吉野作造と柳田国男―大正デモクラシーが生んだ「在野の精神」(シリーズ・人と文化の探究〈16〉) [全集叢書]
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吉野作造と柳田国男―大正デモクラシーが生んだ「在野の精神」(シリーズ・人と文化の探究〈16〉) [全集叢書]

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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2018/03/30
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吉野作造と柳田国男―大正デモクラシーが生んだ「在野の精神」(シリーズ・人と文化の探究〈16〉) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「大正デモクラシー」の学問といえば柳田民俗学がその象徴とされてきたが、吉野作造の明治文化研究も在野性や反権力性が論じられてきた。本書では、吉野の「民本主義」論、東アジア論の全体から明治文化研究を読みなおし、その学問の本質を明らかにする。また柳田国男の思想をキリスト教精神、アカデミズム、政治という観点から再検討し、両者の学問に通じる第一次世界大戦のインパクト、普遍性への希求という特徴を明らかにする。
  • 目次

    はしがき

    序 章 吉野作造と柳田国男の比較研究
     1 吉野と柳田の思想比較
     2 研究の対象時期とテーマ・時期区分


     第Ⅰ部 「大正デモクラシー」と宗教精神

    第一章 吉野作造における「国体」と「神社問題」--キリスト教精神の普遍化と国家神道批判
     1 「内面的権威」と「服従」
     2 キリスト教と国家との対立・調和
     3 「国体」の普遍的基礎としての宗教精神
     4 神社問題に対する批判
     5 普遍的で合理的な「道徳」による「国体」の改造

    第二章 柳田国男における民間「神道」観の成立とキリスト教--「国民倫理」形成と神社合祀政策批判
     1 民間「神道」研究への道のり
     2 キリスト教と「幽冥教」の狭間で
     3 山人の実在と境の神信仰の探求
     4 民間「神道」発見におけるキリスト教の役割

    第三章 柳田国男における「固有信仰」と「世界民俗学」--キリスト教との関連から
     1 「母子神」と聖母マリア
     2 「固有信仰」とJ・G・フレイザー--「母子神」信仰を中心に
     3 『桃太郎の誕生』とキリスト教
     4 日本の「固有信仰」の特徴と「世界民俗学」
     5 「固有信仰」とキリスト教


     第Ⅱ部 現実の政治認識と学説

    第四章 1920年代の柳田と吉野の政治思想--「共同団結の自治」と「政治的自由」
     1 「大正デモクラット」の共通点と相違点
     2 植民地統治政策および移民政策批判
     3 「国民総体の幸福」と「国民の自由」
     4 両者における「政治」

    第五章 「デモクラシー」と「生存権」--吉野作造と福田徳三との思想的交錯
     1 「経済的デモクラシー」をめぐって
     2 黎明会以前
     3 第一次世界大戦観および「ソーシャル・デモクラシー」をめぐる論争
     4 吉野・福田の思想的交錯
     5 黎明会解散後
     6 「自由」と「自決」のデモクラシー

    第六章 「共同団結の自治」実現への模索--「民俗」の価値および神道政策への提言
     1 「民俗」と民主国家及び戦争
     2 普選と産業組合における「親方制度」の影響
     3 口語教育による「民主主義」育成
     4 大政翼賛会と柳田民俗学
     5 無格社整理問題に対する筧克彦意見と柳田
     6 「共同団結の自治」実現のための政策の提唱

    第七章 吉野作造の「現代」政治史研究--政治史講義を中心に
     1 「明治文化研究」の再検討
     2 社会変革思想としての「民本主義」
     3 中国革命史研究から日中関係の展望へ
     4 明治維新期の民間世論と立憲君主制
     5 尾佐竹猛『維新前後に於ける立憲思想の研究』との比較
     6 「民本主義」の世界史的展開の構想

    第八章 「郷土研究」とアカデミズム史学--「神話」研究の再興及び歴史資料論
     1 柳田民俗学とアカデミズムの関係再考
     2 久米邦武事件後の記紀神話・民間信仰研究
     3 歴史資料論における「郷土研究」とアカデミズム史学
     4 中世史開拓における協同と「伝説」の史的価値をめぐる対立


    終 章 「大正デモクラシー」の学問の特徴
     1 キリスト教・「帝国」日本・歴史
     2 「大正デモクラシー」の学問の特徴と現代

    補 章 「新しい歴史学」と「我々の文化史学」
     1 「文化史」=歴史学界の新潮流
     2 『史学雑誌』・『史林』・『史学』彙報欄の「民俗学」
     3 「新しい歴史学」と柳田国男
     4 実証主義に基づく国民「文化史」の構築


    主要参考文献
    あとがき
    事項索引
    人名索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    田澤 晴子(タザワ ハルコ)
    1966年東京都生まれ。名古屋大学大学院環境学研究科博士後期課程修了。岐阜大学教育学部准教授
  • 出版社からのコメント

    「帝国」日本における共同社会のあり方とは…… 普遍と固有を問い続けた大正知識人の思索。
  • 内容紹介

    「大正デモクラシー」の学問といえば柳田民俗学がその象徴とされてきたが、吉野作造の明治文化研究も在野性や反権力性が論じられてきた。本書では、吉野の「民本主義」論、東アジア論の全体から明治文化研究を読みなおし、その学問の本質を明らかにする。また柳田の思想をキリスト教精神、アカデミズム、政治という観点から再検討し、両者の学問に通じる第一次世界大戦のインパクト、普遍性への希求という特徴を明らかにする。
  • 著者について

    田澤 晴子 (タザワ ハルコ)
    2018年3月現在岐阜大学教育学部准教授。

吉野作造と柳田国男―大正デモクラシーが生んだ「在野の精神」(シリーズ・人と文化の探究〈16〉) の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:田澤 晴子(著)
発行年月日:2018/03/30
ISBN-10:4623081613
ISBN-13:9784623081615
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:315ページ ※309,6P
縦:22cm
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