西郷隆盛はなぜ犬を連れているのか―西郷(せご)どん愛犬史 [単行本]
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西郷隆盛はなぜ犬を連れているのか―西郷(せご)どん愛犬史 [単行本]

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出版社:草思社
販売開始日: 2017/12/18
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西郷隆盛はなぜ犬を連れているのか―西郷(せご)どん愛犬史 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日本史上最大の愛犬家、西郷隆盛。幕末京都では芸者には目もくれず、犬と鰻飯。維新後は政局から離れ、犬を引き連れ、狩り、温泉ざんまい。そして、西南戦争には犬連れ出陣。なぜそれほどまでに、犬から離れられなかったのか―。
  • 目次

    はじめに
    戦い終わって犬三匹  


    第一章 
    犬と生きる喜びを知った奄美大島時代

    1 藩の圧政に心痛める
    幕府の追及を恐れ「けとう人の島」へ
    薩摩藩の資金源──奄美の黒砂糖 

    2 犬連れ猟で気晴らし
    猪狩りで失敗続き 
    歓喜の桜田門外の変 

    3 犬との生活 
    奄美の犬たちの食料 
    アマミノクロウサギ狩り 
    犬を連れて、いざ鹿児島へ 


    第二章 
    犬と成した幕末維新  
     
    1 貧しかった西郷家 
    犬二匹と二百両の借金 
    西郷家の財産事情 

    2 坂本龍馬は犬を見たか 
    龍馬と犬と、西郷邸の雨漏り 
    京都西郷邸の犬と、寺田屋の犬 
    龍馬夫妻、西郷の狩り場に新婚旅行 

    3 犬連れの京都、祇園 
    西郷はなぜ大久保を狩りに誘ったか 
    祗園の茶屋に連れて行ったのは、蘭犬「寅」か 
    西郷をもてなした名妓は「君竜」か「君尾」か 

    4 戊辰戦争期の西郷と犬 
    「度量が狭い」か「太っ腹」か、食い違う西郷評 
    戊辰戦争をよそに鹿児島で長湯治 
    坊主頭で犬連れ温泉旅行 
    廃仏毀釈したらどうなるか、犬連れで下調査 


    第三章 
    明治初年、
    犬と狩りと温泉ざんまい  

    1 日当山温泉に家族旅行 
    奄美に残してきた菊次郎と菊子を引き取る 
    家族、親類、犬と大温泉旅行 

    2 犬連れの狩人、西郷隆盛 
    狩りを通じて庶民にとけ込む 
    優秀な猟犬が欲しくてたまらない 

    3 犬に食わせるための鰻の蒲焼 
    仰天の高額紙幣を黙って置いていく 
    児孫のために美田を買わず 


    第四章 
    官職を辞し、
    故郷で犬との日々  

    1 兎狩りと温泉ざんまい 
    征韓論争から身を引き、下野 
    犬十三匹と鰻温泉 
    犬連れ温泉の旅、三カ月 

    2 私学校設立 
    私学校と農地開墾 
    宮崎の白鳥温泉への旅 

    3 庄内からの来訪者 
    庄内の菅実秀ら西郷を訪ねる 
    庄内一行、桐野利秋と兎狩り 

    4 士族騒乱をよそに兎狩り 
    神風連、秋月、萩の乱 
    西郷の胸中、「天下驚くべきの事を」 
    騒ぎを避けて、犬と小根占へ 
    警視庁中警部、鹿児島に潜入 
    火薬庫襲撃事件 
    愛犬と別れ、小根占を立つ 


    第五章 
    犬連れの西南戦争  

    1 葉巻をくゆらし余裕の出陣 
    出陣の時、犬はいたか 
    磯邸前で旧藩主に敬礼 
    想定外だった熊本での戦闘 

    2 犬連れ西郷の目撃者たち 
    官位剝奪の使者と兎狩り 
    西南戦争は「戦争」ではなかった 
    熊本籠城戦と犬猫 
    熊本撤退、人吉で兎狩り 

