戦争文化と愛国心―非戦を考える [単行本]
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戦争文化と愛国心―非戦を考える [単行本]

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出版社:みすず書房
販売開始日: 2018/03/16
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戦争文化と愛国心―非戦を考える [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    戦後の厭戦と反戦の雰囲気から、少しずつ、少しずつ、何がどう変わって、いまの日本になったのか。細部に宿る“戦争文化”とたたかうために、私たちに何ができるのか。
  • 目次

    第一章 国民学校一年生――言葉を擦り込まれた少年
    1 「コクミンガッコウ イチネンセイ」
      背景
      教師たちの養成
    2 「アカイ アカイ アサヒ アサヒ」
      戦争文化は細部に宿る
    3 日の丸教育
    4 教室風景
    5 愛国節をうなる
      新聞
    6 そこのけそこのけ軍歌がとおる
      軍歌のパトロン
    7 英雄と悪人の歴史物語

    第二章 戦争文化とは何か
    1 騙されたではすまない
    2 戦争のない世界は恐ろしい
    3 反面教師として
    4 フランス歴史学から
    5 若者たちの戦争文化――『きけ わだつみのこえ』
    6 学者たち

    第三章 古い上着よ さようなら
    1 八月十五日
    2 闇市洗礼
    3 野球と歌と
    4 新制中学一年生――新憲法の申し子
    5 見える人たち
    6 傷を残した人々
    7 混沌と虚脱の状態の中から――手のひらを返した日本人
    8 思い違いとナイーヴさ
    9 言葉の引っ越し
    10 チボー家世代

    第四章 愛国心の行方
    1 戦後の「愛国心」論議
    2 清水幾太郎『愛国心』
      構成
      清水の位置――愛国心の脱構築
    3 丸山眞男のナショナリズム論
    4 二つの不思議
    5 三つの愛国心論
      姜尚中『愛国の作法』 
      佐伯啓思『日本の愛国心――序説的考察』
      テッサ・モーリス=スズキ『愛国心を考える』
    6 パトリオティズムとナショナリズム
      どう区別するか
      パトリオティズムは愛、ナショナリズムは憎悪

    第五章 非戦思想の源流
    1 内村鑑三
      「義」のための戦争
      非戦主義者の誕生
      戦時の姿勢
      愛国心について
    2 幸徳秋水
      非戦論―反戦争文化論
      愛国心論
      軍国主義論
      帝国主義論
      非戦―反戦闘争の継続
      兵役は?

    第六章 兵役拒否と不服従の思想の源流
    1 徴兵忌避
    2 矢部喜好の肖像
    3 村本一生と明石真人
    4 フランスの非戦論 1――アラン
    5 フランスの非戦論 2――ジャン・ジオノ
    6 百二十一人宣言――アルジェリア戦争の中から

    第七章 非戦の原理から不服従の思想へ
    1 憲法平和主義について
    2 『きけわだつみのこえ』と原水爆禁止運動
    3 「戦争の犠牲者」「戦争の被害者」――-三つの目隠し
    4 久野収と鶴見俊輔
    5 大熊信行
    6 鶴見良行
    7 脱走兵支援運動
    8 小田実
    9 市民的不服従と良心的拒否

    終章 少数の力のために
    1 私たちはどこにいるのか
    2 少数の力のために


    参照文献
    あとがき
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    海老坂 武(エビサカ タケシ)
    1934年東京に生まれる。東京大学文学部仏文科卒業。同大学院(仏語・仏文学)博士課程修了
  • 出版社からのコメント

    知らないうちに生活に忍び込み国を覆っていった戦争文化を〈皇国の少国民〉としての記憶から検証し、戦後の非戦の思想の系譜を辿る。
  • 内容紹介

    「大東亜戦争」の始まりを国民学校一年生で迎え、「皇国の少国民」であることが最初のアイデンティティだった……
    教科書に歴史物語、軍歌。家庭では新聞や雑誌、ラジオを通じて、戦争の言葉を、時代の狂気を擦り込まれた少年時代。その鮮やかな記憶に語らせながら、著者は戦争を誘発し、戦争への道を用意する〈戦争文化〉が、何によって、誰によって形作られ、どのように生活に忍び込み、日本を覆っていったかを検証してゆく。
    〈私〉の経験を出発点に、さらにその外へ――1930年代の戦争文化を最大限に呼吸し、そのために生き、死んでいったわだつみ世代の若者たち。敗戦後の混沌と虚脱の中、価値の180度の転換を迫られた大人たち。戦争文化をさっさと脱ぎ捨てたかに見えた日本人一般の心の転回。
    戦争文化は本当に解体されたのか。その核心にあった、あの〈愛国心〉はどうなったのか。
    明治の時代の〈愛国心〉論議と〈愛国心〉批判、フランスに目を転じて、アラン、ジャン・ジオノの非戦論、さらに日露戦争時に始まる兵役拒否と不服従の思想。丸山眞男、加藤周一、鶴見俊輔ら「戦中世代」の残したものを受け止めなおしつつ、「戦後世代」の言説もみわたし、戦争文化と愛国心の歴史、そして、それに立ち向かう非戦の思想の系譜をたどる。政党でもなく、団体でもない私たち一人一人が、出来合いの処方箋のないところで、それでも何かを考え、何かを作り出してゆくために。
  • 著者について

    海老坂 武 (エビサカ タケシ)
    1934年東京に生まれる。東京大学文学部仏文科卒業。同大学院(仏語・仏文学)博士課程修了。著書『フランツ・ファノン』(講談社1981、みすず書房2006)『戦後思想の模索』(みすず書房1981)『雑種文化のアイデンティティ』(みすず書房1986)『シングル・ライフ』(中央公論社1986)『記憶よ、語れ』(筑摩書房1995)『〈戦後〉が若かった頃』(岩波書店2002)『かくも激しき希望の歳月』(岩波書店2004)『サルトル』(岩波新書2005)『戦後文学は生きている』(講談社現代新書2012)『加藤周一 二十世紀を問う』(岩波新書2013)『戦争文化と愛国心』(みすず書房2018)、訳書 ニザン『番犬たち』(晶文社1967)ペレック『眠る男』(晶文社1970、水声社2016)ファノン『黒い皮膚、白い仮面』(共訳、みすず書房1969、1998)ボーヴォワール『別れの儀式』(共訳、人文書院1989)サルトル『植民地の問題』(共訳、人文書院2000)『自由への道』(共訳、岩波文庫2000)『家の馬鹿息子』1-4(共訳、人文書院1982、1989、2006、2015)ほか多数。

戦争文化と愛国心―非戦を考える [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:海老坂 武(著)
発行年月日:2018/03/15
ISBN-10:4622085186
ISBN-13:9784622085188
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:341ページ
縦:20cm
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