明治の津和野人たち-幕末・維新を生き延びた小藩の物語 [単行本]
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明治の津和野人たち-幕末・維新を生き延びた小藩の物語 [単行本]
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明治の津和野人たち-幕末・維新を生き延びた小藩の物語 [単行本]

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明治の津和野人たち-幕末・維新を生き延びた小藩の物語 の 商品概要

  • 目次

    はじめに


    第一章 津和野人たちの明治維新

    津和野藩の明治維新前後史 亀井玆監と福羽美静を中心に 〇一二
    最後の藩主亀井玆監による藩政改革/玆監の文教改革/藩校の学則を制定した国学者岡熊臣/明治政府の宗教政策に影響を与えた大国隆正/亀井玆監の情報戦略/行動派国学者福羽美静/長州藩の動きと津和野藩/幕府軍目付長谷川久三郎の津和野入り/軍目付引渡しを巡る藩境での攻防/和解の宴で謡曲「羅生門」を唱和/美静、幕府の劣勢を説く/長州「俗論派」領袖椋梨藤太、津和野藩で逮捕される/最後の内戦「戊辰戦争」へ/明治新政府の宗教政策と津和野/明治新政府での福羽美静/亀井玆監の「廃藩置県」建議

    幕末の志士になった天才和算家と津和野藩和算三大家 〇四六
    天才和算家、桑本才次郎/和算家から幕末の志士に転身/斬殺への経緯/事件後の経過/『奉公事蹟』とは/数学史研究家の感想/『奉公事蹟』以外の文献/津和野藩が生んだ「和算三大家」/津和野藩の和算三大家の祖 堀田仁助/堀田仁助と桑本才次郎をつないだ木村俊左衛門

    幕府と明治政府の双方で独自の活躍をした 西周 〇六六
    勉学に励む幼少期/「一代還俗」を命ぜられる/黒船を見て脱藩/オランダ留学を実現/徳川慶喜のブレーンとして日本初の憲法草案を起草/脱藩を許した藩主の求めに応じて百日間の帰郷/啓蒙思想家として官民を問わず大活躍/最晩年も研究の日々

    津和野藩の乙女峠 キリシタン迫害史 〇七九
    現在の「乙女峠まつり」/永井隆博士の絶筆『乙女峠』/「乙女峠」という地名について/「津和野本学」とキリスト教/福羽美静、高木仙右衛門と面会する/津和野での「説得」「吟味」「拷問」/迫害の終焉と喜びの帰還/地元住民の感情と交流/「乙女峠」の基礎をつくったビリヨン神父/ビリヨン神父の「光琳寺のキリシタン講演会」/ネーベル神父の思い出/キリシタン追福碑「至福の碑」/進められる列福列聖運動


    第二章 明治を駆け抜けた津和野人たち

    日本近代紡績業の草分け 山辺丈夫 一二二
    不屈の精神は二人の父から/イギリスの大学へ遊学/日本初の従軍カメラマン亀井玆明(一八六一~一八九六)の生涯/渋沢栄一の支援を受けて紡績機械技術の習得に転向/血と汗の努力結実

    日本地質学の父 小藤文次郎 一二九
    地質学を専攻に選ぶ/貢進生制度と文次郎/師はナウマン博士/文次郎の博士号/濃尾大地震で成果/文次郎の学問的業績/国際的に高い評価

    国産イチゴ第一号の生みの親 福羽逸人 一四二
    イチゴは大人気の果物/新宿御苑の管理者として/幼い頃は勉強嫌いのガキ大将/多くの海外出張、パリ万博にも/日本初、イチゴ品種改良に成功/新宿御苑ほか、多くの都市公園も手がける/玄人はだしの料理人

    北海道に生涯を捧げた 高岡兄弟 一五三
    兄・初代札幌市長高岡直吉(一八六〇~一九四二)/弟・第三代北海道大学総長高岡熊雄(一八七一~一九六一)

    島村抱月とともに演劇一筋の劇作家 中村吉蔵 一五九
    行商から逃げて読書に没頭/懸賞小説の一位に/アメリカへ遊学を決意/社会劇から史劇へ/母のために最晩年に博士号を取得

