微妙におかしな日本語―ことばの結びつきの正解・不正解 [単行本]
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微妙におかしな日本語―ことばの結びつきの正解・不正解 [単行本]

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出版社:草思社
販売開始日: 2018/02/16
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微妙におかしな日本語―ことばの結びつきの正解・不正解 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    『日本国語大辞典』の元編集長で、辞書一筋37年のことばの達人が、ことばの結びつきの基本と意外な落とし穴を解説。聖徳太子の時代から現代まで、1400年のスパンで日本語の変化を見てきた著者だからこそ言える、日本語の「正解・不正解」とは―
  • 目次

    ことばの結びつき、正しいのは?【基本編】

    火蓋を切る/火蓋を切って落とす 
    暗雲が垂れ込める/暗雲が立ち込める 
    間髪をいれず/間髪をおかず/間髪を移さず 
    物議を醸す/物議を醸し出す/物議を呼ぶ/物議を起こす 
    論議を呼ぶ/論議を醸す 
    食指が動く/食指がそそる/食指を伸ばす 
    心血を注ぐ/心血を傾ける 
    念頭におく/念頭にいれる 
    嫌気がさす/嫌気がする 
    アンケートをする/アンケートをとる 
    押し出しがいい/押し出しが強い 
    相性がいい/相性が合う 
    相槌を打つ/相槌を入れる 
    照準を合わせる/照準を当てる 
    先鞭を着ける/先鞭を切る 
    教鞭をとる/教鞭を振るう 
    口火を切る/口火を付ける/口火を開く 
    伏線を敷く/伏線を張る/伏線を引く 
    予防線を張る/予防線を引く 
    怒り心頭に発する/怒り心頭に達する 
    まなじりを決する/まなじりを吊り上げる 
    はらわたがちぎれる/はらわたがよじれる 
    犠牲に(と)なる/犠牲をこうむる 
    汚名をそそぐ/汚名を晴らす 
    汚名を返上する/汚名を挽回する 
    苦杯をなめる/苦杯を喫する/苦杯を飲む 
    雪辱を果たす/雪辱を晴らす 
    恨みを晴らす/恨みを果たす 
    精根尽きる/精根込める/精魂込める/精魂尽きる 
    疑問を呈する/疑問を示す 
    櫛の歯が欠ける/櫛の歯が抜ける 
    くさびを打ち込む/くさびを打つ 
    馬脚を露す/馬脚を晒す/馬脚を出す 
    正鵠を射る/正鵠を得る/正鵠をつく/正鵠をうがつ 
    上前をはねる/上前をかすめる/上前を取る 
    白羽の矢が立つ/白羽の矢が当たる 
    望外の喜び/法外の喜び 
    一縷の望みを託す/一抹の望みを託す 

    コラム1
    「関係」「関連」「かかわり」「つながり」の後に続く形容詞は? 

    「関心」「興味」の後に続く形容詞は? 
    「公算」の後に続く形容詞は? 




    PART2  
    微妙に違う日本語、どっちが正解か?

    間が持てない/間が持たない 
    押しも押されもせぬ/押しも押されぬ 
    右も左もわからない/左も右もわからない 
    寸暇を惜しまず/寸暇を惜しんで 
    明るみに出る/明るみになる 
    取るものもとりあえず/取るものもとらず 
    血で血を洗う/血で血を争う 
    苦虫を嚙みつぶしたような顔/苦虫を嚙んだような顔/苦虫を食い潰したような顔 
    嚙んで含めるように/嚙んで含むように 
    砂を嚙むよう/砂を嚙んだよう 
    三日に上げず/三日と上げず/三日とあけず/三日にあけず 
    愛嬌を振りまく/愛想を振りまく 
    初心忘るべからず/初心忘るるべからず/初心忘れるべからず 
    火を見るより(も)明らか/火を見るように明らか 
    腫れ物に触わるよう/腫れ物に触わらぬよう 
    お眼鏡にかなう/お目にかなう 
    ご飯をよそう/ご飯をよそる 
    さばを読む/さばを言う 
    礼を失する/礼を逸する 
    無理からぬ/無理なからぬ 
    まれに見る/まれに見ぬ 
    狐につままれる/狐につまされる 
    木で鼻をくくる/木で鼻をこくる 
    頭ごなしに𠮟る/頭越しに𠮟る 
    弓を引く/弓矢を引く/矢を引く 
    赤子の手をひねる/赤子をひねる 
    顔色をうかがう/顔をうかがう 
    顔をつなぐ/顔をつなげる 
    首をかしげる/頭をかしげる 
    首を突っ込む/顔を突っ込む/頭を突っ込む 
    耳を覆う/耳をふさぐ/耳をそむける 
    目の玉が飛び出る/目の玉が飛び出す 
    口をつぐむ/口をつるむ/口をつむぐ 
    あごを出す/あごが出る 
    体を壊す/体調を崩す/体調を壊す 
    凄絶な副作用/壮絶な副作用 
    碁を打つ/碁を指す 
    将棋を指す/将棋を打つ 
    一句(を)ものする/一句(を)ものにする 
    知遇を得る/知己を得る 
    符節を合わせる/符丁を合わせる 
    ふりの客/フリーの客 
    夜を日に継ぐ/夜に日を継ぐ 
    上を下への大騒ぎ/上や下への大騒ぎ 


