"電気ショック"の時代―ニューロモデュレーションの系譜 [単行本]
    • "電気ショック"の時代―ニューロモデュレーションの系譜 [単行本]

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"電気ショック"の時代―ニューロモデュレーションの系譜 [単行本]

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出版社:みすず書房
販売開始日: 2018/02/16
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"電気ショック"の時代―ニューロモデュレーションの系譜 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    “電気ショック”は精神疾患を治せるか?電気けいれん療法をはじめとする身体療法の開拓者たちの証言と膨大な資料から、「ショック療法」の虚像と実像を峻別する。
  • 目次

    第1章 精神医学のペニシリン?

    第2章 「統合失調症の経過における生物学的介入についての諸実験」
    精神医学におけるショック療法の幕開け
    マンフレート・ザーケルとインスリン昏睡療法
    ラディスラウス・メドゥナとけいれん誘発――メトラゾール療法

    第3章 「電気で治る狂気」
    ウーゴ・チェルレッティとECTの発明
    最初の電気ショック治療
    前進
    ヨーロッパ時代のカリノフスキー

    第4章 大学病院から精神科病院へ――ショック療法は海を渡る
    インスリンの時代
    メトラゾールの時代
    電気けいれん療法の成功
    ニューヨーク時代のカリノフスキー
    ECTはアメリカ全土に広がる

    第5章 寝椅子か、治療台か?
    精神分析とECT――愛と憎しみの関係
    アキレスの踵
    不信の克服
    外来患者へのECT

    第6章 ECTはゾンビを作らず
    患者の不安
    記憶の喪失
    インドクロン――「非電撃」療法
    骨折
    「脳へのダメージ」
    やむを得ないことをよしとする?――当時のいくつかの治療

    第7章 「脳を焼かれる!」
    ECTの奇妙な衰退
    映画に描かれたECT
    ECTに背を向ける知識階級
    ECTを放棄した精神医学

    第8章 「ベスレム精神科病院」の終焉と精神薬理学の時代
    抗精神病薬とECT
    抗うつ薬とECT
    精神薬理学の地平にたちこめる暗雲
    ECTと製薬業界

    第9章 揺れる振り子――政治・法律・医療文化の変化がECTに与えた影響
    反精神医学
    サバイバー
    インフォームド・コンセント
    ミッチェルとインフォームド・コンセント
    「公的な医療費補助」を受けている人にはインフォームド・コンセントに対していかなる権利があるのか?
    「ちきしょう! 早く息をしやがれ」
    記憶戦争
    恐怖から損傷へ
    しかしなぜ記憶が?

    第10章 エレクトロガールと新しいECT
    「治療抵抗性」の症例
    回帰のはじまり
    回帰――ニューヨークの状況
    支援の波
    心理学者たちとECT
    逆転!
    国際的な状況

    第11章 磁気刺激と埋込型装置――新世紀の最新治療?
    経頭蓋磁気刺激
    精神医学におけるTMS
    脳を可視化する
    左か、右か?
    疑わしいときには電気を流せ――電磁気学の誘惑
    迷走神経刺激法
    深部脳刺激
    新時代の幕開け?

    第12章 エピローグ――不合理な科学

    訳者解題
    原注
    索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ショーター,エドワード(ショーター,エドワード/Shorter,Edward)
    トロント大学医学部・医学史教授

    ヒーリー,デイヴィッド(ヒーリー,デイヴィッド/Healy,David)
    バンガー大学精神科教授。医学博士

    川島 啓嗣(カワシマ ヒロツグ)
    1979年生まれ。東京大学文学部卒業。滋賀医科大学医学部卒業。京都大学医学部附属病院を経て、公立豊岡病院精神科勤務。専門は電気けいれん療法

    青木 宣篤(アオキ ノブアツ)
    1982年生まれ。東京医科大学医学部卒業。済生会滋賀県病院で初期研修後、関西医科大学精神神経科学教室および公益財団法人青樹会滋賀八幡病院勤務。関西医科大学精神神経科学講座大学院生

    植野 仙経(ウエノ センケイ)
    1976年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。岐阜大学医学部卒業。京都府立洛南病院勤務。専門は精神医学、精神医学の哲学

    諏訪 太朗(スワ タロウ)
    1972年生まれ。神戸大学医学部卒業。京都大学医学部附属病院、公立小浜病院、医学研究所北野病院を経て京都大学大学院脳病態生理学講座(精神医学)助教。医学博士。専門は電気けいれん療法、精神医学史

    嶽北 佳輝(タケキタ ヨシテル)
    1977年生まれ。関西医科大学大学院医学研究科修了。ボローニャ大学留学を経て関西医科大学精神神経科学教室講師。医学博士。専門は精神薬理学、薬理遺伝学、電気けいれん療法
  • 出版社からのコメント