    3 犬連れ撤退 
    犬連れで人吉を去る 
    宮崎の亀松少年と犬連れ兎狩り 
    犬を連れ、北へ北へと撤退 
    司馬遼太郎が語る犬連れ西郷 

    4 ついに「戦争」が始まった 
    陸軍大将の軍服を焼き、犬三匹を放す 
    城山の最期と犬たちのその後 


    第六章 
    狩りを始めた明治天皇  
    ─西郷への追憶─

    1 西郷自刃の衝撃 
    西南戦争直前の京都行幸 
    赤坂仮皇居で兎狩り 

    2 西郷への追憶と兎狩り 
    庭で犬を飼う喜びを知る 
    多摩で本格的な兎狩り 
    憲法発布、賊徒の汚名除かれる 


    第七章 
    西郷と犬、銅像になる  

    1 なぜ犬連れ像になったのか 
    建設地、上野に決まる 
    犬連れ像を推した榎本武揚 
    西郷像の身なりの発案者は大山巌 

    2 顔は似ているのか 
    キヨソーネの肖像画への評価 
    「こげな人じゃなかった」発言の解釈 
    犬のモデルになった仁礼景範の愛犬サワ 

     
    終章
    文明開化の果てに──絶滅した薩摩犬  


    あとがき 
    「西郷隆盛と犬」の略年表 
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    仁科 邦男(ニシナ クニオ)
    1948年東京生まれ。70年、早稲田大学政治経済学部卒業後、毎日新聞社入社。下関支局、西部本社報道部、『サンデー毎日』編集部、社会部、生活家庭部、運動部、地方部などを経て2001年、出版担当出版局長。05年から11年まで毎日映画社社長を務める。名もない犬たちが日本人の生活とどのように関わり、その生態がどのように変化してきたか、文献史料をもとに研究を続ける。動物文学会会員。ヤマザキ学園大(動物看護学部)で「動物とジャーナリズム」を教える(非常勤講師)
  • 内容紹介

    上野公園の西郷隆盛の銅像が犬を連れていることから、
    「西郷といえば、犬」というイメージは、一般によく知られている。
    だが、西郷が「異常なほどの犬好き」であったことは、あまり知られていない。

    幕末京都の祇園の茶屋で、伊藤博文、木戸孝允などの長州勢が
    夜中まで芸者をはべらせ、歓を尽くす中、
    西郷ひとりは、芸者には目もくれず、愛犬と鰻飯。食べ終えたら、即帰宅。犬にしか興味がないのだ。
    また、戊辰戦争のさなかに、ささっと鹿児島に帰り、犬を引き連れ、狩り、温泉ざんまい。
    明治7年には、鹿児島・指宿(いぶすき)の鰻温泉に犬13匹を連れて、温泉旅行(犬最多記録)。
    そして、西南戦争には、あろうことか、犬連れ出陣。
    熊本、宮崎と撤退を続け、味方の兵士が次々と銃弾に倒れていく中、
    西郷は相も変わらず、犬を連れ、狩りにいそしんでいた。

    なぜそれほどまでに、犬から離れられなかったのか──

    西郷は、維新最大の立役者であるにもかかわらず、
    明治政府の中で、目立った仕事をしていない。
    明治6年の征韓論争に敗れ、鹿児島に帰った後の動きも、あまり知られていない。
    そして、なぜ西南戦争を起こしてしまったのかも、あまり知られていない。
    多くの謎に包まれた男なのである。

    西郷本は世の中にあまたあれど、西郷の人格を尊ぶものなどが中心で、
    「西郷の謎」を真に明らかにした本は、見当たらない。

    西郷とは何者か、それは、彼の業績を追っても見えてはこない。
    彼がこよなく愛した犬との歩みをたどってこそ、西郷が見えてくるのである。

    西郷は犬と一緒にいるとき、素の自分でいられた。
    犬との歩みから、
    西郷が「その時、何を思っていたのか」が鮮明に見えてくるのである。

    本書の著者、仁科邦男氏は
    犬関連史料の収集を40年も続けている、唯一無二の「犬の歴史家」である。
    初の一般書「犬の伊勢参り」(平凡社新書)で脚光を浴び、
    弊社刊「犬たちの明治維新 ポチの誕生」でもヒットを飛ばした。
    その著者の最新刊が、
    本書「西郷隆盛はなぜ犬を連れているのか 西郷どん愛犬史」である。

    あまたある西郷本とは一線を画す、
    西郷の「こころ」に肉迫できる希有な書である。
  • 著者について

    仁科 邦男 (ニシナ クニオ)
    1948年東京生まれ。70年、早稲田大学政治経済学部卒業後、毎日新聞社入社。下関支局、西部本社報道部、『サンデー毎日』編集部、社会部などを経て2001年、出版担当出版局長。05年から11年まで毎日映画社社長を務める。名もない犬たちが日本人の生活とどのように関わり、その生態がどのように変化してきたか、文献史料をもとに研究を続ける。動物文学会会員。ヤマザキ学園大(動物看護学部)で「動物とジャーナリズム」を教える(非常勤講師)。著書に『九州動物紀行』(葦書房)、『犬の伊勢参り』(平凡社新書)、『犬たちの明治維新 ポチの誕生』『伊勢屋稲荷に犬の糞 江戸の町は犬だらけ』(いずれも草思社)がある。

西郷隆盛はなぜ犬を連れているのか―西郷(せご)どん愛犬史 の商品スペック

商品仕様
出版社名:草思社
著者名:仁科 邦男(著)
発行年月日:2017/12/22
ISBN-10:4794223129
ISBN-13:9784794223128
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:287ページ
縦:19cm
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