イノベーションの核心―ビジネス理論はどこまで「使える」か [単行本]
    • イノベーションの核心―ビジネス理論はどこまで「使える」か [単行本]

    • ¥3,08093 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ
100000009002917302

イノベーションの核心―ビジネス理論はどこまで「使える」か [単行本]

価格:¥3,080(税込)
ゴールドポイント:93 ゴールドポイント(3%還元)(¥93相当)
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:ナカニシヤ出版
販売開始日: 2018/02/15
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

イノベーションの核心―ビジネス理論はどこまで「使える」か の 商品概要

  • 目次

    序  章  イノベーション理論をビジネスに活かす
    ―蔓延する誤解と無理解―
    イノベーションとは技術開発プラス事業化、そして市場における成功/イノベーションを一連の進化プロセスとして捉える/イノベーションに対する誤解と無理解/イノベーション活動は「何故」と疑うことから始まる/ビジネスに関わる代表的なイノベーション理論を学ぶ
    ■コラム■ 「イノベーション」について
    ■コラム■ パソコンの進化プロセス


    第一部  イノベーション普及論
    ―製品等の採用者側からイノベーションの普及過程を分析した古典理論―


    第一章  イノベーション普及論の体系
    ―何故人々は優れたイノベーションを一斉に採用しないのか―
    1 イノベーションの普及過程には四つの主要な要素がある
    普及論ではイノベーションとは新しいアイデアのこと/イノベーション情報はコミュニケーションチャンネルを経由して伝わる/イノベーションの普及対象は社会システムの成員/イノベーションが普及するには時間がかかる

    2 イノベーション採用過程
    知識段階/説得段階/決定段階およびそれ以降の段階/採用過程はこの順に起きるのか

    3 採用者革新性―イノベーション採用の遅速―
    イノベーター/初期採用者/後期の採用者

    4 イノベーションの普及曲線―イノベーションの属性が普及速度を決める―
    相対的優位性/両立可能性/複雑性/観察可能性と試行可能性

    5 クリティカルマス―イノベーションの普及が持続的になるとき―

    6 ロジャーズ普及論は何故今でも読み継がれているのか
    ■コラム■ 普及現象のいくつかの説明モデル―感染モデル、閾値モデル、構造同等モデル―


    第二章  イノベーション普及論の展開
    ―イノベーションの普及過程分析からマーケティング戦略への転換―

    1 バスモデル―マーケティングにおける定量分析モデルの定番―
    バスモデルの考え方/採用者カテゴリーの構成はロジャーズ普及論とは違う

    2 キャズム―イノベーションが成功するために越えねばならない深い溝―
    キャズムの採用者カテゴリーはロジャーズ普及論のパクリ/普及論をマーケティング戦略論に転換させたムーアのキャズム理論/共組織化

    3 提唱者によって意味合いが異なるイノベーター概念
    革新的採用者/変革者/技術開発者

    4 ロジャーズ普及論の限界
    リニアモデルである/イノベーションに関わる製品の変化が組み込まれていない/単品の技術的イノベーションを対象としている/制度に対する考慮が希薄である/ネットワーク時代に対応していない

    5 まとめ
    ■コラム■ ビデオテープレコーダーの普及


    第二部 ドミナント・デザイン論
    ―製品進化の視点から組織と戦略の変化を捉えたイノベーション理論の定番―


    第三章  ドミナント・デザイン論の体系
    ―何故市場に広く浸透している製品はどれも似通っているのか―

    1 ドミナント・デザイン論の骨子
    ドミナント・デザイン出現のメカニズム/「デザイン」とは製品のアーキテクチャのこと

    2 A‐Uモデルの栄枯盛衰
    流動期、遷移期、特殊期/どれがA‐Uモデル図か/A‐Uモデルの妥当性は検証されていない

    3 脱成熟論から非連続変化論へ

    4 研究者の間に広く浸透しているドミナント・デザイン論
    ■コラム■ 当初少なくとも三種類あったA‐Uモデル図


    第四章  ドミナント・デザイン論の展開
    ―イノベーションのライフサイクル分析から企業の生き残り戦略へ―

    1 ドミナント・デザインの研究によって得られた知見
    ドミナント・デザインは技術と市場の妥協の産物として出現する/ドミナント・デザインは比較的複雑な製品に出現しやすい/ドミナント・デザイン出現の遅速の指標/サービス、サービス産業への適用は少ない/ドミナント・デザイン出現の兆候、生き残り戦略、参入のタイミング

    2 ドミナント・デザイン論に関わる最近の潮流
    デジカメの要素技術ごとのドミナント・デザインの形成/製品に関わるドミナント・カテゴリーの出現/イノベーション・ショックの後にドミナント・デザインが出現する/ドミナント・デザインとサービス戦略の関係

    3 ドミナント・デザイン論の達成点
    ■コラム■ ファクシミリのドミナント・デザイン


    第三部  破壊的イノベーション理論
    ―製品等による市場の分断と破壊の過程を分析したイノベーション理論の最高到達点―


    第五章 破壊的イノベーション理論の体系
    ―何故優れた企業が敗退することがあるのか―

    1 ローエンド型破壊―破壊的イノベーション理論の原形―
    ローエンド型破壊が起きるための前提条件/持続的イノベーションは既存市場を持続させる/破壊的イノベーションは既存市場を分断する/ローエンド型破壊のメカニズム

