セキュリティ・ガヴァナンス論の脱西欧化と再構築 (MINERVA 人文・社会科学叢書) [全集叢書]
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セキュリティ・ガヴァナンス論の脱西欧化と再構築 (MINERVA 人文・社会科学叢書) [全集叢書]

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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2018/01/30
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セキュリティ・ガヴァナンス論の脱西欧化と再構築 (MINERVA 人文・社会科学叢書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    国家の安全保障政策において、非政府主体はいかなる役割を果たしているのか。西欧主導の平和構築はなぜうまくいかないのか。こうした問題を考察する鍵となる「セキュリティ・ガヴァナンス」概念は、西欧諸国のみを念頭に構築されてきた。本書は、非西欧社会の事例分析を踏まえて「セキュリティ・ガヴァナンス」概念を再構築することで、理論的に新たな地平を切り拓き、実務面にも重要な知見を提示することを目指すものである。
  • 目次

    序 章 セキュリティ・ガヴァナンス論の現状と課題 (足立研幾 )
     1 セキュリティ・ガヴァナンス論の現状
     2 グローバル・ガヴァナンス論の展開
     3 安全保障分野のガヴァナンス
     4 セキュリティ・ガヴァナンス論の問題点
     5 セキュリティ・ガヴァナンス論の脱西欧化 


    第Ⅰ部 「失敗国家」におけるセキュリティ・ガヴァナンス

    第1章 シエラレオネにみる「民主主義」が作り出した協調行動(岡野英之 )
     1 民主主義の言説によって存続しえたカバー政権 
     2 アフリカに共通する安全保障の構図とシエラレオネ
     3 カバー政権成立までのシエラレオネ内戦 
     4 カバー政権下で繰り返される軍事介入
     5 介入諸主体の意図
     6 「民主主義」が紡ぎ出す一過性の協調行動 

    第2章 テロ対策と両立する「領土的一体性」に挑むマリ(山根達郎)
     1 マリ紛争をめぐるセキュリティ・ガヴァナンスの検討
     2 アフリカにおける武力紛争の脅威と紛争解決に向けたアクター間の協調
     3 2012年以降のマリ北部紛争概略──限定された国内アクター間の「合意」  
     4 ECOWASとAUの狭間──「アフリカ主導」によるガヴァナンス形成
     5 フランス・国連PKO・EUの関与──国家建設とテロ対策のためのガヴァナンス
     6 「合意」の中で進むセキュリティ・ガヴァナンスの残された課題


    第Ⅱ部 中央政府崩壊後のセキュリティ・ガヴァナンス

    第3章 旧ユーゴスラヴィア諸国にみるアクター間の同床異夢(中内政貴)
     1 旧ユーゴスラヴィア諸国におけるセキュリティ・ガヴァナンスの特徴  
     2 現地アクターへの着目
     3 コソヴォにおける同床異夢のセキュリティ・ガヴァナンス
     4 同床異夢がもたらす均衡

    第4章 モザイク化するアフガニスタンをめぐる安全保障論の再考(工藤正樹)
     1 アフガニスタンと安全保障論
     2 研究の枠組み
     3 アフガニスタンの経済・社会
     4 アフガニスタンの政治──統治原理と秩序観をめぐる闘争  
     5 ガヴァナンス構造と規律アクター
     6 攪乱アクター 
     7 アフガニスタンとセキュリティ・ガヴァナンス論 

    第5章 分断がもたらすイラクの不確実な安定の促進( 山尾 大 )
     1 戦後イラクの安全保障を考える
     2 軍の解体と再建の蹉跌 
     3 準軍事組織の台頭
     4 分断される安全保障と利害関係の一致が作る安定 
     5 イラクの前近代型セキュリティ・ガヴァナンス 

    第6章 スリランカ内戦における安全保障と人権の相克(佐々木葉月)
     1 セキュリティ・ガヴァナンス論から見るスリランカ紛争
     2 スリランカ紛争の歴史的背景 
     3 紛争中のカルナ派との協調関係の形成と人権問題をめぐる国際的干渉
     4 紛争末期以降の反LTTE武装勢力の統合と再燃する人権問題
     5 セキュリティ・ガヴァナンスと人権のジレンマ  

    第7章 フィリピンの紛争と再編される安全保障の協働関係(山根健至)
     1 紛争と暴力の比較優位 
     2 ミンダナオ紛争と安全保障上の脅威 
     3 国内安全保障における政府と政治一族との協働関係
     4 セキュリティ・ガヴァナンスの再編──和平という秩序観の共有
     5 セキュリティ・ガヴァナンスの副産物と柔軟性 

    第8章 シリア内戦において「消極的平和」を模索するトルコ(今井宏平)
     1 セキュリティ・ガヴァナンス論の再考を促す中東 
     2 セキュリティ・ガヴァナンス論再考の鍵概念  
     3 シリア内戦がトルコに与える複合的脅威
     4 シリア内戦に対するトルコのセキュリティ・ガヴァナンス

    第9章 コロンビア麻薬戦争における政府と外部アクターの協働( 福海さやか)
     1 コロンビアの麻薬と暴力 
     2 プラン・コロンビアと政府の思惑 
     3 国際社会の反応 
     4 プラン・コロンビアとセキュリティ・ガヴァナンス 


    終 章 セキュリティ・ガヴァナンス論の新地平(足立研幾)
     1 多様な主体間の多様な協働形態
     2 「失敗国家」におけるセキュリティ・ガヴァナンスの諸相
     3 中央政府崩壊後のセキュリティ・ガヴァナンスの諸相
     4 非西欧「近代国家」におけるセキュリティ・ガヴァナンスの諸相
     5 セキュリティ・ガヴァナンス論の再構築

    結びにかえて
    あとがき
    人名索引
    事項索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    足立 研幾(アダチ ケンキ)
    1974年京都府生まれ。2003年筑波大学大学院国際政治経済学研究科修了。博士(国際政治経済学)。立命館大学国際関係学部教授
  • 出版社からのコメント

    非政府主体との協働の実態と可能性とは。非西欧社会の事例から読み解く、これからの安全保障を見通す分析視角の新地平。
  • 内容紹介

    国家の安全保障政策において、非政府主体はいかなる役割を果たしているのか。西欧主導の平和構築はなぜうまくいかないのか。こうした問題を考察する鍵となる「セキュリティ・ガヴァナンス」概念は、西欧諸国のみを念頭に構築されてきた。本書は、非西欧社会の事例分析を踏まえて「セキュリティ・ガヴァナンス」概念を再構築することで、理論的に新たな地平を切り拓き、実務面にも重要な知見を提示することを目指すものである。
  • 著者について

    足立 研幾 (アダチ ケンキ)
    2018年1月現在立命館大学国際関係学部教授

セキュリティ・ガヴァナンス論の脱西欧化と再構築 (MINERVA 人文・社会科学叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:足立 研幾(編著)
発行年月日:2018/01/30
ISBN-10:4623079538
ISBN-13:9784623079537
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:297ページ
縦:22cm
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