    コラム2
    “コロケーション破り”の作家たち 

    「火を見るより(も)明らか」に対する「火を見るように明らか」の例 
    「予防線を張る」に対する「予防線を引く」の例 
    「知遇を得る」に対する「知己を得る」の例 
    「弓を引く」に対する「矢を引く」の例 
    「疑問を呈する」に対する「疑問を示す」の例 
    「口火を切る」に対する「口火を付ける」の例 
    「耳を覆う」「耳をふさぐ」に対する「耳をそむける」の例 
    「念頭におく」に対する「念頭に入れる」の例 


    PART3

    じつは「どっちも正しい」日本語

    微に入り細を穿つ/微に入り細にわたる/微に入り細に入り 
    的を射る/的を得る 
    二の舞を演じる/二の舞を踏む/二の舞になる 
    腑に落ちる/腑に落ちない 
    二の句が継げない/二の句が出ない 
    暇にあかす/暇にまかす 
    眉をひそめる/眉をしかめる 
    足をすくわれる/足もとをすくわれる 
    息を吞む/息を吞み込む 
    濡れ手で粟/濡れ手に粟 
    満面の笑み/満面の笑顔 
    笑みがこぼれる/笑顔がこぼれる 
    采配を振る/采配を振るう 
    酒を酌み交わす/杯を酌み交わす 
    舌の根の乾かぬうちに/舌の先の乾かぬうちに 
    出る杭は打たれる/出る釘は打たれる 
    ことばを濁す/口を濁す 
    油断も隙もない/油断も隙もならない 
    頭角を現す/頭角を出す/頭角を上げる 
    化けの皮を剝がす/化けの皮を現す 
    返り討ちにあう/返り討ちを果たす 
    めどがつく/めどがたつ 
    嘘をつく/嘘を言う 
    絆が強まる/絆が深まる 
    けがをする/傷を負う/けがを負う 
    苦汁をなめる/苦汁を飲む/苦渋をなめる 
    胸に迫る/胸が迫る 
    目をしばたたく/目をしばたく 
    目をつぶる/目をふさぐ 
    あごが外れる/あごが落ちる 
    息もつかせず/息もつがせず 
    鼻を折る/鼻をくじく 
    ページをめくる/ページをまくる 
    傘をすぼめる/傘をつぼめる 
    棚に上げる/棚へ上げる 
    御託を並べる/御託を述べる/御託を言う 
    石にかじりついても/石にしがみついても 
    上には上がある/上には上がいる 
    年に似合わぬ/年に合わぬ 
    巻き添えを食う/巻き添えになる 
    姸を競う/姸を争う 

    コラム3
    コロケーションは常に変化し、増え続けている 



    PART4

    読み方は同じ。正しいのは?

    初心に帰る/初心に返る 
    跡を絶つ/後を絶つ 
    高みの見物/高見の見物 
    笠に着る/傘に着る/嵩に着る 
    活を入れる/喝を入れる 
    論を俟たない/論を待たない 
    涙を振るう/涙を奮う 
    科を作る/品を作る 
    見栄を張る/見得を張る 
    腹が据わる/腹が座る 
    肝に銘じる/肝に命じる 
    一堂に会する/一同に会する 
    灯火親しむべし/灯下親しむべし 
    画竜点睛を欠く/画竜点睛を描く(書く) 
    肩身が狭い/片身が狭い 

    コラム 4  
    なぜ「しく」を「ひく」と言ってしまうのか? 