    「趣味講演」を創始した異色の童話家 天野雉彦 一六六
    松永善五郎著『天野雉彦小伝』/甥は徳川夢声/島根師範ののち上京、デビュー/独自の境地を開拓

    校正の神様として文人に愛された奇人 神代種亮 一七四
    荷風と交遊 信頼も厚く/号「帚葉」と本名「種亮」について/教員を経て上京/豊富な知識は文豪らも絶賛

    短くも華やかな生涯の新劇女優 伊沢蘭奢 一八六
    愛児を残して離婚、上京/二十九歳の遅すぎる初舞台/最高傑作『マダムX』での迫真の演技

    日本脳外科の先駆者 中田瑞穂 一九四
    静かに雪の降るは好き/俳句との出会いと留学、新潟へ

    膨大な民俗を記録した在野の民俗学者 大庭良美 一九七
    民俗学が生涯の仕事/宮本常一博士も絶賛/野尻抱影と大庭少年の出会いと交流/民俗学の師は宮本常一博士/多くの「師」や「友」に恵まれた生涯/透明感溢れる文章の魅力/大クスノキとともに

    第二回芥川賞候補となった作家 伊藤佐喜雄 二一二
    母伊沢蘭奢と離別/文学同人誌に参加/第二回芥川賞候補に/上京して文筆活動に専念/戦後再び上京、児童書も多く執筆/抒情豊かな「津和野小唄」を作詞

    なぜ津和野から多くの文化人が? 二二一
    本当に「多い」のか?/藩校教育と藩費国内留学/維新後も郷土の子弟に奨学金や寄宿舎


    第三章 津和野と鷗外

    鷗外、その生涯と津和野への回帰 二三〇
    誕生の喜び/母とともに勉学事始め/藩校「養老館」へ入学/藩主の目にとまった秀才ぶり/上京、東大入学、そして陸軍入り/ドイツ留学とエリーゼ/作家・鷗外の誕生/充電の小倉時代/軍医の最高位と豊熟な作家活動/陸軍退役、そして史伝の世界へ/死に臨んで/津和野人の見る鷗外と西周

    鷗外の遺言を再考する 二六六
    遺言本文/鷗外研究者・文学者たちの見方/伊藤佐喜雄の見方/安野光雅の見方/山崎国紀の見方/山崎一穎の見方/筆者の見方

    鷗外旧宅余話 二八六
    二度移築された鷗外旧宅/鷗外三十三回忌記念行事/「扣鈕」詩碑の建立をめぐって~森於菟の書簡をたどる~/詩碑後日談

    鷗外、太宰、清張の意外な関係 三〇六
    太宰治と松本清張の意外な共通点とは/鷗外と同じ場所に眠る太宰/鷗外を作家の出発点とする清張

    My鷗外語録 一一九、二二 七、三一四

    資料 三一九

    おわりに 三二四
  • 内容紹介

    小説家 伊東潤氏推薦!「幕府と長州藩の間に挟まれた津和野藩の状況は、大国の間で生きていかねばならない現代日本の問題と酷似している。」

    森鴎外、西周……。なぜ山あいの小さな藩から、武ではなく文で活躍する多くの者たちが輩出されたのか。約4万石の小さな藩が激動の幕末・ 明治を生き抜いた秘密は、 豊富な人材とそれを育てた教育にあった!津和野の人物の魅力、 歴史をまとめた1冊。
  • 著者について

    山岡 浩二 (ヤマオカ コウジ)
    1956年、津和野生まれ。同在住。津和野町観光協会副会長・ 津和野の自然と歴史を守る会会長・ 中国浙江大学城市学院客座教授など。津和野町役場勤務中(森鷗 外記念館スタッフ・商工観光課長・総務課長など) から郷土史研究、森鷗外研究などを行なう。2011年退職後は、 上記役職のほか、講演・執筆を中心に活動。著書に『 津和野をつづる~生粋の津和野人による津和野覚書』( モルフプランニング刊)、『津和野藩ものがたり』(共著、 山陰中央新報社刊)などがある。

明治の津和野人たち-幕末・維新を生き延びた小藩の物語 の商品スペック

商品仕様
出版社名:堀之内出版
著者名:山岡 浩二(著)
発行年月日:2018/06
ISBN-10:4909237364
ISBN-13:9784909237361
判型:B6
発売社名:トランスビュー
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:326ページ
縦:19cm
横:13cm
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