    「ショック療法」は精神疾患を治せるか? 電気けいれん療法のたどった悲劇の歴史を紐解き、精神科身体療法のこれからを問う重要書。
  • 内容紹介

    「発見から70年経った今日、なぜ電気けいれん療法(ECT)が患者や多くの医師からひどい汚名を着せられているのだろうか? ECTはある意味において精神医学のペニシリンである」
    19世紀後半に至るまで、精神科治療は鎮静に限られていた。1900年以降に精神薬理学の進歩が起こったのちも、症状の波に襲われているさなかの統合失調症とメランコリーの患者にとっては、医学は何の救いにもならなかった。家族は絶望し、カルテでは自殺のことが絶えず話題に上がった。
    そんな失意の時代にあった精神科治療に光をもたらした「ショック療法」は、本当に非人道的で危険なだけの治療法なのだろうか? 本書はECTのみならず、その前史となるインスリン昏睡療法やメトラゾールけいれん療法、そして近年のニューロモデュレーションへと至る、精神科における身体療法の系譜を描くものである。
    精神科治療においてECTの有効性が再評価されつつある今日、身体療法のパイオニアとなった医学者たちの足跡を追い、ショック療法がなぜこれほどまで忌避されてきたのか、その悲運の歴史を紐解く。
    当事者たちの証言と膨大な文献・資料を渉猟し、互いに翻弄しあう20世紀の社会と精神医学界を描き切った、二人の医学史家による快著である。
  • 著者について

    エドワード・ショーター (エドワード ショーター)
    トロント大学医学部の医学史教授(Jason A. Hannah Professor of the History of Medicine)。1941年イリノイ州エヴァンストン(Evanston)に生まれる。現代社会史を専攻し1967年からトロント大学の歴史学科に加わる。10年後同大学教授、現在同大学医学部精神科教授も務める。初期は家族や身体の歴史をテーマの著書を刊行。その後医学部で基礎医学を学び、本格的に医学史や精神医学史研究を射程に据える。1990年代には精神医学史研究の第一人者となり、今日に至るまで数多くの関連著作を刊行している。

    デイヴィッド・ヒーリー (デイヴィッド ヒーリー)
    医学博士、精神科認定医。精神医学・精神薬理学史家。カーディフ大学、北ウェールズ心理学的医学部門、教授。英国精神薬理学会(British Association for Psychopharmacology)の元事務局長。多数の著書がある。公式ウェブサイト(http://davidhealy.org)に自身の活動に関する多くの情報をアーカイヴしている。2012年には、薬のリスクに関する情報を草の根的に募り、集積・公開するプロジェクトRxISK.org(https://www.rxisk.org)を立ち上げた。

    川島啓嗣 (カワシマ ヒロツグ)
    1979年生まれ。東京大学文学部卒業。滋賀医科大学医学部卒業。京都大学医学部附属病院を経て、現在は公立豊岡病院精神科勤務。専門は電気けいれん療法。訳書にクーパー『精神医学の科学哲学』(共訳 名古屋大学出版会 2015)ショーター/ヒーリー『〈電気ショック〉の時代』(共訳 みすず書房 2018)がある。

    青木宣篤 (アオキ ノブアツ)
    1982年生まれ。東京医科大学医学部卒業。済生会滋賀県病院で初期研修後、関西医科大学精神神経科学教室および公益財団法人青樹会滋賀八幡病院勤務。現在は関西医科大学精神神経科学講座大学院生。訳書にショーター/ヒーリー『〈電気ショック〉の時代』(共訳 みすず書房 2018)がある。

    植野仙経 (ウエノ センケイ)
    1976年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。岐阜大学医学部卒業。 現在は京都府立洛南病院勤務。専門は精神医学、精神医学の哲学 。訳書にクーパー『精神医学の科学哲学』(共訳 名古屋大学出版会 2015)同『DSM-5を診断する』(共訳 日本評論社 2015)ショーター/ヒーリー『〈電気ショック〉の時代』(共訳 みすず書房 2018)がある。

    諏訪太朗 (スワ タロウ)
    1972年生まれ。神戸大学医学部卒業。京都大学医学部附属病院、公立小浜病院、医学研究所北野病院を経て現在は京都大学大学院脳病態生理学講座(精神医学)助教。医学博士。専門は電気けいれん療法、精神医学史。著書に『精神医学へのいざない――脳・こころ・社会のインターフェイス』(共著 創元社 2012)『精神医学のおくゆき――深化するパラダイム』(共著 創元社 2015)、訳書にショーター/ヒーリー『〈電気ショック〉の時代』(共訳 みすず書房 2018)がある。

    嶽北佳輝 (タケキタ ヨシテル)
    1977年生まれ。関西医科大学大学院医学研究科修了。ボローニャ大学留学を経て、現在は関西医科大学精神神経科学教室講師。医学博士。専門は精神薬理学、薬理遺伝学、電気けいれん療法。著書に『抗精神病薬プラクティカルガイド――どう選んでどう使う?』(共著 中外医学社 2013)『精神科薬物治療――こんなときどうするべきか』(共著 医学書院 2015)など、訳書にショーター/ヒーリー『〈電気ショック〉の時代』(共訳 みすず書房 2018)がある。

"電気ショック"の時代―ニューロモデュレーションの系譜 の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:エドワード ショーター(著)/デイヴィッド ヒーリー(著)/川島 啓嗣(共訳)/青木 宣篤(共訳)/植野 仙経(共訳)/諏訪 太朗(共訳)/嶽北 佳輝(共訳)
発行年月日:2018/02/15
ISBN-10:4622086786
ISBN-13:9784622086789
判型:B6
対象:教養
発行形態:単行本
内容:医学・薬学・歯学
言語:日本語
ページ数:531ページ ※447,84P
縦:20cm
その他: 原書名: SHOCK THERAPY:A History of Electroconvulsive Treatment in Mental Illness〈Shorter,Edward;Healy,David〉
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