コリアン・シネマ―北朝鮮・韓国・トランスナショナル [単行本]
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コリアン・シネマ―北朝鮮・韓国・トランスナショナル [単行本]

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出版社:みすず書房
販売開始日: 2018/02/16
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コリアン・シネマ―北朝鮮・韓国・トランスナショナル の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「春香伝」映画から『血の海』『月尾島』『南部軍』『オールド・ボーイ』『下女』『ナヌムの家』『オクジャ』まで縦横無尽に論じ、コリアンのアイデンティティを探る。
  • 目次

    図版一覧
    凡例

    第 I 部 コリアン・シネマ
    まえがき
    はじめに

    第1章 民族的アイデンティティの創造――コリアン・シネマの歴史
    第1節 日本植民地期における朝鮮映画
    第2節 北朝鮮映画の進展
    第3節 韓国映画の進展

    第2章 ジェンダーと「春香伝」映画
    第1節 「春香伝」の起源
    第2節 朝鮮映画史における「春香伝」の意義
    第3節 韓国映画における春香像
    第4節 北朝鮮映画における春香像
    第5節 春香とコリアン社会の家父長主義的ジェンダー関係
    第6節 「春香伝」における階級と伝統的家族観

    第3章 民族意識と映画における歴史の表象
    第1節 北朝鮮映画における反帝国主義
    第2節 韓国映画における反共主義
    第3節 家族意識と民族意識

    第4章 現代コリアにおける階級と文化的アイデンティティ
    第1節 北朝鮮映画にみる階級闘争
    第2節 韓国映画にみる階級のダイナミクス
    第3節 階級の存在と文化的伝統

    結論

    第 II 部 トランスナショナル・シネマ
    『春香伝』――ニュー・コリアン・シネマで古い伝統を「売りこむ」
    アジアン・ノワールにおける無法者の影――広島、香港、ソウル
    1960年代韓国ホラー映画における家族、死、そして怨魂(ウォンホン)
    『ナヌムの家』から『鬼郷』まで――映画を通した旧日本軍性奴隷制の記憶継承
    グローバルシネマとしての韓国映画と北朝鮮映画――2000年から現在まで

    訳者あとがき
    フィルモグラフィ
    作品索引
    人名索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    イ ヒャンジン(イ ヒャンジン)
    李香鎮。韓国・釜山生まれ。専門は韓国、北朝鮮、日本を中心とするアジア映画研究。英国シェフィールド大学東アジア学部准教授、立教大学、東京大学、同志社大学客員研究員(2005‐07年)を経て、2008年より立教大学異文化コミュニケーション学部教授。2014年ハーバード大学東アジア言語・文明学部キム・クー客員教授。韓国・延世大学で社会学修士号、リーズ大学コミュニケーション学部で博士号を取得

    武田 珂代子(タケダ カヨコ)
    熊本市生まれ。専門は翻訳通訳学。米国ミドルベリー国際大学モントレー校(MIIS)翻訳通訳大学院日本語科主任を経て、2011年より立教大学異文化コミュニケーション学部教授。MIISで翻訳通訳修士号、ロビラ・イ・ビルジリ大学(スペイン)で翻訳通訳・異文化間研究博士号を取得
  • 出版社からのコメント

    黎明期から現在までの「コリアン・シネマ」をジェンダー、イデオロギー、階級の観点から分析。コリアンのアイデンティティを探る。
  • 内容紹介

    日本植民統治期に誕生し、解放後の南北分断、朝鮮戦争を経て今日まで制作されてきた北朝鮮・韓国の「コリアン・シネマ」。その製作と受容はいまや一国内に留まらず、在外コリアンによる監督や外国との合作、資本やキャストの海外調達、国際映画祭への出品にみられるように、複合的な地域性と多様性をもつ人びとを巻き込みながら、排他的な意味での「境界」を拒否するトランスナショナルな発展を遂げている。

    コリアンにとって、映画は文化的テクストとしてどのような役割を果たしてきたのだろうか? 本書ではジェンダー、イデオロギー、階級の観点から映画における歴史と文化の表象を分析し、コリアンの民族意識と文化的アイデンティティを探る。
    第 I 部では、コリアン・シネマの歴史を各時代の政治状況に照らしつつ俯瞰した上で、朝鮮民話「春香伝」翻案映画5作品や歴史映画の代表作『血の海』『南部軍』、労働者階級の日常を描く『初めて行く道』『追われし者の挽歌』等を分析する。そこから浮き彫りになるのは、イデオロギーの上では相反しつつも、文化的同質性を強く確信し重んじる彼らの姿である。
    第 II 部では、グローバルシネマとしてのコリアン・シネマに焦点を当て、『下女』や『オールド・ボーイ』、旧日本軍性奴隷制を扱った『ナヌムの家』『鬼郷』といった作品が社会批評や歴史的記憶の継承において果たす役割を考察する。

    映画の一場面の詳細な分析から比較文化的考察まで、縦横無尽に論じた刺激的な書。
  • 著者について

    イ・ヒャンジン (イ ヒャンジン)
    韓国・釜山生まれ。専門は韓国、北朝鮮、日本を中心とするアジア映画研究。英国シェフィールド大学東アジア学部教授、立教大学、東京大学、同志社大学客員研究員(2005-2007年)を経て、2008年より立教大学異文化コミュニケーション学部教授。2014年ハーバード大学東アジア言語・文明学部キム・クー客員教授。韓国・延世大学で社会学修士号、リーズ大学コミュニケーション学部で博士号を取得。

    武田 珂代子 (タケダカヨコ)
    熊本市生まれ。専門は翻訳通訳学。米国・ミドルベリー国際大学モントレー校(MIIS)翻訳通訳大学院日本語科主任を経て、2011年より立教大学異文化コミュニケーション学部教授。MIISで翻訳通訳修士号、ロビラ・イ・ビルジリ大学(スペイン)で翻訳通訳・異文化間研究博士号を取得。著書に『東京裁判における通訳』(2008)、訳書にA・ピム『翻訳理論の探求』(2010)、F・ガイバ『ニュルンベルク裁判の通訳』(2013)、イ・ヒャンジン『コリアン・シネマ』(2018、以上みすず書房)、編著書に『翻訳通訳の新地平』(晃洋書房、2016)などがある。

コリアン・シネマ―北朝鮮・韓国・トランスナショナル の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:イ ヒャンジン(著)/武田 珂代子(訳)
発行年月日:2018/02/15
ISBN-10:4622086646
ISBN-13:9784622086642
判型:B6
発売社名:みすず書房
対象:教養
発行形態:単行本
内容:演劇・映画
言語:日本語
ページ数:427ページ ※389,38P
縦:20cm
その他: 原書名: CONTEMPORARY KOREAN CINEMA:Identity,Culture,Politics〈Lee,Hyangjin〉
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