    2 新市場型破壊―ややトリッキーな破壊のメカニズム―
    ハードディスクドライブは新市場型破壊

    3 根元的イノベーションと破壊的イノベーションは根本的に異なる
    根元的イノベーションはブレークスルー型技術を基礎とする/破壊的イノベーションはブレークスルー
    型ないし改良型技術を問わない

    4 破壊的イノベーション理論は既存の経営理論と実践に対する大胆な挑戦


    第六章  破壊的イノベーション理論の展開
    ―手に汗握る白熱の攻防とその先にあるもの―

    1 誌上の激突―破壊的イノベーション理論をめぐる二〇〇六年の論争―
    二〇〇四年ダニールズが論争の火蓋を切る/クリステンセンの弁明/理論家ヘンダーソンによる組織と戦略の視点からの好意的コメント/テリスとダニールズによるマーケティングの視点からの冷淡なコメント/その他の主な意見

    2 災いはある日突然に―二〇一四年破壊的イノベーションをめぐる白熱の攻防―
    ハーバード大学歴史学教授レポーの華麗にして過激な攻撃/レポーのエッセイをめぐるネット上の攻防/キングたちの実証的な、しかし棘のある批判/HBR誌上でのクリステンセンたちの婉曲な、しかし断固たる主張/SMR誌上に収録された専門家の好意的反応

    3 白熱の攻防から見えてくるもの
    破壊理論は正しく伝えられてきたか/破壊理論の方法論/破壊理論は批判にさらされてきたか/破壊理論の中核概念

    4 破壊的イノベーション理論はどこまで使えるか
    製品とサービスに等しく適用可能か/考慮すべき性能は一つでよいか/新市場型破壊は代替的な性能指標の導入が狙い/製品等の性能は常に進化するか/製品等の性能に対する顧客ニーズは常に上向きか/破壊理論にはどれほどの予測能力があるか/支配的企業が持続的イノベーションの軌跡を離脱することは合理的か

    5 破壊的イノベーション理論はイノベーション戦略のパラダイム転換といえるか
    ■コラム■ 能力増強型および能力破壊型イノベーション
    ■コラム■ アーキテクチュラル・イノベーション


    第七章  破壊的イノベーションの事例
    ―太陽光発電技術に関わるシステムの形成過程―

    1 イノベーションに関わる日本のシステムの特徴
    日本のシステムは奇跡の経済成長の源泉/一九九〇年代以来長期の低迷が続く日本の経済と国際競争力
    2 太陽光発電技術に関わるシステムの形成過程―日本の企業は何故凋落したか―
    順調な滑り出し/外部環境の変化/破壊的イノベーションの出現
    3 太陽光発電事業の経験から得られる教訓
    同じ技術から破壊的および持続的イノベーションが生まれる/戦略優位のポジションは統合型企業から専門型企業へ/破壊的イノベーションの出現に対する既存企業の戦略選択
    4 日本のシステムの課題
    太陽光発電事業において凋落した日本の企業に共通する特徴/凋落の原因は日本のハイテク企業に共通している/破壊的イノベーションの生まれにくい日本のシステム
    ■コラム■ 「イノベーションに関わるシステム」研究の展開


    終  章  イノベーションが生まれやすい社会へ
    ―人々の、人々による、人々のためのイノベーション―
    科学、技術、イノベーションの違い/科学、技術、イノベーションは必ずしもこの順に起きるわけではない/イノベーター層のすそ野は広がっている/求む、ディスラプター/一所懸命は是か非か/ディスラプターは細心にして大胆であること/目利きの存在が不可欠/基礎的な科学・技術研究への投資が不可欠/大学で役に立つ研究をすることは必要か/勢いに流されやすい日本のシステム/将来に対して楽
    観/人々の、人々による、人々のためのイノベーション

    あとがき

    参考文献
    索  引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    三藤 利雄(ミツフジ トシオ)
    東京大学博士(工学)。1972年東京大学工学部産業機械工学科卒業。1974年東京大学工学系研究科情報工学専攻修了。立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科教授
  • 出版社からのコメント

    イノベーションに関わる理論を解説し事業の成否を決める要因を検証。技術開発、事業化、市場での展開にあたってのキーポイントを集約
  • 著者について

    三藤 利雄 (ミツフジ トシオ)
    東京大学博士(工学)1972 年 東京大学工学部産業機械工学科 卒業1974 年 東京大学工学系研究科情報工学専攻 修了現職 立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科 教授主要著作物『イノベーション・プロセスの動力学』( 2007). 芙蓉書房出版『イノベーションの普及(E. Rogers, 2004)』(2007).(翻訳)翔泳社『コミュ二ケーション技術と社会』( 1998). 北樹出版 他

イノベーションの核心―ビジネス理論はどこまで「使える」か の商品スペック

商品仕様
出版社名:ナカニシヤ出版 ※出版地:京都
著者名:三藤 利雄(著)
発行年月日:2018/01/20
ISBN-10:4779512263
ISBN-13:9784779512261
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:経営
言語:日本語
ページ数:232ページ
縦:21cm
他のナカニシヤ出版の書籍を探す

    ナカニシヤ出版 イノベーションの核心―ビジネス理論はどこまで「使える」か [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!