風土記説話の表現世界 [単行本]
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風土記説話の表現世界 [単行本]

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出版社:笠間書院
販売開始日: 2018/03/10
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風土記説話の表現世界 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    風土記は、各編者が地域独自の文書として仕上げ、中央へ提出したものであった。そのため、各国風土記の文章には土地の言葉を示そうとする様々な「装い」が凝らされ、そこに文学作品として享受し得る要因が存在する。まとまった写本が伝わる、常陸・出雲・豊後・肥前・播磨国の風土記を対象に、文字テキストとして神話・説話を検討し、構成や配列意識も含め、文学作品としての意義・価値を位置づける。
  • 目次

    凡例

    序章 風土記の成立と性質
    一 風土記撰進の官命と各国風土記の記事内容
    二 風土記を読むということ
    三 本書の概略

    第一部 風土記の異伝

    第一章 『常陸国風土記』国号起源説話考
    はじめに
    一 異説並記・茨城郡名の場合
    二 異説並記・角折浜の場合
    三 国名起源譚
    おわりに

    第二章 『播磨国風土記』「一云」「一家云」の用法
    はじめに
    一 「一云」と旧地名
    二 異説配列の意識
    三 異説並記の意義
    おわりに

    第三章 『肥前国風土記』佐嘉郡郡名起源説話の特質―異伝記載の意図を考える―
    はじめに
    一 『肥前国風土記』の「一云」
    二 佐嘉郡郡名起源後半部の考察
    三 佐嘉郡郡名起源前半部の考察
    四 地名由来の重層性
    おわりに

    第二部 風土記の作品世界

    第四章 『常陸国風土記』「風俗諺」の記載意義
    はじめに
    一 「諺」の範囲
    二 『常陸国風土記』中の「諺」
    三 国名起源譚の特異性
    四 本文と注記との関係
    五 古老伝承と「俗」詞章との対応
    おわりに

    第五章 『常陸国風土記』倭武天皇の時代認識
    はじめに
    一 時代と人物との対応
    二 「古」「昔」の時代と天皇の時代
    三 征討の時代から巡行の時代へ
    四 倭武天皇の問題
    おわりに

    第六章 『常陸国風土記』多珂郡「サチ争い」説話の意義
    はじめに
    一 記事内容の検討(1)狩への誘い
    二 記事内容の検討(2)狩猟の失敗
    三 橘皇后と常世国
    四 記事配列の意識
    おわりに

    第七章 『出雲国風土記』「古老伝云」の内と外
    はじめに
    一 『出雲国風土記』の「古老」
    二 大原郡における古老系と非古老系
    三 来次郷―八十神と青垣山―
    おわりに

    第八章 『出雲国風土記』郡郷名の表記意識―地名起源説明記事との関わりから―
    はじめに
    一 好字と起源説明記事
    二 改字の実態
    三 改字の二重性
    四 好字の意味内容
    五 地名起源記事と地名表記との関わり
    おわりに

    第九章 『出雲国風土記』地名起源記事の文体―〈秋鹿郡〉を中心に―
    はじめに
    一 「神坐型」
    二 「神詔型」
    三 〈秋鹿郡〉郡名起源と郷名起源
    おわりに

    第三部 風土記神話の文学性

    第十章 風土記の異類婚―始祖を語る〈型〉―
    はじめに
    一 風土記の異類婚の特質
    二 『常陸国風土記』の蛇神祭祀
    三 ヌカビコ・ヌカビメ
    おわりに

    第十一章 『常陸国風土記』香島郡「事向」の文脈
    はじめに
    一 『古事記』の「言向(言趣)」
    二 『常陸国風土記』香島郡前半部の分析
    三 『常陸国風土記』香島郡後半部の分析
    おわりに

    第十二章 『出雲国風土記』の「御祖命」―仁多郡三津郷を中心に―
    はじめに
    一 「大神」と「御祖命」
    二 『古事記』の「御祖(命)」
    三 『出雲国風土記』の「御祖」
    おわりに

    第十三章 『播磨国風土記』の天日槍命と葦原志許乎命
    はじめに
    一 『日本書紀』の天日槍
    二 『播磨国風土記』の天日槍命
    三 葦原志許乎命登場の所以
    おわりに

    第十四章 『肥前国風土記』弟日姫子説話考―異類婚姻譚と歌―
    はじめに
    一 問題の所在
    二 狭手彦と弟日姫子
    三 神人の歌の持つ意味
    四 風土記的始祖伝説
    五 異類婚姻譚と歌
    おわりに

    終章 風土記の装いと記事配列意識

    初出一覧
    あとがき
    索引(事項・引用文献)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    谷口 雅博(タニグチ マサヒロ)
    1960年9月、北海道生まれ。1991年3月、國學院大學大学院文学研究科博士課程後期所定単位修得退学。2009年7月、博士(文学)取得(國學院大學)。國學院大學文学部准教授
  • 内容紹介

    風土記作品論のあらたな可能性を切り拓く!

    風土記は、各編者が地域独自の文書として仕上げ、中央へ提出したものであった。そのため、各国風土記の文章には土地の言葉を示そうとする様々な「装い」が凝らされ、そこに文学作品として享受し得る要因が存在する。

    まとまった写本が伝わる、常陸・出雲・豊後・肥前・播磨国の風土記を対象に、文字テキストとして神話・説話を検討し、構成・配列意識も含め、文学作品としての意義・価値を位置づける。
  • 著者について

    谷口 雅博 (タニグチ マサヒロ)
    1960年9月、北海道生まれ。
    1991年3月、國學院大學大学院文学研究科博士課程後期 所定単位修得退学。
    2009年7月、博士(文学)取得(國學院大學)。
    現在、國學院大學文学部准教授。

    主な著書
    『古事記の表現と文脈』(おうふう、2008年11月)
    『風土記探訪事典』(共著、東京堂出版、2006年9月)
    『風土記を読む』(共著、おうふう、2006年6月)

風土記説話の表現世界 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:笠間書院
著者名:谷口 雅博(著)
発行年月日:2018/02/28
ISBN-10:4305708906
ISBN-13:9784305708908
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:299ページ ※291,8P
縦:22cm
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