原発震災のテレビアーカイブ [単行本]
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原発震災のテレビアーカイブ [単行本]

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出版社:法政大学出版局
販売開始日: 2018/03/16
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原発震災のテレビアーカイブ [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    東日本大震災は、地震・津波の甚大な被害、被災地の人びとの生活、終わりの見えない原発事故と放射能汚染がテレビに記録されてきた災害である。ドキュメンタリーや生活情報番組は、この未曽有の災禍の何を、どのように表象し、記録しているのか。大容量録画が可能となったメディア環境でアーカイブ化したテレビ番組の多層的分析から、原発震災の歴史と「いま」、そして未来を問う。
  • 目次

    序論 テレビアーカイブとしての原発震災 【小林直毅】
     1 東日本大震災、福島第一原発危機とテレビ
     2 テレビアーカイブで見る震災第一報
     3 震災後半年の時間の記録と記憶
     4 テレビアーカイブとしての原発震災の始まり
     5 原発震災の歴史への眼差し

    第一部 拡張するテレビアーカイブを読み解く

    第一章 テレビアーカイブとメタデータの課題 【西田善行】
     1 原発震災のアーカイブ研究とメタデータ
     2 メタデータとは何か
     3 番組メタデータ提供サービス企業へのヒヤリングから
     4 原発震災報道をもとにしたメタデータの検討
     5 映像からわかるメタデータの特徴
     6 メタデータの自律性と「原発」「震災」報道

    第二章 生活情報番組における原発震災の「差異」と「反復」 【加藤徹郎】
     1 暮らしのなかの原発震災報道
     2 「ワイドショー」から「生活情報番組」へ
     3 全体像を把握する──生活情報番組における放射能報道の推移
     4 時系列で考える──番組内容はどのように変化しているのか
     5 「流れ」としての原発震災報道──その「差異」と「反復」

    第三章 原発震災と地域の記録と記憶を読み解く 【西田善行】
     1 「記憶の半減期」を超えて
     2 メタデータの推移から見る「震災」「原発」の六年
     3 計量テキスト分析から見える「震災」「原発」の六年
     4 メタデータから見る「震災」「原発」が記録した地域
     5 原発震災のなかの「南相馬」

    第四章 原発震災以前の反原発運動と映像アーカイブ 【西田善行】
     1 社会運動とメディア利用
     2 映像からわかる反原発運動の記録
     3 収集されるテレビ番組
     4 映像資料からわかること・わからないこと

    第二部 テレビアーカイブというメディアとその思想

    第五章 原発震災のテレビドキュメンタリー 【小林直毅】
     1 テレビの「遅さ」からテレビアーカイブの「遅れ」へ
     2 遅れ、あるいは「未来の物語」としてのチェルノブイリ
     3 遅れてきた訪問者のテレビドキュメンタリー
     4 チェルノブイリの「未来の物語」に背を向ける言説

    第六章 核エネルギーのテレビ的表象の系譜学 【松下峻也】
     1 「軍事利用」の脅威と「平和利用」が孕むリスク
     2 「被曝」を語り描く「八月ジャーナリズム」──原発震災以後
     3 「被爆」を語り描く「八月ジャーナリズム」──原発震災以前
     4 「八月ジャーナリズム」の揺らぎ
     5 低線量被曝としてのビキニ事件
     6 系譜学とテレビアーカイブ

    第七章 原発震災とメディア環境 【西 兼志】
     1 日常とメディア
     2 震災の経験とデフォルトとしての日常
     3 『汚染地図』シリーズと地図的想像力の問題
     4 『亡き人との“再会”~被災地 三度目の夏に~』と物語的想像力の問題
     5 アーカイブ行為論

    あとがき
    事項索引
    人名索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    小林 直毅(コバヤシ ナオキ)
    1955年生。法政大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士後期課程満期退学。法政大学社会学部教授
  • 出版社からのコメント

    テレビは東日本大震災をいかに表象してきたか。録画技術の発展によってアーカイブと化した番組映像の多層的分析から、原発震災を問…
  • 内容紹介

    東日本大震災は、地震・津波の甚大な被害、被災地の人びとの生活、終わりの見えない原発事故と放射能汚染がテレビに記録されてきた災害である。ドキュメンタリーや生活情報番組は、この未曽有の災禍の何を、どのように表象し、記録しているのか。大容量録画が可能となったメディア環境でアーカイブ化したテレビ番組の多層的分析から、原発震災の歴史と「いま」、そして未来を問う。
  • 著者について

    小林 直毅 (コバヤシ ナオキ)
    1955年生。法政大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士後期課程満期退学。法政大学社会学部教授。著書に『メディアテクストの冒険』(世界思想社)、『水俣学研究序説』(共著、藤原書店)、『テレビニュースの社会学』(共著、世界思想社)、『「水俣」の言説と表象』(編著、藤原書店)、『放送番組で読み解く社会的記憶──ジャーナリズム・リテラシー教育への活用』(共著、日外アソシエーツ)、『ニュース空間の社会学──不安と危機をめぐる現代メディア論』(共著、世界思想社)、訳書にJ. フィスク『テレビジョンカルチャー──ポピュラー文化の政治学』(共訳、梓出版社)ほか。

    西田 善行 (ニシダ ヨシユキ)
    1977年生。法政大学大学院社会学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得退学。法政大学、日本大学、拓殖大学兼任講師。著書に『国道16号線スタディーズ』(共著、青弓社、近刊)、『メディア環境の物語と公共圏』(共著、法政大学出版局)、論文に「「史資料」としてのテレビ報道──環境報道アーカイブの取り組みから」(『社会政策』第7巻第3号)、訳書にB・マクネア『ジャーナリズムの社会学』(リベルタ出版)ほか。

    加藤 徹郎 (カトウ テツロウ)
    1971年生。法政大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得退学。法政大学、文教大学、淑徳大学兼任講師。論文に「3月ジャーナリズムの中で、ニュースは何を話し・語り・伝えてきたのか──東日本大震災・テレビ報道アーカイブにおけるメタデータの語用論」(『ジャーナリズム&メディア』第10号)、「生活情報番組における「放射」報道の変化」(『サステイナビリティ研究』Vol.5)ほか。

    松下 峻也 (マツシタ シュンヤ)
    1991年生。法政大学大学院社会学研究科社会学専攻博士後期課程在籍。主要論文に「アーカイヴ化されたテレビ番組が描くビキニ事件」(『マス・コミュニケーション研究』第92号、2018年)ほか。

    西 兼志 (ニシ ケンジ)
    1972年生。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得退学、グルノーブル第3大学大学院博士課程修了(情報コミュニケーション学博士)、グルノーブル第2大学大学院博士課程修了(哲学博士)。成蹊大学文学部教授。著書に『アイドル/メディア論講義』(東京大学出版会)、『〈顔〉のメディア論』(法政大学出版局)、訳書にB. スティグレール『技術と時間』(1巻~3巻、法政大学出版局)ほか。

原発震災のテレビアーカイブ [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:法政大学出版局
著者名:小林 直毅(編著)
発行年月日:2018/03/20
ISBN-10:4588625381
ISBN-13:9784588625381
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:267ページ ※261,6P
縦:22cm
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