中国人民大学高端外国専家、早稲田大学客員上級研究員、放送大学客員教授。早稲田大学大学院修了。日本中世文学、東アジア比較説話専攻。物語、説話、絵巻、琉球文学、法会文学など

    目黒 将史(メグロ マサシ)
    立教大学兼任講師。日本中世、近世軍記
  • 内容紹介

    書物をめぐるネットワーク、
    人と書物とをめぐる文化総体の追究が
    資料学の全容である

    日本文学とその研究がこれまでに担ってきた領域、これから創造していく可能性をもつ領域とは何か。
    人文学としての文学が人間社会に果たしうる役割に関して、
    より豊かな議論を成り立たせるには、これからどうしていけばよいのか。
    日本文学の窓の向こうに広がるものの総体を捉えようとするシリーズ、「日本文学の展望を拓く」第5巻。

    【執筆者】鈴木 彰/目黒将史/小峯和明/粂 汐里/大貫真実/蔡 穗玲/中根千絵/高橋悠介/渡辺匡一/柴 佳世乃/和田琢磨/小此木敏明/伊藤慎吾/山田洋嗣/渡辺麻里子/グエン・ティ・オワイン
  • 著者について

    小峯 和明 (コミネ カズアキ)
    1947年生まれ。立教大学名誉教授、中国人民大学高端外国専家、早稲田大学客員上級研究員、放送大学客員教授。早稲田大学大学院修了。日本中世文学、東アジア比較説話専攻。物語、説話、絵巻、琉球文学、法会文学など。著作に『説話の森』(岩波現代文庫)、『説話の声』(新曜社)、『説話の言説』(森話社)、『今昔物語集の世界』(岩波ジュニア新書)、『野馬台詩の謎』(岩波書店)、『中世日本の予言書』(岩波新書)、『今昔物語集の形成と構造』『院政期文学論』『中世法会文芸論』(笠間書院)、『東洋文庫809 新羅殊異伝』(共編訳)、『東洋文庫875 海東高僧伝』(共編訳)など、編著に、『東アジアの仏伝文学』(勉誠出版)、『東アジアの女性と仏教と文学 アジア遊学207』(勉誠出版)、『日本文学史』(吉川弘文館)、『日本文学史―古代・中世編』(ミネルヴァ書房)、『東アジアの今昔物語集―翻訳・変成・予言』(勉誠出版)ほか多数。

    目黒 将史 (メグロ マサシ)
    立教大学兼任講師。日本中世、近世軍記。「〈薩琉軍記〉の歴史叙述―異国言説の学問的伝承―」(『文学』16巻2号、岩波書店、2015年3月)、「蝦夷、琉球をめぐる異国合戦言説の展開と方法」(『立教大学日本学研究所年報』13、2015年8月)、「武人言説の再生と沖縄―為朝渡琉譚を起点に―」(『軍記と語り物』52号、2016年3月)など。

シリーズ日本文学の展望を拓く〈5〉資料学の現在 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:笠間書院
著者名:小峯 和明(監修)/目黒 将史(編)
発行年月日:2017/11/10
ISBN-10:430570885X
ISBN-13:9784305708854
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:378ページ
縦:22cm
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