    「布団を敷く」の場合 
    「箝口令を敷く」の場合 
    「背水の陣を敷く」の場合 
    「敷く」「ひく」と結びつきやすいことば 



    PART5

    漢字は同じ。さて、どう読む?

    骨をうずめる/骨をうめる 
    幕があく/幕がひらく 
    油をそそぐ/油をつぐ 
    口の端にのぼる/口の端にあがる 
    けむに巻く/けむりに巻く 
    有り金をはたく/有り金をたたく 
    ほぞをかむ/へそをかむ 
    肩をいからせる/肩をおこらせる 
    烏有にきす/烏有にかえす 

    コラム 5
    「入る」の読み方は、「いる」か?「はいる」か? 

    悦にいる 
    鬼籍にいる 
    絵壺にいる 
    神にいる 
    堂にいる
    有卦にいる 
    「いる」と読む慣用表現、「はいる」と読む慣用表現 
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    神永 曉(カミナガ サトル)
    辞書編集者。元小学館辞書編集部編集長。1956年、千葉県生まれ。小学館に入社後、37年間ほぼ辞書編集一筋の人生を送る。2017年2月に小学館を定年で退社後も、『日本国語大辞典第三版』に向けての編纂事業に参画している。また、テレビ、ラジオに出演して日本語の面白さ、奥深さを広める活動も行っている。2014年にNPO法人「こども・ことば研究所」を「辞書引き学習」を考案した深谷圭助中部大学教授と共同設立。国語に限らず、これから始まる小学校の英語教育や、さらには支援教育も視野に入れて、「辞書引き学習」による子どもの語彙力アップを目指した教育活動を展開している
  • 内容紹介

    『声に出して読みたい日本語』の齋藤孝さん推薦!

    「満面の笑顔」「汚名挽回」「息を吞み込む」
    「眉をしかめる」「足もとをすくわれる」「的を得る」……
    これらは従来誤用とされてきたが、必ずしもそうとは言い切れないものもある。 

    『日本国語大辞典』の元編集長で、辞書一筋37年のことばの達人が
    ことばの結びつきの基本と意外な落とし穴を紹介。
    聖徳太子の時代から現代まで、1400年のスパンで日本語の変化を見てきた著者だからこそ言える、
    日本語の「正解・不正解」とは──

    【項目例】
    ●暗雲が垂れ込める? 暗雲が立ち込める? 
    ●寸暇を惜しんで? 寸暇を惜しまず?
    ●三日に上げず? 三日と上げず?
    ●腑に落ちる? 腑に落ちない?
    ●油断も隙もない? 油断も隙もならない?
    ●暇にあかす? 暇にまかす?
    ●間が持てない? 間が持たない? 
    ●足をすくわれる? 足元をすくわれる?

    どっちが正解? どっちも正解…!?
  • 著者について

    神永 曉 (カミナガ サトル)
    辞書編集者。元小学館辞書編集部編集長。
    1956年、千葉県生まれ。小学館に入社後、37年間ほぼ辞書編集一筋の人生を送る。担当した辞典は『日本国語大辞典 第二版』『現代国語例解辞典』『使い方のわかる類語例解辞典』『標準語引き日本方言辞典』『例解学習国語辞典』『日本語便利辞典』『美しい日本語の辞典』など多数。2017年2月に小学館を定年で退社後も、『日本国語大辞典 第三版』に向けての編纂事業に参画している。また、辞典・事典サイト「ジャパンナレッジ」でコラム「日本語、どうでしょう?」を連載するかたわら、テレビ、ラジオに出演して日本語の面白さ、奥深さを広める活動も行っている。著書に『悩ましい国語辞典』『さらに悩ましい国語辞典』(いずれも時事通信社)。2014年にNPO法人「こども・ことば研究所」を「辞書引き学習」を考案した深谷圭助中部大学教授と共同設立。国語に限らず、これから始まる小学校の英語教育や、さらには支援教育も視野に入れて、「辞書引き学習」による子どもの語彙力アップを目指した教育活動を展開している。

微妙におかしな日本語―ことばの結びつきの正解・不正解 の商品スペック

商品仕様
出版社名:草思社
著者名:神永 曉(著)
発行年月日:2018/02/21
ISBN-10:4794223234
ISBN-13:9784794223234
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:287ページ
縦:19cm
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