天皇制と民主主義の昭和史 [単行本]
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天皇制と民主主義の昭和史 [単行本]

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出版社:人文書院
販売開始日: 2018/02/15
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天皇制と民主主義の昭和史 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    象徴天皇制の成立とその展開に迫る決定的論考。昭和天皇は何度も訪れた退位の危機をいかにして乗り越え、「象徴」となったのか。敗戦から青年皇太子の誕生まで、戦後民主主義の中で揺れる天皇制とその実態を描き出した力作。
  • 目次

    はじめに

    第Ⅰ部 象徴天皇像の戦後史

    第一章 昭和天皇退位論
    1 天皇制維持の「合理的根拠」
       「自主的」憲法改正の気運/「日本的民主主義ニ関スル資料」
       外務省における憲法改正の動向/『天皇制研究』
       矢部貞治における民主主義と協同/「国民の天皇」論
       「世界史の哲学」と「文化平和国家」/田辺元からの影響
       天皇と「仁政」/矢部・高山の退位論の意味
    2 天皇制維持の模索
       近衛文麿による退位に向けての動き/皇族による退位の模索
       道徳的退位論の展開

    第二章 天皇、「人間」となる
    1 「人間宣言」と全国巡幸
       「人間宣言」発布をめぐるプロセス/「人間宣言」にこめられた意図
       「カニの横ばい」拒否事件/「人間宣言」のアピール――全国巡幸
       人々は巡幸する天皇をどう受け止めたのか
    2 皇居――天皇との結びつきの空間
       皇居勤労奉仕団の誕生/遷都論と皇居移転論の提起

    第三章 象徴天皇像を描く者たち
    1 皇室記者は何を描いたのか
       戦前の皇室記者たち/記者たちと天皇との接触
       「人間宣言」の定着/皇室記者たちの動向/報道を注視する天皇
    2 文化人的天皇像
       「天皇陛下大いに笑ふ」/文化人と象徴天皇

    第四章 揺れる象徴天皇像
    1 天皇権威の再編成とそれへの反発
       一九五一年一一月一日、京都大学/吉田茂内閣の皇室政策
       京都への巡幸の意味/学生による象徴天皇像と公開質問状
    2 象徴天皇像の相剋
       天皇来学直後の反応と政治的利用の側面/「伝統・慣習」による象徴天皇像
       権威のない象徴天皇像/民衆の反応/京大天皇事件とは何だったのか

    第五章 「文化平和国家」の象徴として
    1 皇居再建運動の展開と象徴天皇像
       敗戦直後の皇居再建運動/『毎日新聞』による皇居再建運動
       皇居再建運動への批判/皇居再建運動の帰結
    2 皇室苑地の国民公園化
       皇室財産の物納/旧皇室苑地の開放と整備理念の形成
       「全国民敬慕の地の前庭」/国民プール構想
       皇居前広場をめぐる攻防/旧皇室苑地と象徴天皇像
    3 占領期最後の天皇退位問題
       退位論をめぐる社会的な背景/再軍備論者による退位論の噂
       木戸幸一による退位論――民衆との道徳的関係から
       再び、矢部貞治の退位論/青年中曽根康弘の退位論
       市川房枝の退位論――再軍備反対の観点からの提起
       退位論とマスコミ/講和条約発効式典における「お言葉」
       なぜ天皇は退位しなかったのか/退位論の意味

    第六章 青年皇太子の登場と象徴天皇制の完成
    1 「文化平和国家」の出発と皇太子外遊
       皇太子への「選手交代」?/立太子礼と皇太子像
       皇太子像と国家像/外交関係の構築と皇太子への教育的効果
       私的交際と国家間交際のはざま/西ドイツ訪問問題
       皇太子外遊と昭和天皇/国内外のマスコミ対策
       創り出された皇太子像/皇太子外遊の歴史的意味
    2 ミッチー・ブーム
       象徴天皇像とジェンダー/女性皇族への関心
       「孤独の人」皇太子と皇太子妃候補報道
       「恋愛」か否か/皇居再建と皇居開放論

    第Ⅱ部 昭和天皇の戦後史

    第一章 昭和天皇の「日本」意識
    1 敗戦前から直後にかけて
       「日本」意識/連続する「君主」
       戦争末期の和平交渉から敗戦直後にかけて
    2 沖縄・奄美・東アジア
       沖縄・奄美群島をめぐって/東アジア地域をどう見ていたのか
       昭和天皇の「日本」意識

    第二章 昭和天皇の「外交」
    1 マッカーサーとの会見
       日本国憲法第九条をめぐって/共産主義に対して/共産主義への脅威
    2 安保条約をめぐる「外交」
       講和条約・安保条約への道/天皇のメッセージ/鮮戦争への関心
       内奏による影響力/ダレスの認識/占領後の天皇

    おわりに

    あとがき

    人名索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    河西 秀哉(カワニシ ヒデヤ)
    1977年愛知県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(歴史学)。神戸女学院大学文学部准教授
  • 出版社からのコメント

    象徴天皇制の成立とその展開に迫る決定的論考
  • 内容紹介

    象徴天皇制の成立とその展開に迫る決定的論考。


    昭和天皇は何度も訪れた退位の危機をいかにして乗り越え、「象徴」となったのか。敗戦から青年皇太子の誕生まで、戦後民主主義の中で揺れる天皇制とその実態を描き出した力作。
  • 著者について

    河西 秀哉 (カワニシヒデヤ)
    河西 秀哉(かわにし・ひでや)1977年愛知県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(歴史学)。現在、神戸女学院大学文学部准教授。著書に、『「象徴天皇」の戦後史』(講談社選書メチエ、2010年)、『皇居の近現代史 開かれた皇室像の誕生』(吉川弘文館、2015年)、『明仁天皇と戦後日本』(洋泉社歴史新書y、2016年)、『うたごえの戦後史』(人文書院、2016年)、『近代天皇制から象徴天皇制へ』(吉田書店、2018年)など。編著に、『戦後史のなかの象徴天皇制』(吉田書店、2013年)、『日常を拓く知2 恋する』(世界思想社、2014年)、『平成の天皇制とは何か』(共編、岩波書店、2017年)など。

天皇制と民主主義の昭和史 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:人文書院 ※出版地:京都
著者名:河西 秀哉(著)
発行年月日:2018/02/28
ISBN-10:4409520687
ISBN-13:9784409520680
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:297ページ
縦:19cm
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