憲法9条へのカタバシス [単行本]
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憲法9条へのカタバシス [単行本]

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出版社:みすず書房
販売開始日: 2018/04/26
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憲法9条へのカタバシス [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    精緻な9条2項論、ソクラテス・メソッドを駆使して説く憲法改正問題、近代市民社会の基底を問う圧巻の漱石・鴎外論、通説を鮮やかに覆すホッブズ論まで、ローマ法学者が見透す9条の構造。
  • 目次

    序――日本国憲法9条の政治的弁証に向けて
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    1 日本国憲法9条2項前段に関するロマニストの小さな問題提起
      1 問題
      2 若干の迂回
      3 問題の置き換え

    2 法学再入門:秘密の扉 ぜんべえドンとオハナぼう、番外篇――ポンポコ山に憲法改正の危機
      事態を見つめよう
      誰のものでもない
      ポンポコ山の桃太郎
      まず落ち着いて徹底的に解剖しよう
      自分が座っている椅子を自分で蹴飛ばしてはいけません

    3 知性の尊厳と政治の存亡――三谷太一郎『人は時代といかに向き合うか』

    4 政治はどこにあるか

    5 夏目漱石『それから』が投げかけ続ける問題
      0 序
      1 ジャンル
      2 設定
      3 問題
      4 問題の変幻、「胡麻化し」の先送り
      5 問題のトポグラフィー
      6 échangeの連鎖
      7 「胡麻化し」の深層
      8 二つの自然
      9 壁
      10 エピローグ

    6 森鷗外と「クリチック」
      0 序
      1 考証学
      2 「クリチック」
      3 江戸末期考証学者たちのlibertinage
      4 自律的知的階層
      5 文芸化の脈絡
      6 小さな分岐
      7 お玉
      8 安寿
      9 結

    7 Hobbes, De civeにおけるmetus概念
      0 序
      1 政治(公権力)形成の直接の土台
      2 基層たる概念構成
      3 Thoukydides
      4 Hobbes再解釈の試み

    8 日本国憲法9条改正の歴史的意味
      1
      2
      3

    あとがき
    索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    木庭 顕(コバ アキラ)
    1951年、東京に生まれる。1974年、東京大学法学部卒業。東京大学名誉教授。専門はローマ法
  • 出版社からのコメント

    ローマ法の碩学がクリアに見透す9条の構造。ストレートな9条論、圧巻の漱石論・鷗外論(書き下ろし)、通説を覆すホッブズ論まで。
  • 内容紹介

    憲法9条とりわけ2項をどう解釈すればいいのだろうか。今まで一度も真に理解しないまま、粗雑な議論で花芽を摘んでいいはずがない。カタバシスは「下降行」、転じて、冥府に降り、過去の人物に遭うこと、さらに転じて、時間軸を遡ることをいう。タイムトンネルをくぐり、明晰に著者は立論する。
    9条は、パリ不戦条約が自衛権留保によって空洞化したという苦い歴史的経験の上に立つものであった。自衛概念の危険性は、ホッブズが遙かトゥーキュディデースの書物を最深部まで読み込み、その克服の見事なロジックを組み上げたものであった。
    〈こうして、既に9条1項は、一見不戦条約をそのまま継承するものに見えて、自衛のための戦争をも否定する〉〈2項はさらに、占有線を越えない実力形成といえども内部をトータルに軍事化して他国の軍事化に対抗し抑止力(報復力)を得るものであればこれを禁ずる趣旨である。これが自衛権拡張の主要なヴィークルだからである〉そして〈政治システム存立にとって不可欠の原則を宣明したこれらの規定は憲法に不可欠であり、削除することは政治システムの破壊に等しいから、改正は違法である〉

    精緻にしてストレートな9条論、ソクラテス・メソッド(対話)を駆使して説く憲法改正問題、近代市民社会の基底を問う圧巻の漱石論・鷗外論(書き下ろし)から、自衛戦争を正当化したとされる通説を鮮やかに覆すホッブズ論まで、ローマ法を専門とする碩学がクリアに見透す9条の構造。
  • 著者について

    木庭 顕 (コバアキラ)
    1951年、東京に生まれる。1974年、東京大学法学部卒業。東京大学名誉教授。専門はローマ法。著書に、三部作『政治の成立』(1997)『デモクラシーの古典的基礎』(2003)『法存立の歴史的基盤』(2009、日本学士院賞受賞、以上東京大学出版会)、『ローマ法案内――現代の法律家のために』(羽鳥書店、2010、新版、勁草書房、2017)、『現代日本法へのカタバシス』(羽鳥書店、2011、新版、みすず書房、近刊)、『[笑うケースメソッド]現代日本民法の基礎を問う』(2015)『[笑うケースメソッドII]現代日本公法の基礎を問う』(2017、以上勁草書房)、『法学再入門 秘密の扉 民事法篇』(有斐閣、2016)、『憲法9条へのカタバシス』(みすず書房、2018)ほか。

憲法9条へのカタバシス [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:木庭 顕(著)
発行年月日:2018/04/25
ISBN-10:4622086735
ISBN-13:9784622086734
判型:A5
対象:教養
発行形態:単行本
内容:法律
言語:日本語
ページ数:217ページ
縦:22cm
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