交錯する世界 自然と文化の脱構築―フィリップ・デスコラとの対話(環境人間学と地域) [全集叢書]
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交錯する世界 自然と文化の脱構築―フィリップ・デスコラとの対話(環境人間学と地域) [全集叢書]

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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2018/03/30
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交錯する世界 自然と文化の脱構築―フィリップ・デスコラとの対話(環境人間学と地域) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    環境と人間、自然と文化のとらえ方に蔓延した二元的な対立構図を打ち破るものは何か。「自然は人間に復讐するか」「自然は人間の友達か」「自然は主体性をもつか」「自然は境界を超えるか」という四つの問題提起に、人類学、哲学、美学、心理学、思想史、社会学、コモンズ論をはじめとする多様な人文・社会学の領域から取り組む。
  • 目次

    まえがき
    序章 人文知の脱構築-世界認識の大転換に向けて   秋道智彌
     1 自然と文化の二元論と中心主義
     2 アニミズムとトーテミズム
     3 自然と文化の二元論を超えて
     4 共生とコモンズ論
     5 新しい知の構築にむけて

    第I部 自然は人間に復讐するか

    I 親切な獲物たち-アマゾニアの狩りにおける狩猟鳥獣のあつかい   フィリップ・デスコラ
     1 動植物の「人格」と意思疎通
     2 動物を死に至らしめること
     3 「罪悪感」のテーゼ
     4 親族としての動物
    第1章 クジラと人-日本人の自然観を解体する   秋道智彌
     1 野生動物と人間
     2 デスコラの野生動物論とクジラ
     3 クジラと人の多様な関係性
     4 長州捕鯨と鯨墓
     5 金子みすゞと生命観
     6 鯨墓からモニュメントへ
     7 クジラ論から考えるデスコラの存在論
    第2章 鳥人の形象論-扮装と変身   秋道智彌
     1 鳥人の形象論-象徴・アイコン・儀礼
     2 鳥人の実像
     3 鳥人と変身の世界
     4 鳥人と扮装・変換
     5 鳥人イメージの伝播と変容
     6 おわりに

    第II部 自然は人間の友達か
    II 「野生」と「馴化」   フィリップ・デスコラ
     1 環境・土地の認識の仕方
     2 アチュアール族における植物の「野生」と「馴化」
     3 動物の「野生」と「家畜化」
     4 「森」と「庭」
     5 「サト」と「ヤマ」
     6 「森」と「家」
     7 「エクメーネ」と「エレーメ」
    第3章 放牧と世界認識-東アフリカ牧畜社会の人-動物関係   波佐間逸博
     1 はじめに
     2 サバンナ牧畜民の日常生活
     3 対他関係の独自性-個へのアテンション
     4 異種間の身体コミュニケーションとしての群れ
     5 重層体としての群れ、生きられる個体性
     6 まとめにかえて
    第4章 実験動物と神経生理学における「自然」について   池田光穂
     1 自然の存在論について
     2 実験動物の必要性
     3 実験室のなかの動物
     4 動物実験の秘義化
     5 実験動物の位相-供犠とマテリアルの間
     6 動物という自然の論証過程
     7 結論

    第III部 自然は主体性をもつか
    III 自然は誰のものか   フィリップ・デスコラ
    第5章 デスコラのアニミズム論と逆Z形の精神史   山田仁史
     1 アチュアール族の下で
     2 健全なエキゾティシズム
     3 存在論としてのアニミズム
     4 人類精神史として
    第6章 自然と主体性オギュスタン・ベルク
     1 「誰」とはどういうものか
     2 二元論の再検討
     3 “Sujet”の多義性と危うさ
     4 「自然」は natureであったのか
     5 自然の主体性の外閉
     6 赤ん坊は本当に「立つべくして立った」のか
     7 「べく」を環世界学の立場で再考する
     8 「コース」を環世界学の立場で再考する

    第IV部 自然は境界を超えるか
    IV 形象化のアトリエ   フィリップ・デスコラ
    第7章 仮面にみる自然と文化の表象   吉田憲司
     1 はじめに
     2 仮面の表情
     3 ザンビア、チェワ社会の仮面結社「ニャウ」
     4 「異界」の表象としての仮面
    第8章 「形象化の人類学」の射程   下山大助
     1 「自然の人類学」から「形象化の人類学」へ
     2 「形象化の人類学」の理論的位相
     3 「形象化の人類学」から「風景の人類学」へ
     4 おわりに- 「開(ひら)かれ」としての「形象化」へ-
    終章-自然と文化の脱構築から見える地平   秋道智彌
     1 鳥人から考える三極モデル-自然・人間・超自然
     2 野生と馴化の二元論を超えて
     3 デスコラの自然主義・アニミズムをめぐって
     4 形象化と風景論
     5 類推主義の展開-複合体とメタ構造
     6 主体性論と環境保全

    あとがき
    索  引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    秋道 智彌(アキミチ トモヤ)
    山梨県立富士山世界遺産センター所長。専門分野:生態人類学

    デスコラ,フィリップ(デスコラ,フィリップ/Descola,Phillipe)
    コレージュ・ド・フランス「自然の人類学」講座教授。専門分野:社会人類学。パリ高等研究実習院(EPHE)第6部門にてC・レヴィ=ストロースに師事し、1983年、パリ社会科学高等研究院(EHESS)にて社会人類学博士号を取得。以後、同院で講座主任・研究主任等を歴任。2000年、コレージュ・ド・フランス「自然の人類学」講座教授に就任。各国で客員教授、公開講座などを数多く務める。教育功労勲章、レジオン・ドヌール勲章、国家功労賞他、コスモス国際賞
  • 内容紹介

    環境と人間、自然と文化のとらえ方に蔓延した二元的な対立構図を打ち破るものは何か。「自然は人間に復習するか」「自然は人間の友達か」「自然は主体性をもつか」「自然は境界を超えるか」という四つの問題提起に、人類学、哲学、美学、心理学、思想史、社会学、コモンズ論をはじめとする多様な人文・社会学の領域から取り組む。
  • 著者について

    秋道 智彌 (アキミチ トモヤ)
    山梨県立富士山世界遺産センター所長
    専門分野:生態人類学
    主な著作:『魚と人の文明論』、『越境するコモンズ』(単著、臨川書店)、『サンゴ礁に生きる海人』(単著、穃樹書林)、『漁撈の民族誌』(単著、昭和堂)、『コモンズの地球史』(単著、岩波書店)、『海に生きる』(単著、東京大学出版会)、『クジラは誰のものか』(単著、筑摩書房)

交錯する世界 自然と文化の脱構築―フィリップ・デスコラとの対話(環境人間学と地域) の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会 ※出版地:京都
著者名:秋道 智彌(編)/フィリップ デスコラ(寄稿)
発行年月日:2018/03/30
ISBN-10:4814001479
ISBN-13:9784814001477
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:民族・風習
言語:日本語
ページ数:432ページ
縦:22cm
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