漱石の書斎―外国文学へのまなざし 共鳴する孤独 [単行本]
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漱石の書斎―外国文学へのまなざし 共鳴する孤独 [単行本]

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出版社:慶応義塾大学出版会
販売開始日: 2017/12/20
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漱石の書斎―外国文学へのまなざし 共鳴する孤独 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    漱石作品のなかには、謎の外国語、そして外国作品の引用句がちりばめられている。漱石はどのように外国語の本を読み、作品のなかに取り込んでいったのか。ピーコック、ブラウニング、シェンキェヴィチ、ウィリアム・シャープなど、遺された蔵書を手がかりにして作品を読み解いていくと、絶望的な“孤独”という、漱石の“現代性”が見えてくる。
  • 目次

    はじめに

    第一章 漱石文庫をたずねて――蔵書は語る
     Ⅰ 「漱石山房」から「漱石文庫」へ
     Ⅱ 「漱石文庫」と「狩野文庫」
     Ⅲ 漱石の愛蔵書

    第二章 英学から英文学へ――漱石の修業時代
     Ⅰ 六ペンス叢書の伝説
     Ⅱ 英語との出会い
     Ⅲ 漢学塾から英学塾へ
     Ⅳ 英文学への道

    第三章 奇人たちの饗宴
    ――『吾輩は猫である』とピーコックの〈談話小説〉
     Ⅰ 〈写生文〉から〈長篇小説〉へ――『猫』の変容
     Ⅱ ピーコックと漱石
     Ⅲ 〈談話小説〉(ノベル・オブ・トーク)
     Ⅳ 『クロチェット城』
     Ⅴ ピーコックの周辺

    第四章 ロンドンの異邦人たち――漱石・カーライル・シャープ
     Ⅰ 「カーライル博物館」の材源
     Ⅱ 『文学地誌』とウィリアム・シャープ
     Ⅲ 異邦人たち

    第五章 江藤淳『漱石とアーサー王伝説』の虚構と真実
    ――死者を愛し続ける男の物語
     Ⅰ 〈学術論文〉という〈暗号〉
     Ⅱ 「言葉の世界」と「不在の世界」
     Ⅲ 〈物語〉の完成

    第六章 『三四郎』とブラウニング
    ――「ストレイシープ」と「ダーターフアブラ」をめぐって
     Ⅰ 「ストレイシープ」の出典
     Ⅱ 漱石のブラウニング体験
     Ⅲ 「炉辺にて」と「ストレイシープ」
     Ⅳ 「騎馬像と胸像」と「ダーターフアブラ」
     Ⅴ 引用と象徴

    第七章 《趣味の審判者》(アービター・エレガンシアルム)の系譜
    ――ペトロニウスから代助まで
     Ⅰ 「arbiter elegantiarum」(アービター・エレガンシアルム)の出
       典
     Ⅱ 『ドリアン・グレイの肖像』――世紀末の耽美家
     Ⅲ 『グリル・グレッジ』――恋におちた快楽主義者(エピキユリア
       ン)
     Ⅳ 『クオ・ヴァディス』――影響の種々相

    第八章 『行人』とヴァルター・カレ――共鳴する孤独
     Ⅰ 『行人』の「独逸(ドイツ)の諺(ことわざ)」
     Ⅱ ヴァルター・カレ
     Ⅲ 詩句の用例と異同
     Ⅳ カレからケーラー、そして漱石へ
     Ⅴ 共鳴する〈孤独〉

    あとがき
    参考文献
    索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    飛ヶ谷 美穂子(ヒガヤ ミホコ)
    札幌市生まれ。近代文学研究者。日本比較文学会理事。慶應義塾大学文学部文学科国文学専攻卒業。同大学院文学研究科修士課程修了
  • 出版社からのコメント

    本書では、遺された蔵書の出所を突き止め、漱石がどのように外国語の本を読み、作品のなかに取り込んでいったのかを明らかにする。
  • 内容紹介

    漱石はいかにして外国文学を読み、
    傑作をうみだしていったのか?

    ▼漱石作品のなかには、謎の外国語、そして外国作品の引用句がちりばめられている。本書では、遺された蔵書をたんねんに調べ上げることで、それらの出所を突き止め、漱石がどのように外国語の本を読み、作品のなかに取り込んでいったのかを明らかにする。
    ▼とりわけ、ピーコック、ブラウニング、シェンキェヴィチ、ウィリアム・シャープなどの典拠を手がかりに漱石作品を読み解き、〈東洋と西洋〉、〈影響と受容〉という二項対立を超えた、その〈現代性〉――近代人の絶望的な〈孤独〉の所以――をさぐりあてていく。
  • 著者について

    飛ヶ谷 美穂子 (ヒガヤ ミホコ)
    飛ヶ谷 美穂子
    札幌市生まれ。近代文学研究者。日本比較文学会理事。
    慶應義塾大学文学部文学科国文学専攻卒業。同大学院文学研究科修士課程修了。著書に『漱石の源泉 創造への階梯』(慶應義塾大学出版会、2002年)、共著に『夏目漱石における東と西』(思文閣出版、2007年)など。

漱石の書斎―外国文学へのまなざし 共鳴する孤独 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶應義塾大学出版会
著者名:飛ヶ谷 美穂子(著)
発行年月日:2017/12/25
ISBN-10:4766424905
ISBN-13:9784766424904
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:290ページ ※279,11P
縦:20cm
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