「盧溝橋事件記念日」をめぐる日本と中国―政治的語りに見る日中戦争像の比較研究 [単行本]
    • 「盧溝橋事件記念日」をめぐる日本と中国―政治的語りに見る日中戦争像の比較研究 [単行本]

    • ¥5,170156 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ
100000009002931767

「盧溝橋事件記念日」をめぐる日本と中国―政治的語りに見る日中戦争像の比較研究 [単行本]

鄒 燦(著)
価格:¥5,170(税込)
ゴールドポイント:156 ゴールドポイント(3%還元)(¥156相当)
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:大阪大学出版会
販売開始日: 2018/03/15
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

「盧溝橋事件記念日」をめぐる日本と中国―政治的語りに見る日中戦争像の比較研究 の 商品概要

  • 目次

    序章 本書の研究課題_
    第一節 問題関心-戦争認識の比較研究
    第二節 戦後を対象とする先行研究とその問題点
    第三節 戦時動員と戦争認識の構築-集合的記憶というアプローチ
    第四節 なぜ「盧溝橋事件記念日」なのか
    第五節 本書の構成と主要資料


    第一章 聖戦の語り
    日本本土における「支那事変周年記念」と加害不在の日中戦争像

    第一節盧溝橋事件の勃発と「自衛戦」観の流布
    第二節大義名分のない戦争と「聖戦」の提起 
    第三節「支那事変周年記念」要綱と「聖戦」の語りの構造
    第四節事変周年記念活動に見る日本社会の日中戦争像
    おわりに 「聖戦」の語りの変貌と「支那」の不在


    第二章 平和の語り
    中国占領地に見る盧溝橋事件記念活動の諸相と対日協力政権のジレンマ
    第一節「聖戦」記念日の影響と抗日宣伝に対する反宣伝 
    第二節占領地における「七七記念」の相とその特徴
    第三節「七七記念」「の意義と「日中平和」 
    おわりに 「平和」の語りの破綻と政権正当性の喪失


    第三章 建国の語り
    重慶国民政府による「抗戦建国記念日と抗戦像の構築
    第一節未完の建国プロセスと戦時体制の発足
    第二節「抗戦建国記念日」と「建国」の語りの構成
    第三節「国統区」における記念活動の展開 
    おわりに 「建国」の語りの継続と陸軍記念節としての「七七」


    第四章 革命の語り
    ヘゲモニー争いを内包する中国共産党根拠地の「七七記念」
    第一節中共革命の路線転換と「抗日民族革命」 
    第二節「辺区政府」にとっての抗戦建国記念日 
    第三節根拠地を中心とする中共式「七七記念」
    おわりに 「革命」の語りの独占と選別された抗戦像の継承


    終章 「盧溝橋事件記念日」に見る日中の戦争認識の差異
    第一節 日中戦争像の構築を伴う「真実」と「忘却」
    第二節 日本と中国の戦争認識における差異
    第三節 日中の異なる戦後とそれぞれの継承された戦争認識
  • 出版社からのコメント

    盧溝橋事件を発端とする日中全面戦争期の両国において、「七月七日」が如何に戦時国民動員に結び付けて記念されたかを比較検討。
  • 内容紹介

    本書は、盧溝橋事件を発端とする日中全面戦争期の日本と中国において、「七月七日」が如何に戦時国民動員に結び付けて記念されたかを比較検討し、その過程で構築された日中戦争像の差異を考察したものである。同時代の戦争認識の形成過程と、そこに生じた両国の差異がどのように戦後に継承されたかを確認し、戦時と戦後との連続面に留意した長期的な日中戦争像を提供する必要があるという問題提起をおこなう。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    鄒 燦(スウ サン)
    中国湖南省出身。2008年中国南開大学歴史学院卒業、2011年同学院で修士課程修了。2016年大阪大学法学研究科で博士(法学)取得。専門は日中戦争史、近代日中関係史、政治的シンボルと記憶についての研究。現在大阪大学院国際公共政策研究家助教(Assistant Professor)
  • 著者について

    鄒燦 (スウ サン)
    鄒 燦
    中国湖南省出身。
    2008年中国南開大学歴史学院卒業、2011年同学院で修士課程修了。2016年大阪大学法学研究科で博士(法学)取得。専門は日中戦争史、近代日中関係史。現在大阪大学大学院国際公共政策研究科助教。
    主要業績:
    「盧溝橋事件とその後の中国共産党―対国民党政策の展開と抗日を中心に」『現代中国研究』第32号、2013年。
    「抗戦初期日本媒体的戦争宣伝:以『東京日日新聞』為個案」『民国档案』(中国)第125号、2016年。
    「日本占領下の華中における盧溝橋事件記念の諸相と対日協力政権のジレンマ」『現代中国研究』第39号、2017年。

「盧溝橋事件記念日」をめぐる日本と中国―政治的語りに見る日中戦争像の比較研究 の商品スペック

商品仕様
出版社名:大阪大学出版会 ※出版地:吹田
著者名:鄒 燦(著)
発行年月日:2018/02/28
ISBN-10:4872595947
ISBN-13:9784872595949
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:歴史総記
言語:日本語
ページ数:278ページ
縦:20cm
他の大阪大学出版会の書籍を探す

    大阪大学出版会 「盧溝橋事件記念日」をめぐる日本と中国―政治的語りに見る日中戦争像の比較研究 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!